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ブリヂストン ALENZA LX100はオンロードSUV向けタイヤ。テスト試乗でわかった想像以上の快適性

掲載 更新 3
ブリヂストン ALENZA LX100はオンロードSUV向けタイヤ。テスト試乗でわかった想像以上の快適性

SUVの世界的な拡大に伴い、タイヤもSUV専用モデルが多く投入されてきている。そんな中、ブリヂストンからオンロードSUV向けに、快適性を追求した「ALENZA LX100(アレンザ LX100)」が発売された。その印象は想像以上に快適なものだった。

プレミアムタイヤブランド「ALENZA」の中でも快適性能を重視したタイヤ
日本だけでなく、世界的にクロスオーバーSUV市場は拡大傾向にある。とくにセダンやミニバンからの乗り換えで選ばれるケースが多く、生活の一部として使われるオンロード領域のSUV車両が増えてきている。

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当然、それに対応するべくタイヤもSUV専用タイヤが続々と登場しているが、ブリヂストンは2020年2月からオンロードSUV向けコンフォートタイヤ「ALENZA LX100」を販売している。

このタイヤはオンロード向けのプレミアムSUVタイヤブランドである「ALENZA(アレンザ)」のニューモデルで、タイヤに求められる性能の中でも静粛性や乗り心地の良さといった快適性能を重視している。

まず静粛性を向上させるテクノロジーとして、ALENZA LX100にはブリヂストンのサイレントテクノロジーである「3Dノイズ抑制グルーブ」、「シークレットグルーブ」、「3Dノイズカットデザイン」を採用。これにより新品時・摩耗時の静粛性を向上しており、社内データでは、従来品のDEULER(デューラー) H/L850と比較して、騒音エネルギーを22%低減させている。

さらに通常、タイヤの摩耗度に比例して大きくなるノイズにも着目しており、60%摩耗時で同従来品比騒音エネルギーを9%低減させることに成功している。また、SUV特有の使われ方を考慮しており、非対称新パタンの採用やブロック剛性の最適化を行うことにより、摩耗ライフも同従来品比で5%向上させている。そのほかでは、SUV専用構造である高剛性ケースを採用し、ふらつきや乗り心地といった操安性能にも配慮している。

乗り比べてわかったALENZA LX100の高い静粛性と優れた乗り心地
ALENZA LX100に試乗する前に、まずはオンロードSUV向けの中でも運動性能を重視した「ALENZA 001」を装着したアウディQ5に試乗する。

走り出してすぐに、タイヤの滑らかさを感じる。路面のザラつきをハンドルから伝えてくることが少なく、とてもスムーズに走ることができる。また、直進性が非常に高いだけでなく、ハンドルを切ったときのフロントの反応が良く、運動性能を重視していることがわかった。

次にALENZA LX100を装着したアウディ Q5に試乗する。するとどうだろう、先ほど試乗したALENZA 001よりも路面のアタリがマイルドに感じられる。つまり乗り心地がいい。路面の凹凸をタイヤがきっちりと吸収してくれていることがわかる。

そして、とにかく静かだ。SUVでは「ゴォー」というロードノイズが気になることが多いが、それがほとんど耳に届いてこない。また、「シャー」というパターンノイズも極力抑えられており、走行中の風切り音の方が気になったくらいだ。これは正直、想像以上で、タイヤでこれだけ静かになるのは嬉しい限りだ。

ただ、ハンドルを切った時のフロントの反応は、ALENZA 001と比べると若干マイルドな方向だ。これは快適性を重視した結果で、それでもまったく気になるようなものでもない。むしろ、人によってはクイックすぎないこちらの方が好みの人もいるかもしれない。おそらく最初に試乗したALENZA 001はポルシェやジャガーなどのハイパワーなSUVにマッチするだろう。

従来品も不満はないが、ALENZA LX100
次のハリアーでは、従来品のDUELER H/L850とALENZA LX100での比較試乗をすることができた。すでにALENZA LX100に試乗した後ということもあって、DUELER H/L850の試乗では、「まあ、これが普通だよな」といった印象。気にしなければ取り立てて不満を感じることはないのだが、ALENZA LX100と比較してしまうと静粛性、乗り心地のいずれも後者の方が優れており、改めてその優秀性を確認することができた。

ブリヂストンのプレミアムコンフォートタイヤといえば「REGNO(レグノ)」が有名だが、SUVユーザーにとっては、性能をSUV向けに特化させたALENZA LX100の方がより大きな恩恵を受けることができそう。インポートSUVのみならず、国産コンパクトSUVにもマッチしそうだ。

ALENZA LX100の発売サイズは195/80R15~285/40R22の全39サイズで、いずれもメーカー小売り希望価格制を導入している(2万240円~10万100円)。(文/写真:Motor Magazine編集部 加藤英昭)

[ アルバム : ALENZA LX100 はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

3件
  • いやいや同クラスのライバルであるヨコハマのブルーアースXTはウェット性能aで、
    トーヨーのプロクセス系のSUVタイヤが
    ウェット性能a〜bなのに、後出しの
    ブリヂストンがウェット性能cとか
    ふざけてるの?

    それでいて値段も国産の中で一番高いとか
    消費者を舐め過ぎ。
  • 小中型SUV向けかな?見た感じレグノとエコピア混ぜた感じだね。
    街乗りでコロコロさせる分にはAlenza 001よりはしなやかでお値段もお手頃なのかね。
    Alenza001だと大型SUVやHPS標準のパフォーマンスSUV向けでもあるし。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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