中古車購入 [2024.02.02 UP]
BMWデビューにおすすめ! 予算300万円以下で乗れるBMWの中古車4選
輸入車といえばやっぱりBMW……そう考えるユーザーは今でも少なくない。かつてはBMW 3シリーズが六本木のカローラといわれて売れたが、今も昔もBMWは成功者が乗るクルマの象徴になっている。昨年秋のジャパンモビリティショーや今年初めの東京オートサロンにもBMWが出展するなど、日本市場への展開にも力が入れられている。そこで今回は、BMWの中古車をピックアップ。ビギナーにもおすすめできる300万円以下のリーズナブルなモデルを4台選んで紹介しよう。
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BMWってどんなところがスゴいの?
BMWの大きな魅力となるのは走りの性能。最近は国産車でもずいぶんレベルが上がっており、BMWをはじめとする輸入車に負けず劣らずになってきた。しかしBMWはさらに進化を続けており、世界でもトップクラスのドライビングプレジャーを持っている。具体的にはハンドリングの正確性。狙ったラインをトレースしやすいのは、高いボディ剛性と突き詰められたサスペンション設計によるもの。また、プレミアムブランドゆえ内外装のクオリティも一級品。良いモノを長く使いたいユーザーの願いを叶えてくれる。そして個性的なエクステリアも見どころ。キドニーグリルと呼ばれる2分割のフロントグリルは、長らくBMWのアイコンとなってきた。アバンギャルドなデザインも、国産車にはない大きな特徴といえそうだ。
BMW 1シリーズ(先代)
BMWのエントリーモデルである1シリーズは、シングルからファミリーまで幅広く使えるコンパクトモデルだ。初代がデビューしたのは2004年で、このクラスのハッチバックでは珍しい後輪駆動のプラットフォームを採用したのが特徴。2011年にはフルモデルチェンジを受けて2代目が登場している。こちらも後輪駆動のシャシーを採用しており、走りに一層磨きがかけられた。パワートレインは当初1.6Lガソリンターボを搭載したが、後に1.5Lガソリンターボや2.0Lディーゼルターボを設定するなどバリエーションを拡大。さらに、高性能モデルとして3.0Lガソリンターボを搭載した「M135i」と「M140i」は、走りをとことん楽しみたいスポーツカーファン垂涎のスポーツモデルとなっている。
2019年11月に3代目となる現行型1シリーズが登場。こちらは前輪駆動シャシーに置き換えられたため、走りを楽しむなら先代モデルがベストチョイス。中古車価格帯は50万円~350万円と手頃なゾーンに落ち着いており、予算300万円以内であればトップモデルの「135i」すら手が届く。コンパクトなボディで運転がしやすく、初めてのBMWならこれ以上の選択肢はないだろう。
BMW 3シリーズ
BMWといえば3シリーズを最初に思い浮かべるひとが多い。まさにブランドの代名詞となる3シリーズは、半世紀近くの歴史を誇るBMWのミドルクラスシリーズ。過去のモデルも含めると、セダンを中心にステーションワゴン、クーペ、カブリオレなどさまざまなボディバリエーションを設定してきたのも特徴。今回ピックアップするのは2012年に登場した先代モデルのセダン(F30)。全長4.6m、全幅1.8mという大きすぎないボディは、日本の道路事情にもぴったりマッチする。当初は2.0Lガソリンターボが設定されたが、後にディーゼル、ハイブリッドモデルも登場。豊富なパワートレインも大きな魅力となっている。もちろん走りも折り紙付きで、自分で積極的にステアリングを握りたくなるスポーツセダン。大人4名のロングドライブも快適にこなせる万能選手だ。
登場からすでに10年以上が経過しており、相場はかなり下がっている。中古車価格帯は70万円~350万円で、低走行車でも200万円台の予算で狙っていける。物件豊富かつ安価なのは初期の2.0Lガソリンターボを搭載した「320i」だが、最近は高年式の1.5Lガソリンターボを搭載した「318i」、2.0Lディーゼルターボを搭載した「320d」も値下がりしている。また、物件は少なく探しにくいが、高い動力性能と燃費を両立した「アクティブハイブリッド3」も100万円台で探すことができる。
BMW X1(先代)
いま流行りのSUVも、300万円以内の予算で狙えるクルマが存在する。2015年に発売された先代BMW X1は、プレミアムブランドに相応しい内外装と走りを備えた鉄板チョイスだ。ボディサイズは、およそ全長4.5m、全幅1.8mとSUVとしてはコンパクト。しかし前輪駆動のプラットフォームゆえ室内は広く、実用性が高いのが特徴。パワートレインは当初1.5Lガソリンターボ、2.0Lガソリンターボを搭載していたが、後に2.0Lディーゼルターボも追加されている。オールマイティに使えるBMW X1は、初めてBMWに乗るビギナーにもおすすめの1台といえよう。
昨年新型が登場したことで、中古車相場は下降傾向にある。BMWは中古車になると価格が大きく下がる傾向があり、X1もこれに当てはまる。中古車参考価格帯は140万円~400万円となっており、200万円台半ばの予算があれば幅広く探せる。グレードは、ディーゼルモデル「xDrive18d」が大半を占めており、なかでもスポーツサスペンションやスポーツシートを採用したMスポーツが目立つ。
BMW 2シリーズ アクティブツアラー
より広々とした室内空間を求めるなら、BMW 2シリーズ アクティブツアラーという選択肢もある。2014年に登場したこのモデルは、前輪駆動シャシーを採用したMPV(マルチパーパスビークル)。全長4.4m弱のコンパクトなボディに2列シートを備えており、頭上空間にもゆとりがある。パワートレインは1.5Lガソリンターボ、2.0Lガソリンターボ、2.0Lディーゼルターボと幅広く、4WDモデルも設定されていた。なお、3列シート仕様の2シリーズ グランツアラーも存在し、多人数乗車を重視するならこちらを探すのも手。MPVながらも走りの良さはBMWクオリティで、積極的にステアリングを握りたくなるのもライバルにはない魅力といえよう。
中古車価格帯は80万円~300万円で、低予算でも幅広い物件から探せる。高年式・低走行車でも200万円台の予算で買えるため、コストパフォーマンスは非常に高い。逆に言えばリセール時にも価格が付きにくいため、長く乗りたいユーザー向けだ。グレードは、1.5Lガソリンターボの「218i」、2.0Lディーゼルターボの「218d」が主流で、中古車のほとんどが2WD。優れた燃費と力強い加速の「218d」は、幅広いシーンで活躍してくれるはず。
まとめ
今回は、比較的探しやすいエントリーモデルを中心にピックアップしてみた。300万円以内というかぎられた予算でも、先代モデルならばBMWはターゲットに入ることがお分かりいただけたと思う。ちなみに予算400万円以上であれば、5シリーズ、X5などのアッパーミドル系も狙っていける。物件数が多く、取り扱いディーラーも豊富なBMWは、輸入車ビギナーにぴったりのモデルといえるだろう。
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