■激戦の「コンパクトSUV市場」注目の3台とは?
2024年7月に日本導入がアナウンスされ、10月にデビューを果たしたスズキ「フロンクス」は、スタイリッシュなクーペスタイルで登場したコンパクトSUVです。
すでに各方面から「よく出来ている」と高い評価を受けており、注目モデルの1つとなっています。
【画像】カッコいい! これがスズキの新型「小さな高級SUV」です! 画像を見る
ただし、このコンパクトSUVカテゴリーは、軽スーパーハイトワゴンに匹敵する激戦区。大型モデルの多い高級ブランドのレクサスでさえもコンパクトSUV「LBX」を投入するほど、“売れているカテゴリー”となっています。
コンパクトSUVに厳密には定義はありませんが、おおよそ「排気量1リッター~1.5リッター前後(ハイブリッド含む)で全長4m~4.3m前後」あたりがひとつの基準となっており、なかでも1.5リッタークラスのエンジンを搭載しているモデルは、1つ上のミドルクラスに負けない装備と個性を持つ魅力的なモデルが多くあります。
そんなかスズキはインドで生産される新型フロンクスを輸入して日本で販売。
全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mmという全長4mを切るコンパクトなボディに、近未来的でスタイリッシュなエクステリアを採用、高級感漂うインテリアに扱いやすい1.5リッターエンジン+マイルドハイブリッドを搭載し、2WDと4WDの選択が可能です。
なお、4WDは日本仕様のみの設定となり、「ジムニー」や「エスクード」で培った技術を搭載することから、悪路走破性もかなり良さそう。価格(消費税込)は254万1000円~282万7000円です。
全くの新型モデルということは新型フロンクスのセールスポイントですが、逆にユーザーからの認知度はまだまだといったところ。それに対してライバルたちは、すでに市場から高評価を受け人気も安定しているという強みがあるでしょう。
そんな数あるコンパクトSUVのライバルたちのなかから、トヨタ「ヤリスクロス」とホンダ「WR-V」と比較してみます。
新車販売台数(登録車部門)で常に上位を堅守するコンパクトカー「ヤリス」のSUV版として2020年に登場したのがヤリスクロスで、ヤリスシリーズの約6割を占める売り上げを誇ります。
ヤリスクロスの魅力のひとつが、「GA-B」プラットフォームを採用したことによる基本設計の良さ。さらにハイブリッドシステム「THS-II」搭載グレードも設定され、高い安全性を誇る「トヨタセーフティセンス」は全車標準装備、街乗りでもちょっとした悪路でも走れる軽快さも支持される要因となっています。
その反面、1.5リッターエンジンを搭載するライバルたちが4気筒なのに対し、ヤリスクロスは3気筒を採用。エンジンのフィーリングがやや気になるところがあるかもしれません。
またインテリアの質感も「質実剛健」と言うユーザーも多く、高級感は希薄ですが、それでも普遍的な都市型SUV的なスタイリングは「派手ではないが飽きないデザイン」と評価は高めです。ただし外観の大きさとは裏腹に車内の狭さを指摘する意見も見られます。
ヤリスクロスの価格(消費税込)は190万7000円~315万6000円です。
■フロンクスと同じインド製のホンダ「WR-V」どんなモデル?
そして、新型フロンクスと同じく、インドで企画・生産され日本に導入されたのがWR-Vで、2024年4月に発売されました。
WR-V最大の魅力は、クラス最大に近い車内空間の広さ。もちろん全体も大きく、サイズ的にはホンダ「ヴェゼル」と同等でミドルクラスといってもいいくらい。
それでいて、209万8000円~248万9000円というお手頃価格で購入できるのも、かなりお得感があるといえるでしょう。
エクステリアは多少アクの強さを感じさせますが、サイズと相まって堂々とした存在感があり、無駄なものを極力省いた「シンプルイズベスト」なインテリアは好感が持てます。
では、なぜWR-Vが手頃な価格が実現できたのかといえば「非ハイブリッド」「排気量小さめ(1.5リッター)」「2WDのみ」「装備を簡素化」しているから。
1.5リッターガソリンエンジンの動力性能は必要にして十分といったところで、ネットでも「こんなもんです」と割り切っている人が多い印象です。
ちなみに電動パーキングブレーキもシートヒーターも設定されていないのですが、安全装備や運転支援システムは手抜きなくフル装備。
華美と思える電子系装備や装飾は少なく、実用的でガンガン使える1台といえます。
※ ※ ※
コンパクトSUVは、世界的にも人気が高いカテゴリーとなっており、どのモデルも主張がはっきりしていて選びやすいというメリットもあります。
さまざまなモデルがあるからこそ、自分のライフスタイルに適した1台を選ぶことができそうです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「冬はガソリンの減りが早い…」なぜなのか “何もしてないのに”ここまで燃費が悪くなる! 何したら良くなる?
圏央道の「新IC」が2025年春開業へ! 既存ICからわずか3.5km でも“かなり便利”に!?
最近みかける「ナンバー読み取り駐車場」なぜ増加? 利用者側も「ラク」だけど「料金踏み倒し」は起きないの? 「悪質利用者」どうしてる? 実はメリット多い「革新的サービス」 どう成り立っているのか
街に溢れる「トヨタ・アルヴェル」は手が届かない…! なら! アンダー400万円で買える「ヴォクシー」はどう? 特にモデリスタエアロは存在感凄いぜ!
追い越し車線をノロノロ走り続けるクルマに出会ったら…左車線から「追い抜き」はダメでも「追い越し」ならオッケー?
追い越し車線をノロノロ走り続けるクルマに出会ったら…左車線から「追い抜き」はダメでも「追い越し」ならオッケー?
じつは一充電200kmも走れば十分な人が多数! 日産サクラ&三菱eKクロスEVが売れている現状に世界は目を向けるべき
日本で400人未満しか持っていない種類の運転免許も! 需要はあれどハードル高めの「二種免許」の世界!!
街に溢れる「トヨタ・アルヴェル」は手が届かない…! なら! アンダー400万円で買える「ヴォクシー」はどう? 特にモデリスタエアロは存在感凄いぜ!
「冬はガソリンの減りが早い…」なぜなのか “何もしてないのに”ここまで燃費が悪くなる! 何したら良くなる?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
最近WRVをちょくちょく見かけるようになった。
違った車種でヒットさせて欲しい。
特に、スズキはコンパクトカーに長けてますからコンパクトで燃費良く、しかも人も荷物も沢山乗れる車で勝負して欲しいです。