現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ新型「センチュリーSUV」“本当”に登場へ! 価格は2500万円? 防弾仕様もアリ? どんなクルマになるのか

ここから本文です

トヨタ新型「センチュリーSUV」“本当”に登場へ! 価格は2500万円? 防弾仕様もアリ? どんなクルマになるのか

掲載 18
トヨタ新型「センチュリーSUV」“本当”に登場へ! 価格は2500万円? 防弾仕様もアリ? どんなクルマになるのか

■トヨタ新型「センチュリーSUV」の存在が明かされた

 トヨタは2023年6月21日に行われた新型「アルファード/ヴェルファイア」発表会の際、噂になっていた「センチュリーSUV(仮称)」の存在を明らかにし、シルエットを公開した。
 
 なぜアルファードの発表会でセンチュリーSUVなのか。様々な方向から考えてみたい。

【画像】絶対カッコイイ? トヨタ最高級SUV「センチュリーSUV」の予想CGを画像で見る(50枚以上)

 話の発端は、4月の上海ショーでワールドプレミアしたアルファードのレクサスバージョン「LM」である。

2代目LMは日本でも販売する方向で動いており、2000万円を越える価格になる可能性大だ。

 すでに「欲しい」という問い合わせも入っており、少なからぬ台数が売れるんじゃないかと社内で言われているという。

 こうなるとトヨタも「だったらウチだって!」となるだろう。

 トヨタとレクサスは同じ企業ながら、良い意味で競争しています。トヨタの開発陣と話をすると、同じ兄弟関係にあるレクサスより良いクルマを作ろうとしているのだった。

 アルファードをベースにしたLMが2000万円となれば、トヨタとしても競いたいところ。

 ということでセンチュリーSUVです。LMを意識して開発していたワケじゃないものの、デビューするタイミングが重なりそう。

 そしてLMはすでに上海でアンベールされている。だったらトヨタもセンチュリーSUVのティザーしておきましょうか、となったことは容易に想像出来るだろう。

 ミニバンとSUVでボディ形状は大きく異なるけれど、クルマの用途としてはLMとセンチュリーSUVは相当カブる。共にリアシートの居住性を最大限に追求した4人乗りモデルである(LMには3列・7人乗り仕様も存在)。

 セダンのセンチュリーだと、LMのリアシートより天地方向で劣る。SUVなら車高を取れるし、リアウインドウも車体後方なのでリクライニング可能だ。

 ワールドワイドで考えると、ロールスロイス「カリナン」やベントレー「ベンテイガ」もあり、ミニバンより格式高いイメージもある。

 トヨタとしちゃ、レクサスの上を行くクルマを、「センチュリー」という誰もが文句を付けられないブランドで出せるということになります。レクサスだってセンチュリーは超えられない。

 私がLMを考えていた顧客なら、0.1秒も迷わずセンチュリーSUVに狙いを変更することだろう。センチュリーSUVのティザーの場として、アルファードの発表会を選ぶのは当然かと。

 といったことからイメージするセンチュリーSUVって、どんなクルマだろうか。考えていきたい。

■センチュリーSUVどんなクルマになる?

 まずはセンチュリーSUVの価格だ。トヨタにおけるセンチュリーのポジションって「究極」や「至高」と言って良い。優れた素材ならためらわず使う。

 すでに閉鎖してしまったけれど、東京・台場の「ライドワン」(トヨタの大型ショールーム「メガWEB」内にあった、300円でトヨタのほとんどの車種に試乗出来る施設)にセンチュリーもあった。

 試乗した人は「全然違いますね!」と言う。レクサスの最上級モデルであるLSなんか比較対象にならないほどだ。

 センチュリーSUVもまた、世界最高レベルのSUVを目指すと思う。ライバルは前出のカリナンやベンテイガですね。

 ボディサイズでも負けていないだろう。ちなみにカリナンのボディサイズは、全長5340mm×全幅2000mm×全高1835mmもあります。センチュリーセダンの全長5335mm×全幅1930mm×全高1505mmを凌ぐ。

 価格は当然ながらアルファードがベースとなるLMの想定価格2000万円を大きく超えてくるだろう。

現行センチュリーは2008万円。4258万円するカリナンと同等の仕上がりを目指し、価格的な競合は2451万円のベンテイガといった狙いだと予想しておく。バランスなど考えたら下を見て2500万円というイメージかと。

 トヨタとしては、ベンテイガより安価な設定は考えていないだろう。2500万円でもLMと比べたら、妙な表現ながら「お買い得感」は高いと考える。
 公式な式典会場にクルマで乗り付けたことを想像して頂きたい。

