■川畑選手が得意とするフラットダートが多いSSで順位を大幅にアップ!
アジアクロスカントリー(通称AXCR)も残すところあと1日のLEG5に入りました。LEG5が行われたカンチャナブリ~カンチャナブリのSSは、228kmに及ぶロングSSというコースレイアウトです。
【画像】AXCR2024 LEG4「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」のアツい走りを写真で見る!(41枚)
多くのエントラントが長丁場でのコースミスや、高速区間が多いゆえのトラブルや大ダメージに苦しむこととなりました。
そんな中、FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYOTIRESチームは、驚異的な追い上げを見せました。前日までの厳しい状況や度重なるトラブルにもかかわらず、ドライバー川畑選手とナビゲーターのデイチャポン選手は冷静かつ果敢に走行を続け、順位を大幅に上げることに成功します。
このロングステージは、ロングディスタンスのハイスピードステージという難易度の高い極限のチャレンジでしたが、川畑選手が元来得意とするフラットダートが多いSS5での見事な走りは、チームの士気を大いに高める結果となりました。
LEG4 までのさまざまなトラブルを乗り越え、精密なナビゲーションと緻密なドライビングテクニックが見事にかみ合った結果と言えるでしょう。
川畑選手は、昨日のLEG4から鬼神のごとき走りを見せています。彼の卓越したドライビング技術が、大幅なタイムアップを実現し、チームの快進撃を後押しして、参戦している「T1G」クラスで2位まで順位を押し上げる見事な走りを見せました。
しかし、世界一過酷と言われるアジアクロスカントリーラリーは、快進撃を見せるわれわれ127号車に容赦なく牙をむき、SS5ステージの後半では、リアガラスが破損するというアクシデントに見舞われました。
リアガラスが完全になくなってもスピードのペースは落とさない127号車、タイ特有の赤土が大量に車内に舞い込む中でも、川畑選手とデイチャポン選手は意思疎通をしっかりと行い、ミスを極力減らすことに尽力しました。
このような厳しい環境下でも、その影響を感じさせない快進撃を続け、チームは冷静に対応して高いパフォーマンスを維持したままゴールへと到達しました。これにより、総合順位でもさらなる上位進出が期待されます。
この追い上げにより、LEG5では、クラストップとの差を20分にまで縮めてフィニッシュ。勝負の行方は、最終ステージであるLEG6までもつれ込むことになりました。これまでの努力と戦略が、最後のステージでどのように結実するのか、チーム全体が注目しています。
いよいよ明日は約90kmのショートステージとなるSS6となりますが、勝負の行方はどうなるのでしょうか? 引き続き応援をよろしくお願いします。
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