2021年10月28日にフルモデルチェンジした三菱アウトランダーPHEV。内外装や走行性能ともに1クラス上を目指して開発。3列シート7人乗りの三菱の次世代フラッグシップモデルである。
そのオンライン発表会は、3人のインフルエンサー(影響力のある人物)が自らの体験をもとに新型車の魅力を語るという印象的な内容で展開された。3人はそれぞれアウトランダーPHEVについて、次のように語っている。
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■オーシャンアスリート 荒木汰久治氏「家族のようなクルマ」
荷物を普段からたくさん積むんですけれども、ぜんぶ簡単に積めるし、出し入れもラクでしたね。シートも後ろから簡単に倒れるので、いちいち前に行って倒す必要もないし、(エレクトリックテールゲートで)ドアの開け閉めも一人で簡単にできます。インフレータブルボードは電動ポンプでコンセントからの電気を使って簡単に膨らませることができます。足の操作だけでリヤゲートが閉まって、すぐに沖縄の海にこぎ出せるのはとてもスムーズだし、ラクだなと思いましたね。
走りはアクセルを踏んでも時差がなく、一瞬で加速。静かに一気に加速します。しかも、それで揺れない。とても安定しています。乗れば乗るほど本当に楽しくなりました。運転が楽しかったというのは人生で初めての経験でした。(スタンドアップパドルの)練習のときにここから島の北限までだいたい2時間ぐらい山道をずっと運転するんですよ。新型アウトランダーはアクセルから足を離した瞬間にブレーキがかかって(イノベーティブペダル オペレーションモード)、それはもうとても疲れないし、快適に運転するという経験をしたのは初めてです。パッと見で大きなクルマだなという第一印象はあったんですけれども、旋回してみると案外小回りが利いて、さほど気にならなかったというのは驚きでした。
僕たちの一番の出費はガソリン代です。アウトランダーPHEVだと給油の回数が激減するので、家計に優しいという意味でとても助かりますね。僕にとっての“道具”というのは、「命を守るもの」なんですね。やはりクルマも同じだと思っています。安心できないといけない。路面の状況に合わせて瞬時に対応することが求められます。その意味では、アウトランダーは簡単に走りやすいモードに一瞬で変えられて、僕にとってその走りは感動的でした。
僕の住む島ですと、台風がしょっちゅう来ますので、長時間停電になったときに、このクルマだと12日間電気を供給できるということですから、そういう意味でアウトランダーというのは安心できます。僕は世界から日本の玄関口、沖縄に、世界の一流選手を呼んで選手権を開催するという夢を、この20年間ずっと胸に秘めてきました。そこに電動車両があれば、イベントで使う最低限の電源を確保できたり、救護などにも活躍してくれるでしょう。
このアウトランダーPHEVを運転してみて、クルマを見る目がちょっと変わりました。自分たちを助けてくれる役目、もう本当に家族みたいなものですよね。そんなところに僕はすごく共感を持ち、いっしょに暮らせるクルマなのかなと思いました。
■建築家・デザイナー 鬼木孝一郎氏「建築を変える可能性を感じる」
自分が空間をつくるときって、そのストーリーとかコンセプトというのを大切にしたいなあと思っていて、伝える部分というのはしっかり伝えながら、それ以外の部分というのは引き算みたいな形でですね、シンプルに要素をおさえていく。このクルマも近いような考え方でデザインをされているのかなというふうに思いました。
私はショップのインテリアデザインを中心に建築や展示会の空間デザインをやらせていただいています。
クルマにとっての顔というのは、そのコンセプトを伝えるために重要な部分の1つと考えていますが、アウトランダーのその力強さというのをしっかりと表現できている顔なのではないかと思います。ライトは機能的な理由から下の部分と上の部分の2つに分かれていますが、それがうまくデザインとして取り入れられていると感じています。
ボディサイドは水平のキャラクターラインが特徴的で、後ろと前の部分を横のラインがつなぎ止めてあげて、統一感のある、まとまりのあるデザインになっています。ラインによってできる陰影の部分もとても美しいですね。
あとはタイヤですね。迫力あるタイヤと上屋となるボディのバランスが、クルマに力強さを与えていると思います。
