究極のグランドツアラーはトータル782馬力・1000Nm
ベントレーモーターズは2024年6月26日、コンチネンタルGTシリーズの第4世代となる新型「コンチネンタルGTスピード」を発表しました。
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同時にコンバーチブルの「コンチネンタルGTCスピード」も発表されています。
パワートレーンには、事前に発表されていた「ウルトラ ハイパフォーマンス ハイブリッド」が搭載されています。これは新型コンチネンタルGTスピードのために開発された完全新設計のものです。
最高出力600馬力を発生する新設計の4リッターV型8気筒エンジンと190psを発揮する電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドで、システム最高出力は782馬力を発生、0−100km/h加速は3.2秒、最高速度は335km/hというパフォーマンスを発揮します。
システム最大トルクは1000Nm。W12エンジンを搭載した従来型のコンチネンタルGTスピードの最大トルクが900Nmだったことを考えると11%以上増加しています。
そしてシステム最高出力は19%増加しました。新型コンチネンタルGTスピードは、第2世代のスーパースポーツやコーチビルドのバトゥールを上回る、ベントレー史上もっともパワフルなモデルとなりました。
その強力なパワーは8速DCTとエレクトロニック リミテッドスリップデファレンシャル(eLSD)を介して4輪に伝達され、あらゆる状況で傑出したパワーデリバリーと確かなトラクションをもたらします。このシステムは、センターデフを介して前後のトルク配分を最適化し、左右のトルクはブレーキを使用して正確に制御します。
また、EVモードも備えています。電気モーターだけで190馬力・450Nmを発生しますから、ほとんどのシーンで問題なくクルマの流れにのって走れます。電気だけで81km(EUドライブサイクル)、トータルで859kmの走行が可能です。
EVモードではアクセルを最大75%まで踏み込んだ状態で140km/hまで出すことが可能です。バッテリーチャージャーとバッテリーの容量が大幅に改善され、最大充電電力は11kW、満充電までわずか2時間45分ほどです。
シャシは、新設計の「ベントレー パフォーマンス アクティブ シャシ」です。これには、アクティブ オールホイールドライブ、エレクトロニック リミテッドスリップデフ、オールホイール ステアリング、トルクベクタリング(前後および左右)、アクティブアンチロール システムであるベントレー ダイナミックライド、新世代のESC制御ソフトウェアが装備されます。
加えて、より洗練されたチューニングを可能とする新設計のデュアルバルブ ダンパーシステムとデュアルチャンバー エアスプリングも装備されます。これらすべてが相まって、パフォーマンス、ハンドリング、そして快適性が、これまで以上に素晴らしい融合を遂げています。
大胆な変更といえるシングルヘッドライトの採用
エクステリアは、1952年のRタイプ コンチネンタル以来、ベントレーの伝統とされてきた3つの重要なデザインを継承しています。
まずは、2ドアのモダン ベントレーを踏襲した「眠れる野獣」のようなフォルムです。デザイナーの言葉を借りれば「静かに座す虎」のイメージです。泰然自若でありながら、ひとたび走り出せば驚異的なパワーを発揮します。
次に、車両のフロント部分はサラブレッドの美しい立ち姿からインスピレーションを得たデザインで、この並外れたラグジュアリー グランドツアラーの存在感を際立たせます。そして3つ目は「エンドレス ボンネット」と呼ばれる、ボンネットからボディへと水平に伸びる力強いラインで、これが高性能エンジンと加速性能を想像させます。
また、コンチネンタルGTの20年の歴史の中でもっとも大胆な変更といえるのは、シングルヘッドライトの採用です。
コーチビルドされたベントレーを除けば、1959年のヒット作「S2」から現在に至るまでずっと、シングルヘッドライトのベントレーが製作されたことはありませんでした。
シングルヘッドライトがコンチネンタルGTのフロントフェイスを引き締め、獲物を狙う虎のような表情を演出します。
リアまわりのデザインも見直されました。リアダウンフォースを発生させる空力デザインがトランクリッドに盛り込まれているので、展開式リアスポイラーは必要ありません。
バンパーは堂々としたデザインで車幅を際立たせ、装飾が少なくすっきりとしています。斬新なデザインのテールライトはグラフィックがワイドになり、トランクリッドまで伸びています。
世界トップクラスの美しいインテリアは、新型コンチネンタルGTスピードにも継承されています。シートとドアにはモダンファッションデザインからインスパイアされた精巧なキルトパターンが新たに採用されています。
彫刻を思わせるキルティング、フェードアウトしていくパーフォレーション、新デザインのキルト刺繍が施されたキャビンが乗員を最高の環境で包み込みます。
ベントレー ローテーションディスプレイも従来型から継承されています。
これは●12.3インチの高解像度ディスプレイ、●優美なアナログメーター3個、そして●手作業で仕上げられてフェイシアとひと続きになるウッドパネル、の3面で構成されるユニットです。ボタンに触れるだけで希望の面を選択できます。
インフォテインメントとドライバーアシストのテクノロジーも大幅に進化しています。自動で駐車できるインテリジェント パークアシスト、微粒子フィルター付きのエアコン、携帯電話とのペアリングによるコネクテッドカーサービス、そしてさまざまなアプリをスマートフォンを経由せずに楽しめる「マイ ベントレー App スタジオ」などが装備されています。
※ ※ ※
今回、コンバーチブルのコンチネンタルGTCスピードも同時に発表されました。クーペとコンバーチブルが同時に発表されるのは、コンチネンタル シリーズ史上初です。
7ボウ ファブリック ルーフシステムを搭載し、48km/h以下で走行していれば19秒でルーフを開閉できます。ソフトトップのカラーはツイードを含む7色から選べます。
コンチネンタルGTCスピードの0−100km/h加速は、コンバーチブルのグランドツアラーとしては驚異的な3.4秒です。最高速度は電子制御リミッターの作動する285km/hです。
なお、ベントレーは新型コンチネンタルGTスピードのパフォーマンスの素晴らしさを証明するため、世界最長の海底道路トンネルであるノルウェーのルフケトンネル(全長14.4km)で新たな速度記録に挑戦しました。
再生可能な第2世代のバイオ燃料を使用し、100%再生可能な資源から得た電気で充電したコンチネンタルGTスピードは、停止状態から最高速度335km/hまでわずか33秒で加速しました。撮影のために数回走行する中で、非公式ながら、トンネル内での世界最高速度という新記録を樹立しました。
この世界記録挑戦プロジェクトの詳細などは、後日公開される予定です。
新型コンチネンタルGTスピードとコンチネンタルGTCスピードは、英国クルー本社のドリームファクトリーで、すべて手作業で製作されます。生産および納車は、2024年の第3四半期に開始される予定です。
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