現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > メルセデス・ベンツ「ビジョンEQXX」世界初公開! 一充電で1000km以上走行可能のEVコンセプト

ここから本文です

メルセデス・ベンツ「ビジョンEQXX」世界初公開! 一充電で1000km以上走行可能のEVコンセプト

掲載 更新 22
メルセデス・ベンツ「ビジョンEQXX」世界初公開! 一充電で1000km以上走行可能のEVコンセプト

■Cd値0.17を達成する4ドアクーペEV

 独メルセデス・ベンツは2022年1月3日、電気自動車(EV)コンセプトである「ビジョンEQXX」を世界初公開しました。

【画像】メルセデスの最新EV「ビジョンEQXX」を画像で見る(20枚)

 ビジョンEQXXは、メルセデス・ベンツのEV「EQシリーズ」に登場した新しいコンセプトモデルで、4ドアクーペスタイルのボディタイプです。全長や全幅、全高はは公表されていませんが、ホイールベースは2800mmと発表されており、フラッグシップEV「EQS」のホイールベース3210mm、ミドルサイズEV「EQE」の3120mmよりも短いことがわかります。

 その最大の特徴は高効率化。100km走行あたり10kWh以下というメルセデス・ベンツのEV史上もっとも良いエネルギー効率を実現し、1回の充電で1000km以上の航続可能距離を実現しているといいます。自社で設計/製造した画期的な新システムで、バッテリーからホイールまでの効率は95%を実現しています。

 ビジョンEQXXのバッテリーはおよそ100kWhのエネルギー容量を持ちながら、EQSに搭載したバッテリーパックよりも体積が50%小さく、さらに30%軽量化されているといいます。

 またCd値(空気抵抗係数)0.17という驚異的なエアロダイナミクスも実現。さらにボディだけでなく空力特性を最適化した超低転がり抵抗のタイヤと軽量マグネシウムホイールを搭載することで航続距離を最大化しています。またブレーキシステムもアルミ合金製の軽量ブレーキディスクを採用し、軽量化に貢献しています。

 ルーフには超薄型ソーラーパネルを採用、バッテリーシステムに給電することで最大25kmの航続距離延長を実現するといいます。

 ダイムラーAGおよびメルセデス・ベンツAGの取締役会メンバーで開発・調達担当の最高技術責任者、マーカス・シェイファー氏は以下のようにコメントします。

「ビジョンEQXXを支える技術プログラムは、将来のメルセデス・ベンツのモデルや機能を定義し、実現するものです。

 ビジョンEQXXは、メルセデス・ベンツがラグジュアリーとテクノロジーを組み合わせたブランドであることを、自動車の世界だけでなく、それ以外の世界でも証明するコンセプトカーとなります。

 そして、私たちが開発した方法は、クルマそのものと同様に革命的なものです。ビジョンEQXXは、当社のR&Dセンターの優秀なスタッフが、F1やフォーミュラEプログラムのエンジニアと協力して開発したものです。

 パワートレインがすでに高度に電動化されているモータースポーツの技術革新が、ロードカーの開発にもすぐに役立つことを証明しています。私たちは、革新的な精神と既成概念にとらわれない思考で、現在の開発プロセスに挑戦しています。これこそが真の前進なのです」

こんな記事も読まれています

日産『エルグランド』、15年目の大変身へ! 燃費倍増も、BEV化はおあずけ?
日産『エルグランド』、15年目の大変身へ! 燃費倍増も、BEV化はおあずけ?
レスポンス
ラリージャパンはヒョンデを駆る首位のタナクがクラッシュでトヨタのエバンスが優勝! 日本の勝田は惜しくも表彰台を逃す4位で終幕
ラリージャパンはヒョンデを駆る首位のタナクがクラッシュでトヨタのエバンスが優勝! 日本の勝田は惜しくも表彰台を逃す4位で終幕
WEB CARTOP
スズキが新型「カタナ」発売! めちゃ“レトロ感”あふれる「旧車風デザイン」に反響殺到! “鮮烈ブルー”採用した「レジェンドバイク」最新モデルが凄い人気!
スズキが新型「カタナ」発売! めちゃ“レトロ感”あふれる「旧車風デザイン」に反響殺到! “鮮烈ブルー”採用した「レジェンドバイク」最新モデルが凄い人気!
くるまのニュース
F1シート喪失ボッタスのメルセデスリザーブ復帰は「時間の問題」トト・ウルフ代表認める
F1シート喪失ボッタスのメルセデスリザーブ復帰は「時間の問題」トト・ウルフ代表認める
motorsport.com 日本版
約100万円! トヨタ最新「軽トラック」は使い勝手サイコー! 斬新モデル「エクストラ」は“豪華装備”がすごい! めちゃ「過酷な環境」で愛用される“超タフ軽トラ”の魅力とは!
約100万円! トヨタ最新「軽トラック」は使い勝手サイコー! 斬新モデル「エクストラ」は“豪華装備”がすごい! めちゃ「過酷な環境」で愛用される“超タフ軽トラ”の魅力とは!
くるまのニュース
これがなくっちゃ被っちゃいけない!?「SG規格」とは?【バイク用語辞典】
これがなくっちゃ被っちゃいけない!?「SG規格」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
パンク知らずで空気圧チェックも不要! ブリヂストンの夢のタイヤ「AirFree」に乗ったらアリだった
パンク知らずで空気圧チェックも不要! ブリヂストンの夢のタイヤ「AirFree」に乗ったらアリだった
WEB CARTOP
ステーションワゴン専用モデルに刷新した新型フォルクスワーゲン・パサートが日本で販売開始
ステーションワゴン専用モデルに刷新した新型フォルクスワーゲン・パサートが日本で販売開始
カー・アンド・ドライバー
いすゞ、EV路線バス「エルガEV」の量産を開始
いすゞ、EV路線バス「エルガEV」の量産を開始
日刊自動車新聞
【オープントップ ランクル】ピックアップトラックにも転換可能!トヨタ、SEMAでオープントップ ランドクルーザー コンセプトを初披露!
【オープントップ ランクル】ピックアップトラックにも転換可能!トヨタ、SEMAでオープントップ ランドクルーザー コンセプトを初披露!
AutoBild Japan
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
くるまのニュース
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
レスポンス
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
カー・アンド・ドライバー
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
VAGUE
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
レスポンス
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
WEB CARTOP
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
バイクのニュース
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
くるまのニュース

みんなのコメント

22件
  • >自社で設計/製造した画期的な新システムで、
    >バッテリーからホイールまでの効率は95%を実現。

    自社技術のある会社はやっぱり強い
    BEVでは日本だとホンダと日産に期待するしかないな
  • このビジョンEQXXを見ちゃうと
    トヨタのデザインが昭和からあまり進歩してなくて
    余計なラインとメッキパーツを付ければ高級感出ると勘違いしてるのが露呈する

    とにかくトヨタはシステムはいいがデザインが全然ダメ
    全くときめきを感じない
    長く大切に乗ろう~という気になれない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村