インテリアのなかで最初に目を引くのが水平基調のデザイン。先述のとおり外でも水平のラインがクルマ全体の統一感を出しているのですが、さらに中までも統一することで、中と外のデザインが融合しているようです。走行モードのダイヤルも触ってみると回しやすくて、これって本来であればボタンでもいいはずなんですよね。人の使いやすさを考えてデザインされているんだなと思います。また、シートのレザーも肌触りがよくて、こだわりを感じますし、特徴的なステッチには“手仕事感”を感じます。そういうものがあることによって、空間だったり、プロダクトに対して愛着が湧いてくるのかなと思っていて、そこは共感できるところですね。細部に気が配られていて、広さだったり快適性が生まれているのですね。
あとは給電ができるというところが、建築の在り方にも影響を及ぼすのではないかと考えております。例えば山奥で電気が来ないような場所に小さな小屋を建てて、アウトランダーでそこに行くという生活まで考えられるのかなと思っていまして、今までの住宅の考え方とクルマの考え方の“間みたいなもの”が誕生しそうな、そんな可能性を考えています。
■フードディレクター 川上ミホ氏「サステナブルな選択肢」
私はレシピ開発やメディアでの撮影のディレクションをしております。軽井沢をメインに東京と2拠点の生活をしています。軽井沢の自然豊かな環境のなかで、子供と生活がしたいというのが2つの拠点を持った一番の理由です。自然がより身近になったことで、自然の変化を感じ、環境に対する気持ちがすごく変わりました。よりサステナブル(持続可能)な暮らし方だったり、サステナブルな選択についての関心が非常に高まりましたね。クルマに関しても、より環境に配慮した優しいタイプのものが、気持ち的にフィットしています。
乗ってみると、運転操作がすごく軽くて、レスポンスが早いですよね。走行中にクルマの重さを感じさせずに、バスケットボール選手みたいな感じ。背が高いのになんでこんなに早く動けるんだろう…みたいな。
軽井沢で走るには足まわりがしっかりとしていることが重要です。(アウトランダーは)道路に吸いつく感じがあるためか、急カーブを走ってもグラグラしない感じがします。すごく滑らかに走れて、静かですよね。後席に座る家族と話していても、声がきちんと聞こえて普通に会話ができます。あと視点が高いので、ボディは大きいのですが、運転していても車幅の感覚がつかみやすい。大きさはぜんぜん気にならないです。これは楽しいかも。
マイパイロット(高速道路 同一車線 運転支援システム)を体験したんですけれども、すごく「未来だな」と思ってビックリしました。東京と軽井沢を行き来するときに、渋滞などで疲れるんですよね。そんな時、前のクルマについていって、前車が止まったら止まる。動いたらついていく。本当に運転の疲労が軽減されるなと思いました。
エネルギー補充のシトレスが少ないというのもポイントだと思います。蓄電できるボリュームが大きくて、フル充電にしておけば、かなり距離を走れる(充電電力使用時走行距離=85~87km)。万が一、充電がなくなったとしても、ガソリンで走れる。そこでレッカーみたいなことにならないという安心感はすごくありますね。
キャンプをまだ始めたばかりなんですけれども、自然のなかで食べるご飯っておいしいですよね。お肉をある程度味付けしたりしてからキャンプ場に持っていくんですけれども、鮮度が気になります。それがつねに冷蔵庫で冷えた状態で持っていくのであれば、魚介類でも安心。新鮮なまま衛生的に不安がない状態で持って行けるというのがすごく助かります。それから夜にキャンプでご飯を食べるときに、電源から明かりが取れると、子供が安心なだけではなくて、食卓が華やかになって楽しいですよね。
これからの仕事としては、食に関わりつつなんですけれども、少しサステナブルに触れるような活動をしたいと思っています。やはり選択肢がいろいろある、こういった活動ができるというようなことを提案するような活動をしたいと思っています。クルマもガソリン車があれば、ハイブリッド車、今回のPHEV、バッテリーEVといろいろなタイプがありますが、そのなかで自分のライフスタイルに適した、よりよい選択ができるということが大切だと思っています。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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みんなのコメント
軽が大好物な棺桶おじさんもインフルエンサーw
もちろん悪い意味のみで。