■その場で「旋回」も可能!? 超先端技術搭載の「次期型ジムニー」とは
スズキは2024年7月17日、EV(電気自動車)戦略を含めた2024年以降の戦略を発表しました。
そこで思い出すのが第45回「東京モーターショー2017」で発表したコンセプトカー「e-SURVIVOR(イー サバイバー)」です。どのようなクルマだったのでしょうか。
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スズキが発表した技術戦略では、行動理念である「小・少・軽・短・美」を基に、今後も技術開発を継続するとのこと。
戦略の中にはEVも含まれていました。
EVでも、同様に「小・少・軽・短・美」の理念に基づいて開発を継続。少ないエネルギーで走行できる軽量なプラットフォーム、小型・高効率のE-Axle、生活範囲をカバーできる合理的な容量で充電時間も短い小型バッテリー、高耐久・高安全な電動技術などを継続的に開発するといいます。
ちなみにスズキは、すでに高効率なEV専用駆動装置を実現するため、2速のトランスミッションの搭載を考えています。
カナダのInmotiveとパートナーシップを結び、EV用の2速ギア「Ingear」を共同開発中で、2024年4月18日に開発が第2段階に入ったとのことです。Ingearは、EVの航続距離を最大15%、加速も最大15%向上することが可能とのこと。
四輪EVへの搭載をベースに開発しているようですが、二輪車、ATV(オール テレイン ヴィークル)、マリンといった様々なモビリティへ搭載する構想もあるようです。
今回のスズキの発表を受けて思い起こすのは、第45回「東京モーターショー2017」に出展されたコンセプトカーのイー サバイバーです。
イメージしたのは近未来の「ジムニー」で、フロントフェイスに丸目2眼のヘッドライトと5穴のグリルを採用し、らしさを演出しています。
2人乗りですが、屋根が開放されたオープンカーとなっており、普段の生活はもちろん、ATVのように遊びたくなるデザインです。
そんなジムニー風のオープンカー、イー サバイバーの駆動方式は、もちろん四輪駆動(4WD)です。
ジムニーの4WDといえば、その駆動力と高い悪路走破力に定評がありますが、イー サバイバーはその上をゆく機構を採用しています。
四輪それぞれに独立型のモーターを搭載しているのです。ということは、四輪それぞれ違った動きをすることが可能になります。
左右輪の回転差を制御してハンドル操作を最小限にする「トルクベクタリング」はもちろん可能。悪路でも四輪の回転をそれぞれ制御できるので、走破性が格段に高まります。
さらに片側を前転させてもう片側を後転させれば、戦車のようにその場で旋回させることが可能です。
※ ※ ※
ジムニー同様、長らく本格四輪駆動車「Gクラス」をラインナップするメルセデス・ベンツは、2023年の第1回「ジャパン モビリティショー」の場で、四輪独立モーターのGクラス、「コンセプトEQG」を発表しています。
四輪独立モーターを搭載し、その場で回転する戦車のような動きも実際に公開しました。
もしスズキがこの機構の開発を水面下で続け、次期型ジムニーに搭載したら、Gクラスにも負けない走破性とブランド力を手に入れられるのではないでしょうか。
EVの航続距離の問題はあるにせよ、エンジン車ではできない駆動制御が実現すれば、ジムニーは国内最強の走破性を持ったSUVに進化するでしょう。
イー サバイバーの登場から5年以上が経過していますが、進化版「イー サバイバー Ver.2(仮)」の登場を楽しみに待つ人はいるはずです。
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