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IMSA、デイトナでのチェッカーフラッグ提示ミスを認める。早とちりで24時間レースが”23時間58分25秒”レースに

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IMSA、デイトナでのチェッカーフラッグ提示ミスを認める。早とちりで24時間レースが”23時間58分25秒”レースに

 2024年のIMSAスポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間レースで、チェッカーフラッグが予定よりも早く振られるトラブルが発生した。主催者側はこれが審判上のミスだったと認めた。

 レースは終盤、フェリペ・ナッセが駆るポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの7号車963と、トム・ブロンクヴィストが駆るウェーレイン・キャデラック・レーシング(アクション・エクスプレス)の31号車Vシリーズ.Rの壮絶な優勝争いが展開されていた。

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 しかし24時間のうち残り3分の時点で、最終ラップを示すホワイトフラッグが振られ、混乱が生じた。

 事実上、GTDクラスの首位に最初にホワイトフラッグが振られ、24時間00分3秒261経過時点でフィニッシュラインを超えたが、これは本来総合優勝となるGTPクラスのドライバーが記録するようなタイムだ。

 GTPクラスのトップを走っていたナッセは、NBCテレビのテロップでは残り2周と表示されていたにも関わらず、24時間のうち残り1分35秒277というところでチェッカーフラッグを受けることとなった。

 チェッカーフラッグはたとえ誤ったタイミングで提示されたとしてもレース終了を意味するが、優勝した7号車ポルシェと2位の31号車キャデラックの差はわずか2.112秒。幻となった事実上の最終ラップで何かが起きていた可能性もある。

 IMSAの声明は以下の通りだ。

「レースコントロールにおける審判上のミスにより、不注意にもIMSAはレース残り3分を切ったところでホワイトフラッグを提示した」

「そしてラップの最後、レースをリードしていたGTPクラスの7号車は残り1分35秒277でチェッカーフラッグを受け、レースは予定されていた24時間に実質1周足らない状況で終了した」

「2024年IMSAスポーティングレギュレーション及び基本付録レギュレーションの第49条に基づき、トップ車両が予定周回数を完了する前、または規定時間が経過する前に不注意などによりチェッカーフラッグが提示された場合、フラッグが提示された時点でレースは終了したものとみなされる」

 7号車のチェッカードライバーを務めたナッセは、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのストラテジストであるティム・シンドリックから、レースが終了すると確信するまでプッシュし続けるように言われたと明かした。

 レース後、ナッセは次のように語った。

「レースが終わったと分かるまでスロットルを踏み続けるんだ。そうだろう?」

「ティム・シンドリックが無線でそう言ったんだ。僕も混乱していたよ」

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