日産パイクカー４兄弟で一番のヒット作「パオ」！ 情報ほぼナシのカタログでも売れた謎のクルマ

都会の人ほど「冒険」を求めていた時代に生まれた「パオ」

　肩のエポーレットや4つのパッチポケット、腰ベルトのついたサファリジャケットというと、70年代に流行りとなったことがあり、当時、筆者も何着か持っていて着回していた覚えがある。そんなサファリルックをまとって乗るのが似合いそうなクルマが「日産パオ」だった。

樹脂パネルを多用した自由なデザイン

　このパオの登場は1989年1月。

Comments

エスカルゴは商業バンだから数出なかったのは仕方ない。
実際に花屋さんとかで使われてたので廃車になった個体も多いです。
今でもBe-1 やパオ見かけますね。30年も前のクルマに見えないです

＞＞日産パイクカー４兄弟で一番のヒット作「パオ」！　

それは販売方法の違いによるところが大ですね。

日産がこういったパイクカーの第一弾たる『Be-1』を出した時は、1万台という限定数でした。
時期がバブル期という事もあって、その数はたった2ヶ月で完売。

その成功を勘案し、『パオ』の場合は受注期間を3ヶ月とし、この期間に予約されたものは全て生産し販売するという限定受注生産を採ったことから『Be-1』『エスカルゴ』『フィガロ』に比べ51,657台と台数が多いだけです。