■「N-VAN デナリ」のイメージは1980年代の欧州バン風!?
ホンダ「N-VAN(エヌバン)」は、軽乗用車のプラットフォームをベースに誕生した軽商用バンで、従来のワンボックスタイプのバン同様の貨物用途に加え、走行性能も優れることから個人ユーザーからも広く支持を集めています。
そんな人気モデルのN-VANは、各社からカスタマイズパーツも数多く用意され、レトロな雰囲気にイメージチェンジさせるボディキットも数多く見られます。
【画像】レトロ感満点! N-VANカスタム「DENALI(デナリ)」を写真で見る(50枚)
N-VANは、2018年7月に発売を開始したホンダの軽「N」シリーズ初の商用バンモデルです。
従来のワンボックス型バンに代わり、軽スーパーハイトワゴン「N-BOX(エヌボックス)」の低床プラットフォームをベースに、最大限の荷室空間と使い勝手を確保するよう専用設計されています。
後席に加え助手席まで床下に完全収納し、荷室を最大化したのが特徴です。
さらに、助手席側ドアのセンターピラーをなくし、サイド側からの動線を確保するなど、新たな価値も生み出しています。
さらにターボエンジン仕様も用意するなど、軽乗用車譲りの走行性能を備えるほか、快適装備や先進運転支援機能などを充実させたグレードも用意しています。
またホンダ車の純正アクセサリーなどを手がける関連会社のホンダアクセスも、個人ユーザーの需要を見越してN-VAN用に専用パーツを豊富に用意。
車内での車中泊も可能な「マルチボード」や「プライバシーシェード」、外部のAC電源を車内に取り込み車内で活用できる「外部電力入力キット」など、数々の便利装備が揃います。
こうした個人ユーザーの需要の高まりを受け、サードパーティ各社からも、N-VAN用の様々なカスタマイズパーツが数多く登場しています。
今回紹介するボディキット「N-VAN DENALI(以下、N-VAN デナリ)」も、そんなアイテムの1つです。
手がけたのは、ボディキットなど自動車用アフターパーツなどを製造・販売するDAMD(ダムド)。同社では、N-VAN デナリ以外にもN-VAN用パーツは数多く設定しています。
N-VAN デナリは、2020年1月に開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン2020」で、同時発表の「N-VAN マリブ」と共に初公開されました。
2モデルともN-VANのフロント周りをごっそり交換し、イメージを一新させるボディキットのラインナップです。
N-VAN マリブが、日産が1989年に販売したパイクカー「パオ」をほうふつとさせるレトロなムードなのに対し、N-VAN デナリは、1980年代のフォルクスワーゲン「T3(ヴァナゴン)」風のスクエアなグリルと丸目2灯の組み合わせを特徴とします。
N-VAN デナリは、樹脂製のボディパーツや灯火類、ステー/配線ハーネスなどフロント周り一式を「フェイスチェンジキット」としてセットで販売するほか、オプションで「クラシックテールランプ」や「ウッドストライプ」「MALIBU シートカバー」なども用意し、さらにビンテージテイストを高めます。
DAMDはN-VAN デナリについて、次のように説明します。
「N-VANをベースに、クルマを中心に旅をしながら生活する『VANLIFE』をテーマに開発しました。
剛健な出で立ちの「N-VAN DENALI」は、空へ突き抜けるような山をテーマに、さまざまな冒険やアウトドアをサポートする力強い1台です」
※ ※ ※
N-VANをクラシカルな雰囲気にイメージチェンジさせるN-VAN デナリのフェイスチェンジキットは、消費税込み価格19万8000円(未塗装)です。
さらに新車のN-VANをベースに、これらのパーツを組み込んだコンプリートカーとしての販売も行われています。
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