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スーパーセブンでお馴染みのケータハムがオールエレクトリック・クーペのコンセプトカー「プロジェクトV」を発表

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スーパーセブンでお馴染みのケータハムがオールエレクトリック・クーペのコンセプトカー「プロジェクトV」を発表

英国ケータハムは、2025年後半から2026年前半に投入予定の軽量のEVクーペのコンセプトカー、プロジェクトVを発表した。そして、7月13日(木)グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初公開する。

最初から電気自動車として設計されたプロジェクトVは、チーフデザイナー、アンソニー・ジャナレリによる作品。生産はイタリアのエンジニアリング会社、イタルデザインが行う。

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プロジェクトVの0-62m/h (100km/h)加速は4.5秒未満、推定最高速度は143m/h (230km/h)、WLTP航続距離は249マイル(400km)。ミニマリストのデザイン哲学は、セブンと同様、プロジェクトVは軽量でシンプルだ。カーボンファイバーとアルミニウムの複合シャシーを採用することで、車両重量1,190kg(2+1シートレイアウト)を目標としている。

ケータハム・カーズのCEO兼、新たに設立されたケータハムEVoのCOO、ボブ・レイシュリーは、次のように述べている:「プロジェクトVは単なるコンセプトやデザインスタディではなく、開発段階を通じてエンジニアリングと生産の実現可能性を検討してきました。」「どのような形やサイズであれ、EVケータハムは、我々のDNAである、軽量でシンプル、比類のないドライビング体験を提供するという、私たちを他の誰とも違う存在にしているものに忠実でなければなりません。」「プロジェクトVは、会社を持続的に成長させ、同時に電動化を探求するという私たちの野心を満たすものです。次の段階の開発と技術能力次第ですが、プロジェクトVは2025年後半から2026年前半に市場に投入する計画であり、価格帯は最低小売価格8万ポンド未満からを目標にしています。」

プロジェクトVのチーフデザイナー、アンソニー・ジャナレリは次のように付け加えている:「ケータハム・セブンのデザインはシンプルかつミニマリストであり、軽量で運転が楽しいという本来の機能のためにデザインされています。プロジェクトVでは、この哲学をスポーツ・クーペのアーキテクチャーに適用し、魅惑的で時代を超越したシルエットを創り上げています。軽さを維持し、ドライバーのエンゲージメントを最適化するためには、重量の観点からすべての機能が本当に必要かどうか正当化されなければなりません。」

プロジェクトVのショーカーは、2+1のシートレイアウト(オプションで2+2)を採用、インテリアの中心には、スマートフォンのミラーリング機能を備えた、シンプルでドライバーにフォーカスしたインフォテインメント・システムがあり、デジタル・インストルメント・クラスターが主要な情報を表示する。ドライバーは、さまざまな環境に合わせて加速と操作性をインテリジェントに調整するドライビング・モードを、ノーマル、スポーツ、スプリントから選択可能。

イタルデザインのビジネス・ディベロプメント・マネージャー、アンドレア・ポルタは次のように語っている:「ケータハムとアンソニー・ジャナレリのパートナーとなり、プロジェクトVを実現できたことを嬉しく思います。あらゆるステップで、将来の生産バージョンを滞りなく市場に投入できるように、商業的に実行可能なコンセプトカーやプロトタイプ車を生産してきた私たちの経験を活用しました。」

ボブ・レイシュリーは続ける:「プロジェクトVはセブンの代わりではなく、セブンを補完するものであり、ケータハムのコアバリューを維持することで、既存の顧客層にアピールし、同時に新しいファンをブランドに引きつけることができると信じています。」 「より実用的なクーペのボディスタイルを採用し、EVのパッケージングの利点を生かすことで、このクルマは日曜日の朝のスプリントだけでなく、買い物や通学にも使用できます。」

