35年前は強かった外車信仰、クルマの趣味嗜好の変遷を辿る

　1989年に掲載されたランキングのタイトルは「OLを射止めるならいま、このクルマがベスト」。この頃はいいクルマに乗っていれば女の子にモテた時代で、中でも有名な〝外車〟に乗っていることがステータスだった。そんな中5位と健闘していたのがいすゞ自動車から発売された小型のセダン『ジェミニ』で、1989年当時は全編フランスで撮影されたCMが話題となっていた。10位の日産『セフィーロ』も当時はCMが注目されていたようで、国産車のイメージを高めるには、CM戦略が最重要だったことが分かる。

　しかし現代のドライブデートの人気ランキングでは外車ではなく、国産車がズラリと並ぶ。そのうえ街で目につくのはランクインしたようなセダンやスポーツカーではなく、軽自動車やファミリー向けのミニバン、SUVばかり。もはや高額なクルマに乗っていても、女の子を射止められる時代ではない。その上でどんなクルマを選ぶべきか？　センスがますます問われそうだ。

クルマの趣味嗜好ランキング

【1989年】自分で運転したいクルマ・トップ10

当時の『ポルシェ』は山口百恵さんの名曲の歌詞にある「真っ赤」が人気だったそう。

【2022年】男性が選ぶドライブデートで乗りたい車ランキング！※

日産『スカイライン』の人気の秘訣は特別感と格好良さ。日本が誇る名車です。

取材・文／高山 惠　イラスト／フジノマ

※NEXER調べ

Comments

[dar********]

1980年代に、ある自動車雑誌の編集長が「自動車は将来的には白物家電のようになるだろう」と書いていた。当時の自動車ファンは技術に対するこだわりが非常に強く、メーカー側も自分達の技術を熱心に説明していた。しかし最近では本当に白物家電みたいになって来た。

[car********]

この駄文で金が貰えるのか？遊んでるような仕事だなぁ