■後方視界が悪くても関係なし? 世界的人気なクーペSUV
クーペスタイルのクロスオーバーSUVなど、近年は高いデザイン性を備えたスタイリッシュなクルマが人気を集めています。しかし、こうした車種のなかには後方が見づらいクルマも少なくありません。なぜ、使い勝手よりスタイルを重視するクルマが増えているのでしょうか。
最近のクルマには、4ドアやSUVでもクーペのように滑らかな曲線を持つ車種が増えています。しかし、これらには、後席のドアやリアゲートの窓部分が極端に小さいものも少なくありません。例えば、トヨタ「C-HR」や、ホンダ「ヴェゼル」などのコンパクトSUVにおいても、その傾向が見られます。
両車は、ボディ後方に向かって絞られていくデザインになっているうえ、後席ドアの窓部分もそれに合わせて後端がせり上がる形状です。
そのため、運転席から斜め左側の後ろの視認性はよくありません。また、テールゲートの窓も寝かせられた形となるため、ルームミラー越しに見える範囲も狭まっています。
後方視界が悪くなっている理由としては、世界的なデザインのトレンドが影響しているといえるのです。
このボディ後方が絞られたクーペスタイルのSUVというトレンドは、2008年に発売されたBMW「X6」や2011年に発売されたランドローバー「レンジローバー・イヴォーク」といった輸入SUVが先駆け的存在といわれています。
BMWのSUVラインナップには「X3」や「X5」といった従来のSUVに用いられるような直角的なせり立っているテールゲートになっています。しかし、X6ではセダンやクーペのようなスタイルを採用し、BMWではX6を「スポーツアクティビティクーペ」と呼び、独自のカテゴリーと定義しています。
イヴォークもクーペのような滑らかなスタイルを持っており、2012年には、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー・デザイン賞を受賞しているうえ、発売からわずか4年で50万台もの世界販売達成するなど高い人気を得ているのです。
このような、従来のSUVとは一線を画する高いデザイン性を備えたクルマは、世界の自動車メーカーのトレンドとなり、現在多くの車種が発売されています。ほかにも、メルセデス・ベンツ「GLCクーペ」、ランボルギーニ「ウルス」などがクーペSUVとして人気を博しています。
では、C-HRの場合はどのような流れで誕生したのでしょうか。2016年の発表時にトヨタは、次のように説明をしていました。
「C-HRが属するコンパクトSUV市場は、他市場に比べ内外装デザインを重視するお客さまが多いため、デザインにも徹底的にこだわっています。とくに、外形デザインは、デザイナーの想いをそのままの形で実現することを目指して開発しました」
また、C-HRのデザインについて、トヨタ販売店のスタッフは以下のように話します。
「C-HRを選ばれるお客さまからは、『デザインを重視した』『ほかのクルマと違うものがよかった』という声が多いです。
なかでも個性的な外観と、MT仕様やターボモデル、ハイブリッドモデルなど、幅広い選択肢があることも、C-HRをお選びいただく理由となっています。
後方の視界についてはバックカメラがあるため、走行中はバックミラー、バックの際には広範囲を確認できるカメラをお使いいただくことで、問題なくお乗りいただけると思います」
※ ※ ※
クーペSUVが流行する背景には、2000年代頃まで過熱した「スペック志向」から、「デザイン志向」へのシフトもあるといわれています。
それまでは、より速く走れるクルマやより壊れにくいクルマが求められる傾向がありましたが、技術革新が進んだ結果、スペック面での差が出にくくなっています。
一方で、従来のSUVが持つ高い走破性や、広い居住空間は、日常的にクルマを使ううえでも魅力的です。それらのニーズをすべて兼ね備えたのが、近年ブームのクーペSUVといえます。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
[朗報] 改良日程の前倒しで年内に[アルファード/ヴェルファイア]が手に入れられる!?
「ヘッドライトが“まぶしい”んですけど、どうにかならないですか?」 困惑の声多数! あなたの行為「違反」かも? 「ハイビーム」の“落とし穴”とは
ついに[バブル]崩壊か!? 中古価格が暴落したら買いたい現行クロカン3選
40年前の日産「フェアレディZ」を海外オークションで発見 走行距離21万キロ超え 年代相応にヤレた「Z32」の価値とは
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
「財布を忘れて帰ろうとしたら、免許不携帯で捕まりました。今取りに帰るんですよ。私が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「事実でしょ」「非常識」の声も…「うっかり」でも許されない理由とは
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
「ヘッドライトが“まぶしい”んですけど、どうにかならないですか?」 困惑の声多数! あなたの行為「違反」かも? 「ハイビーム」の“落とし穴”とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント