2021年1~6月の累計販売台数は35,551台。車名別販売台数ランキング(登録車)9位で、ベスト10に唯一入っているホンダ車がフリードとなる(フィットは同期間29,686台で12位。もっとがんばってください…)。
コンパクトな3列シートミニバンで、使い勝手や買い得感の高さが魅力。
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いまやホンダの大黒柱となっているフリード、「ちょっと気になる」、「ほしいかも」と思った方がディーラーへ出向く前に読むとすごくためになる記事を作成いたしましたので、ぜひ参考にしてください!
文/諸星陽一
写真/HONDA、TOYOTA
【画像ギャラリー】ホンダフリード 累計販売台数100万台突破!! 安定した人気でトヨタシエンタを追撃!!
■ホンダフリードのマイナーチェンジ情報
2016年9月に登場したホンダフリードは取り回し性に優れた小型ミニバン。ボディサイズは全長4265mm×全幅1695mm×全高1710mm、最小回転半径は5.2mと小回りがきく。搭載エンジンは1.5Lガソリンと1.5Lハイブリッド
初代フリードは2008年にそれまでのモビリオに代わって登場した5ナンバー3列シートミニバンです。当時はフリードのグレードに2列シートモデルの「FLEX」が存在していました。2011年のマイナーチェンジで「FLEX」を廃止し、2列シートモデルは「フリードスパイク」に統合されました。2016年にはフルモデルチェンジを受け、現行モデルとなります。
現行モデルでは3列シート車がフリード、2列シート車がフリードスパイクから名前を変えてフリード+(プラス)となりました。+の名を持つモデルのほうがシート列と乗車定員が少ないので、車種を勘違いしがちです。今回は3列シートモデルのフリードのみを扱います。
最新の変更は2019年10月に行われたマイナーチェンジです。
2019年10月のマイナーチェンジに伴い、全車に安全運転支援システムのホンダセンシングを装備。SUV風の外観をもつクロスターが追加された
このマイナーチェンジでは、クロスオーバーテイストにあふれたスタイリングをもつ「クロスター」というグレードが追加され、ノーマルグレードとクロスターグレードの2本立て構成となりました。ノーマルグレードのエクステリアではフード、グリル、バンパーやロアグリルの形状を変更。オプションとなるアルミホイールのブラック部分がダークグレーに変更されました。
インテリアでは、従来から採用しているウッドパネルをウォールナット調とすることで質感がアップされています。クロスターグレードでは、専用グリルや前後バンパー、LEDフォグライト、ルーフレール、アルミホイール、専用色のドアアウターハンドルやドアミラーを採用し、クロスオーバースタイルに仕上げられています。クロスターはインテリアでも専用のプライウッド調パネルを採用するとともに、汚れの目立ちにくいデジタル柄の専用コンビシートとすることで、アウトドアライクな仕上げとしています。
クロスターは専用のプライウッド調インテリアパネルと、汚れの目立ちにくいデジタル柄コンビシートを採用。アウトドアシーンに調和する遊び心を演出する
■安全装備
ホンダは先進安全機構にホンダセンシング(Honda SENSING)のネーミングを使っています。
2019年のマイナーチェンジでホンダセンシングの主要装備が全グレードに標準装備となりましたので、基本的にはどのグレードを購入しても問題はありません。
また、ホンダセンシングを全グレードに標準装備としたことで、グレード名にもホンダセンシングのネーミングが付け加えられています。フリードに搭載されるホンダセンシングは以下のものとなります。
・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・誤発進抑制機能
・歩行者事故低減ステアリング
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能・路外逸脱抑制機能
・アダプティブクルーズコントロール(ACC)
・車線維持支援システム(LKAS)
・後方誤発進抑制機能
開口部の地上高は480mmと低く、荷物の積み降ろしが楽になるよう設計されている
フリードに用意されるパワーユニットは、ガソリンエンジンとガソリンエンジン+モーターのハイブリッド、この2種となります。
ガソリンエンジンは1.5リットル4気筒で129馬力/153Nmのスペック。ハイブリッド用エンジンも1.5リットル4気筒ですが、エンジンのスペックは110馬力/134Nmで、組み合わされるモーターは29.5馬力/160Nmとなります。ミッションはガソリンエンジンがCVT、ハイブリッドはデュアルクラッチ式の7速となります。駆動方式は基本がFFで、4WDはリアルタイムAWDと呼ばれる機械式のスタンバイ4WDとなります。
グレード展開は上からクロスター、Gの順でガソリンエンジン車にはBというグレードも存在します。
命名されているグレード名は、後半にホンダセンシング、ハイブリッドの場合はハイブリッドが前に付き「ハイブリッド・クロスター・ホンダセンシング」というようになります。
ハイブリッドG ホンダセンシングのインパネ
乗車定員は2-2-2名の6人乗り。3列目シートを跳ね上げれば、2列目キャプテンシートの隙間に26インチの自転車を立てて積むこともできる
シート配列は3列で、基本は前から2-2-2名の6名定員です。6名定員モデルの2列目シートは両側アームレスト付(ガソリンBは内側のみ)のキャプテンシート、7名定員モデルはセカンドシートが6対4分割のタンブルシートとなります。7名定員モデルが用意されるのはハイブリッドFFのG、ガソリンのFF&4WDのGなので、ハイブリッド、4WD、7名定員の要件を満たすグレードは存在しません。
7名定員モデルのほうが6名定員モデルよりも価格が2万2000円高くなります。
■グレード別装備
ハイブリッドG ホンダセンシング。価格は256万1900円。メーカーオプションのSパッケージを選択するとプライムスムース×ファブリックのコンビシート、本革巻ステアリングホイール、15インチアルミホイール等を装着できる
さて、グレードごとの装備をみていきましょう。
まず廉価版となるガソリンBで省略されるおもな装備は、両側オートスライドドア、サンバイザーのバニティミラー、間けつ式ワイパーの車速連動、インターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器のオプション、ナビ装着用スペシャルパッケージ+ナビ連動ETC車載器のオプションなどです。
オートスライドドアが装備されないことを気にする方も多いと思います。
というのも、スライドドアは半ドアをさけるためにはどうしても大きな力で閉める必要があります。スライドドアを手動で開閉する際の音というのはけっこう大きな音になってしまうのです。しかし安心して下さい。Gグレードでもイージークローザーは装備されるので、ゆっくり閉めてあげれば後はスッと引き込まれるようにスライドドアは閉まります。
フリードに装着されるタイヤはグレードにかかわらず185/65R15の1サイズとなります。ホイールはクロスターがアルミホイールになり、ほかのグレードはスチールホイール&フルキャップとなります。
ハイブリッドの場合はハイブリッド専用デザインのものが採用されます。実用的なクルマの場合は扁平率が65%や60%のものが交換時のコストが安くおすすめです。フリードの場合はサイズが選べず185/65R15となるので、悩む必要がないのはいいことです。ドレスアップ目的でインチアップを考える方もいると思いますが、インチアップをした場合は車線維持支援システム(LKAS)が正確に働かなくなる可能性があるので、安易に行わないほうがいいでしょう。
さて、フリードには2つのパッケージオプションが用意されています。Cパッケージが設定されるのはFFのみです。というのもCパッケージ相当の装備は4WDモデルは標準で装備されているのです。以下の装備がCパッケージの内容です。
・運転席&助手席シートヒーター
・プラズマクラスター技術搭載
・フロントウインドウIRカット〈遮熱〉/UVカット機能付
・フロントドアガラスIRカット〈遮熱〉/UVカット機能付
・ロールサンシェード(スライドドア両側)
・コンフォートビューパッケージ(親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス+熱線入りフロントウインドウ)
Cパッケージの価格は4万8600円です。FFと4WDの価格差は23万6500円なので、機能としてのFFと4WDの価格差は18万7900円と言うことになります。4WDは不要なものの、車内の紫外線対策を行いたい人にとってCパッケージはいい装備といえます。
もうひとつのパッケージはSパッケージで、GグレードのFFおよび4WDに設定されます。内容は以下のものになります。
・15インチアルミホイール
・革巻きステアリング
・コンビシート(ブラック)
・シートバックアッパーポケット
・LEDヘッドライト+LEDアクティブコーナリングライト
パッケージ価格は7万200円です。革巻きステアリングを単品ではオプション装着不可能で、部品で取り寄せても4万円程度掛かるといったことですので、アルミホイールとメンテナンスが楽なコンビシートや耐久性のあるLEDヘッドライトが7万200円で手に入るならアリだといえます。
フリード グレードと価格
■値引き相場とライバル車
フリード最大のライバル車はトヨタシエンタ。フリードと同じくモデル末期で2022年ごろのフルモデルチェンジが予想される
走りに関しては、ハイブリッドのほうが力強く、魅力的ではありますが価格は約40万円アップとなります。
燃費はハイブリッドのほうがいいですが、燃料代で価格差を埋めるには相当な距離を走らなければ元は取れませんし、距離を走ってしまうと下取り額もダウンするというジレンマもあります。
とくに走りの性能を気にしないのであればガソリンエンジン車、少しでも余裕のある走りが欲しいならばハイブリッドを選ぶのが正解です。
2016年フルモデルチェンジ、2019年マイナーチェンジということで、来年(2022年)あたりにはフルモデルチェンジが予想されるフリードですが、人気モデルということもあり、値引きはなかなか厳しく30万円程度が限界となっています。
フリードのライバルとなると、トヨタのシエンタで、こちらもほぼ同時期のフルモデルチェンジが予想されます。モデルチェンジ時期を上手に見極め、ディーラーで情報なども収集しつつ値引きやクルマ選びに生かすといいでしょう。
次期フリードはフィットやヴェゼルの血統、次期シエンタはヤリスやアクアの血統となることは予想されますので、ヴェゼルやアクアに試乗しておくのも役に立つはずです。
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みんなのコメント
またホンダらしくドライバーズカーでもある
家族にも運転するお父さんにも良い車だから売れてるんでしょ