 LMは、シルエットからしてアルファードです。クルマに詳しくない人だと、どこにでも走っている車種にしか見えない。

 まして黒色とかだと、地方の人は近所のマイルドヤンキーの兄ちゃんが乗ってるクルマとイメージはダブるかもしれません。

 その点、センチュリーSUVなら全く存在感が違う。セダンのセンチュリーより車高あるため、すんごく目立つことだろう。

 ちなみにご逝去されたエリザベス女王はベンティガを使われていた。我が国も旧式になっている皇室用のセンチュリーの後継車として採用したらいいと思う。

 またボディ形状的に防弾車も作りやすいので、VIP用の車両としてもいい。

 まだ見ぬセンチュリーSUVの試乗が、今から楽しみです。

こんな記事も読まれています

見た目も機能も大満足! 日産キャラバンがベースのキャンパー
見た目も機能も大満足! 日産キャラバンがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
[広すぎる後席]が世間をお騒がせ中!! WR-Vの後席に[インド事情]が深くからんでいる件
[広すぎる後席]が世間をお騒がせ中!! WR-Vの後席に[インド事情]が深くからんでいる件
ベストカーWeb
メルセデスのラッセルが今季2度目のPP獲得。イギリス人がトップ3占める【予選レポート/F1第12戦】
メルセデスのラッセルが今季2度目のPP獲得。イギリス人がトップ3占める【予選レポート/F1第12戦】
AUTOSPORT web
WRCパラグアイ大会の開催が決定。2025年は南アメリカで2ラウンドを実施へ
WRCパラグアイ大会の開催が決定。2025年は南アメリカで2ラウンドを実施へ
AUTOSPORT web
インディカーが全17戦の2025年カレンダーを公開。サーマルクラブ戦がポイントラウンドに
インディカーが全17戦の2025年カレンダーを公開。サーマルクラブ戦がポイントラウンドに
AUTOSPORT web
さすがにウソでしょ~ いいえ、本当なんです!! リモコンキーを頭につけると電波が遠くまで届く!?
さすがにウソでしょ~ いいえ、本当なんです!! リモコンキーを頭につけると電波が遠くまで届く!?
ベストカーWeb
アナリスト視点で読み解く型式認証不正「6・3ショック」 渦巻く議論の中「欠けているもの」がある??
アナリスト視点で読み解く型式認証不正「6・3ショック」 渦巻く議論の中「欠けているもの」がある??
ベストカーWeb
マルティンが後半にペースを上げて勝利。オリベイラ2位でスプリント初のメダル獲得/第9戦ドイツGP
マルティンが後半にペースを上げて勝利。オリベイラ2位でスプリント初のメダル獲得/第9戦ドイツGP
AUTOSPORT web
メルセデス育成アントネッリが初優勝。雨で大荒れの一戦で宮田莉朋は10位/FIA F2第8戦レース1
メルセデス育成アントネッリが初優勝。雨で大荒れの一戦で宮田莉朋は10位/FIA F2第8戦レース1
AUTOSPORT web
RB角田裕毅、“予想外”のイギリスGP入賞に満足「今回は雨に感謝します!」一方でマシンの課題も認識
RB角田裕毅、“予想外”のイギリスGP入賞に満足「今回は雨に感謝します!」一方でマシンの課題も認識
motorsport.com 日本版
久々勝利、しかも母国イギリスで……ルイス・ハミルトン感極まる「こういう自分に戻れるなんて……そう思えない日もあったんだ」
久々勝利、しかも母国イギリスで……ルイス・ハミルトン感極まる「こういう自分に戻れるなんて……そう思えない日もあったんだ」
motorsport.com 日本版
阪口晴南車がSUGO戦のクラッシュでモノコック交換。「開幕戦鈴鹿でポールを獲ったもの」と立川監督
阪口晴南車がSUGO戦のクラッシュでモノコック交換。「開幕戦鈴鹿でポールを獲ったもの」と立川監督
AUTOSPORT web
7度のF1王者ハミルトン、母国優勝! 2年半ぶりの劇的Vに涙を禁じ得ず。RB角田裕毅は10位入賞|イギリスGP決勝
7度のF1王者ハミルトン、母国優勝! 2年半ぶりの劇的Vに涙を禁じ得ず。RB角田裕毅は10位入賞|イギリスGP決勝
motorsport.com 日本版
F1イギリス決勝速報|ハミルトン、母国で2021年以来の優勝! フェルスタッペン&ノリス下す。角田裕毅10位でポイント獲得
F1イギリス決勝速報|ハミルトン、母国で2021年以来の優勝! フェルスタッペン&ノリス下す。角田裕毅10位でポイント獲得
motorsport.com 日本版
EV600kmドライブで見えた!! 日本でEVが普及しない、魅力的に感じられない最大の理由
EV600kmドライブで見えた!! 日本でEVが普及しない、魅力的に感じられない最大の理由
ベストカーWeb
松下信治の交代経緯をTGM Grand Prix池田和広代表が説明。第4戦に向け「外国人ドライバーと交渉中」
松下信治の交代経緯をTGM Grand Prix池田和広代表が説明。第4戦に向け「外国人ドライバーと交渉中」
AUTOSPORT web
ルノー・セニック 詳細データテスト 及第点の走り 長い航続距離 乗り心地や質感は今後の向上に期待
ルノー・セニック 詳細データテスト 及第点の走り 長い航続距離 乗り心地や質感は今後の向上に期待
AUTOCAR JAPAN
英国の自動車博物館ハシゴ旅! 空港でのトラブルを乗り越えて、ジム・クラークが乗った「BRM P83」を見ることができました
英国の自動車博物館ハシゴ旅! 空港でのトラブルを乗り越えて、ジム・クラークが乗った「BRM P83」を見ることができました
Auto Messe Web

みんなのコメント

18件
  • 俺は良いと思うけどね。
    クラウンにしろセンチュリーにしろ、なんか結局買わない人が
    セダンじゃなきゃダメとか固定観念で言ってるだけのような。
  • 頭上も高く、室内では皇室の方々も快適ではないでしょうか。
    セダンに在りがちな乗車の際に腰を落とすより
    自然な感じで乗降出来れば尚更いいですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2008.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

58.02500.0万円

中古車を検索
センチュリー(セダン)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2008.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

58.02500.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村