ハースF1のギュンター・シュタイナー代表は、リバティ・メディア主導のもと、F1レースウィークのエンタメ性は改善してきていると考えているが、”古典的なレース”はまだやるべきことがあると指摘している。
F1はNetflixのドキュメンタリーシリーズをきっかけにアメリカ国内での人気を拡大。今年はマイアミ、オースティン、ラスベガスと3つのグランプリが開催される。
■F1マイアミGPは”2年目の壁”を乗り越えられたのか? 2度目の開催で見えてきたそのポテンシャル
先日行なわれたマイアミGPは今年が2年目だったが、多数の観客を集め、大いに盛り上がりを見せた。特にマイアミGPはコース外のイベント水準を引き上げており、今年初開催となるラスベガスGPに向けてはさらなるレベルに引き上げてくることが期待されている。
シュタイナー代表はF1のコース外を含めたエンタメ性に関して、ファンにとってはコース外でのアクティビティがとても重要になっていると語りつつ、F1は以前よりも改善を進められていると述べた。
「エンタメ性は以前よりもずっと良くなっていると思う」
「以前、我々はレースを……ありきたりなレースをしていた。あるレースを行なって、また次のレースをする。我々はそれ以外していなかった。モータースポーツファンのためにレースをしていたんだ」
「リバティ・メディアが来るまで、このスポーツはアメリカでは大成功していなかった。私も以前は理解できていなかったが、ここにきてより理解できたと思う」
「ただ、理解するためにはここに住む必要があると思う。アメリカ人はコンスタントなエンターテインメントを期待している。次にクルマが走るまで、3時間もその場に座って待っているだけではなくね。彼らは何かをしたい、何かを楽しみたいと思っているんだ」
「その他のイベントとしては、コンサートやエンターテインメントエリアがある。子供を連れてきているなら、グランドスタンドや丘に陣取るよりも、そういったものを楽しみたいと思うだろう」
「12才の子に『またクルマが走るまで2時間待て』と言わなければならないことを考えてみて欲しい。かなり厳しいだろう」
シュタイナー代表はコース上のアクションとコース外のイベントを上手く組み合わせている例として、シンガポールGPを挙げている。ただ、彼もグランプリレースが最も重要な存在であることに変わりはないと強調する。
「F1はそういった点で、非常に良い仕事をしていると思う。彼らはレース以外にも多くのイベントを設け始めたんだ。シンガポールや、その他のレースでもだ」
「彼らの行動は適切なモノだったと思う。スポーツが全ての中心にあることは変わらない。F1のレースがあり、金曜と土曜のよるには高級なコンサートがある」
「コンサートが中心で、ついでに日曜にレースがあるというわけではない。その逆だ。彼らはとても良くやっていると思うし、ここ(マイアミ)で彼らはそれをより盛り上げていったと思う」
「レースだけをする……我々が古典的なレースと呼ぶような大会にも、こういった状況に追いつくためのチャンスはあるはずだ。2023年の今、人々はもっとエンタメを求めている」
「彼らはただ単に自動車レースを見たいだけではない。F1はこの5年間、消費者にそういったモノを提供するために非常に優れた仕事をしてきたと思う。それはF1レース以上のモノがありつつも、中心はF1レースだからだ」
「彼らはその事を忘れていない。このグランプリの価値はF1レースにあり、DJやコンサートではないんだ。それらは付加価値であり、非常に重要なモノではあるが、核ではない」
アメリカのNASCARとも関わり合いの深いシュタイナーは、F1がパドックへのアクセス性という点で学ぶところがあったと語っている。
「NASCARは今我々がやっているように多くのエンタメを周囲に配置していなかったと思う。その点で、彼らは我々の少し後ろにいる。だが、F1もNASCARから学ぶことがあり、それはより多くの人にアクセスしやすいようにすることだった」
「パドックには昔よりも遥かに多くの人が集まって、パートナーやスポンサー探しにやってくる可能性があるんだ」
「NASCARでもホットパスなどといったことをやっている。こういった事が、より良く行なわれているのを彼らも見てきたんだと思う」
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