VTホールディングスの高橋一穂社長兼CEOは、次のように述べている:「本日、このグッドウッドの地において、我々から2つの新型車両を発表することが出来ることを大変光栄に思います。ケータハムの決して変えてはならない物、時代の要求に応えて変化すべき物、この一見相反する二つの要求を妥協することなく、融合させた結果が、この2つの新型車になります。このプロジェクトに関わったすべての方々、ケータハムのこれまでの50年間を支えていただいたすべての方々に、深く感謝申し上げます。」

プロジェクトVのショーカーは、7月13日(木曜日)、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのケータハムブースで一般公開される。そして、ケータハムEVoが、プロジェクトVに関連するすべてのビジネスおよび投資案件に対応するために設立された。

プロジェクトVの最新情報(WEBサイト)はこちら。

プロジェクトV コンセプト仕様

車両ケータハム・プロジェクトVパワートレインBEV, RWD with single rear-mounted permanent synchronous nominal 400V e-motorバッテリーLi-ion, 55 kWh USOC with advanced thermal managementディメンション全長:4,255mm、全幅:1,893mm、全高:1,226mmホイールベース2,581mm最高出力200kW / 268bhp / 272PS0-62m/h (100km/h)4.5秒未満最高速度143m/h (230km/h)目標重量1190kg未満 DIN質量(2+1シートレイアウト)目標航続距離 (WLTP)249 miles (400km)目標充電時間15 分間で 20-80%充電 (150kW DC 充電器) コンストラクションタイプ 革新的なカーボンファイバーとアルミニウムの複合シャシーと複合ボディワークサスペンションダブルウィッシュボーン(フロント・リア)タイヤ235/35/R19(フロント)285/30/R20(リア)目標最低小売価格80,000ポンド未満より(英国市場)ケータハムについて ケータハム(ケータハム・カーズ・リミテッド)は、1973年にグラハム・ニアンがロータスの創始者コーリン・チャップマンからセブン製造・販売のための型、デザイン、その他独占権を獲得して以来、軽量な2人乗りのスポーツカーを生産している。チャップマンへのオマージュとして、ケータハムは今日も、ドライビング・エクスペリエンスと楽しさをすべての活動の中心に据えることを哲学としています。すべてのお客様にパーソナライズされた体験を提供することを約束し、購入された方が公道とサーキットの両方でご自身の志向と運転の好みに完全に合った車を作るための幅広い選択肢を提供している。現在、ケータハムはケント州ダートフォードに本社を置き、1987年以来、組立てとキットビルドの両方で車を製造。2023年現在、ケータハムは世界の15の主要市場で30以上の公式販売店によって販売されている。 ケータハムは、2009年以来ケータハムの日本市場における輸入代理店である、日本のVTホールディングスが現在所有している。VTホールディングスは、日本最大の自動車ディーラーグループの一つ。

イタルデザインについて イタルデザインは、スタイリング、エンジニアリング、生産、ニュー・モビリティ・ソリューションの各分野において、顧客中心主義であり、MethodおよびFactに根差して操業されている、最先端の企業。2010年からVW/AUDIグループの一員となり、イタリア・トリノのモンカリエーリに本社を置き、イタリア国内外で1,000人以上の従業員を擁し、55年にわたり、モビリティ、製品、輸送デザインの世界で国内外の主要企業や新興企業とコラボレーションを行っている。コンサルティングからクリエイティビティ、量産前プロトタイプや公道走行が合法的に可能な超限定シリーズのエンジニアリングから生産、プロジェクト管理、テストと評価活動、ホモロゲーションへの展開、製品リリースの法的責任、完成品の量産開始時の支援までカバーし、また革新的な技術や先鋭的なプロトタイピングのためのインキュベーターであり、アクセラレーション・プラットフォームでもある。 www.italdesign.it

Text:アウトビルトジャパンPhoto:SCI

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みんなのコメント

4件
  • 車両重量1,190kg。
    目標とは言え、航続距離400km分のバッテリーを積むBEVとしては軽量級ですね。
    比較データとして、MGのBEVは1,950kg有るそうですから、相当な煮詰めが必要でしょう。
    低重心でこの重量ならば、運動性能も高いと予想できます。
  • スペックはほとんど初代テスラロードスター。
    EVの15年の進歩とは。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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