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デカきゃ広いとは限らない! 国産SUVの「後席広さ」実測ランキングをつけてみたら意外な結果だった!!

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デカきゃ広いとは限らない! 国産SUVの「後席広さ」実測ランキングをつけてみたら意外な結果だった!!

 この記事をまとめると

■国産SUVの2列目のニースペースの広さランキングベスト10を紹介

なんちゃってヨンクだらけの今こそ乗りたい「悪路御用達」の男前国産SUV4選

■後席ニースペースが200mm以上あればゆったり座ることができる

■これまで測定した国産SUVのなかでもっとも広いのは5ナンバーの小型SUVだった

 クロスビーはコンパクトモデルなのにまさかの300mm超え!

 国産SUVの後席ニースペースランキングTOP10を、身長172cmの筆者のドライビングポジション、着座基準で紹介したい。数値は筆者が開発した特殊ツールを使って同様に計測。個人的な感覚では、後席ニースペースが200mm以上あると、かなりゆったり座れ、足も組みやすいという印象だ。なお、主に国産乗用車販売ランキングの上位50台のなかからSUVを抽出しているが、筆者の独断でランキング外の車種も含まれる。(※トヨタ・ランドクルーザー、レクサスのSUVとマツダCX-60は計測するタイミングを逃したので紹介していない。)

 1位 スズキ・クロスビー

 さて、筆者が計測済みの国産SUVのなかで、もっとも後席ニースペースが広かったのは、意外や意外の、スズキ・クロスビーの320mm(後席スライド後端時)だった!! 全長3760全幅1670×全高1705mm、ホイールベース2435mmの5ナンバーサイズのクロスオーバーモデルにして、後席ニースペース300mm超えはすごい。

 もっとも、5ナンバーサイズのプチバンであるソリオの後席ニースペースが最大360mmもあることから、スペーシアなどの軽自動車のクルマ作り、パッケージングから得たミニマムサイズ×マキシマムスペースのノウハウが生きているのだろう。SUVという枠組みを外しても、コンパクトなクルマで後席が広々としているクルマを探しているなら、クロスビーはなかなかの選択になる。もっとも、後席ニースペース320mmの実現は後席を最後端位置にセットした場合。すると荷室の奥行は最大約525mmに対して約360mmにまで減少してしまうのだが……。

 2位 日産アリア

 クロスビーに次ぐ後席ニースペース第2位となるのは、BEVの日産アリアの300mmだ。モダンなインテリア、ソファ感覚のシートによる快適感、先進感はアリアならではで、分厚く豪華なカーペット敷きのフロアはフルフラット。SUVとしての移動するリビング感、寛ぎ感は最上の部類と言っていい。

 3位 ホンダ・ヴェゼル

 日産アリアと僅差で3位につけたのがヴェゼル。フィットベースのクロスオーバーモデルだが、革新のセンタータンクレイアウトによって後席部分のスペース効率を最大限に発揮。フィットもそうだが、ボディサイズ、ホイールベースからは考えられないほどの室内空間、後席居住空間が実現されている。天井方向はやや狭めだが、フラットフロアの足もとは広々。

 4位 トヨタbZ4X/スバル・ソルテラ

 4位もまた最新のBEV、bZ4Xとソルテラだった。後席ニースペースは280mmとゆとりたっぷり。電気自動車ならではの静かな走りと寛ぎ感は文句なしだろう。

 5位 トヨタ・クラウンクロスオーバー

 さすがトヨタの高級車、クラウンである。クロスオーバーモデルでありながら、後席への配慮、もてなし感に手抜きなし。270mmの後席ニースペースを確保している。

 200mm以上あれば狭さはまったく感じない!

 6位 三菱アウトランダー/マツダCX-8

 ある意味、これ1台あればオールラウンダーとして大活躍してくれるのが、2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーのテクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー受賞のアウトランダーだ。PHEVのみの展開で、三菱自慢のオールラウンダーな走破性の高さはもちろん、ガソリン満タン、満充電で約1000キロを走破できる足の長さ、AC100V/1500Wコンセントによって災害時の電源供給車になる頼もしさも大きな魅力。後席(2列目席)のニースペースは最大250mmだ。また、3列シートSUVのマツダCX-8も250mmである。

 7位 ホンダZR-V/トヨタC-HR

 6位の250mmとほぼ同じと言っていい245mmの後席ニースペースを持つのがホンダ最新のSUV、ZR-Vと、すでに生産が終了しているトヨタC-HRだ。とくにZR-Vはフラットフロアや前方見通し性の良さもあって、数値以上の広々さを感じさせる後席と言っていい。

 8位 日産エクストレイル

 8位は2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーのテクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー受賞の日産エクストレイルの235mm。3気筒VCターボエンジン、第二世代e-POWER、電動駆動4輪制御技術のe-4ORCEといった日産渾身の先進技術がテンコ盛りであるだけでなく、走行性能や快適性も文句なし。ちなみに。日産・三菱・ルノーのアライアンスによるCMF-C/Dモジュラープラットフォームはアウトランダーと共通だ。

 9位 スバル・フォレスター

 先に後席ニースペースが200mm以上あると、かなりゆったりと寛げると説明したが、フォレスターの230mmでも足もとは広々。ちなみにアウトバックは220mmで、ほぼ同等の後席ニースペースがあると言っていい。

 10位 スバル・クロストレック/トヨタRAV4/トヨタ・ハリアー

 後席ニースペース200mmを身長172cmの筆者のドライビングポジション、筆者の着座でギリギリにクリアしているのが、210mmのクロストレック、200mmのRAV4、ハリアーだ。実際、筆者が後席に着座しても、広すぎることはないにしても、足もとが狭い……という感覚など皆無。ボディサイズ的にはクロストレックの後席ニースペースに対するがんばり!? がうれしい。CX-5、エクリプスクロスは190mmだが、ほぼ10位と言っていいだろう。

 以下、カローラクロス160mm、CX-30 130mm、ロッキー&ライズ120mm、ヤリスクロス115mmと続く……。(※繰り返しますが、計測していない車種はこのランキングに含まれていません。ご了承を)

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みんなのコメント

37件
  • コペンエクスプレイに乗っています。
    キャッチコピーは「クロスオーバーの異彩。XPLAY」
    後席広さは0だけど、天井なら無限大ですw
  • 後部座席が広すぎるのもどうかと思う、そのしわ寄せがカーゴルームの狭さになる。
    適度の余裕がある車が一番適切だと思いますね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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