中古車購入ガイド [2023.03.10 UP]
【輸入SUV】どれがお買い得!? Tクロスなど人気SUVの相場を調査!
かつては大きく、高額なモデルが中心だったSUVだが、現在は手頃なサイズや価格のモデルが増えてきた。それは輸入車もしかり。コンパクトカー並みのサイズのモデルは、燃費や取りまわしの面で大型SUVよりも使いやすいメリットもある。今回は、輸入SUVのなかから4モデルピックアップし、中古車動向を探ってみたい。
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輸入SUVはどんなクルマ?
SUV(Sport Utility Vehicle)は、高めの車高や最低地上高を持ち、室内のゆとりや悪路走破性を高めたボディ形状のクルマを指す。元々はアメリカのピックアップトラックをベースとした大型のモデルが中心だった。しかし、1990年代後半に乗用車のプラットフォームを採用したメルセデス・ベンツ Mクラスやトヨタ ハリアーが登場。高級車のような内外装と乗り心地が知らしめられ、2000年代に入って急速に普及していった。当初は大型モデルが中心だったが、次第に小型モデルでも展開。最近は低価格なコンパクトカーベースのSUVも増えている。なお、広義のSUVにはオフロード性に特化したクロスカントリーを含む場合も多い。最近はクロスカントリー車でもオンロードの快適性を確保したモデルが増え、その線引きは徐々に薄れている。
フォルクスワーゲン Tクロス
2019年11月に登場したフォルクスワーゲン最小のSUVがTクロス。ポロと同じMQBモジュールを採用し、全長4115mm、全幅1760mm、全高1580mmのコンパクトなボディを持つ。ボディサイズのわりに455Lの広い荷室を持ち、実用性は意外と優秀なのも見逃せない。パワートレインは、116馬力の1.0L 直3ターボを搭載し、7速DSGを組み合わせている。衝突被害軽減ブレーキ「フロントアシスト」をはじめとする先進安全技術が標準装備となるなど、安全面も充実している。それゆえ、2020年~2022年の間、3年連続で輸入車新車登録台数がNo.1になる売れ行きを見せている。
デビューから丸3年が経過し、中古車は増えている。まだ新しいモデルゆえ、走行距離は多くても5万km程度。新車保証が残っている個体も多く、安心して買えるのがメリット。認定中古車ならば充実した保証が付くので、それらをねらってみるのもよい。中古車平均価格は265万円と、新車時から50万円ほど安くなっている。100万円台の物件も増えており、今後はさらに身近な価格で探せるようになるだろう。なお、中古車の大半は発売当初に設定された限定車「TSI 1st」が中心となっている。
ルノー キャプチャー(先代)
2014年1月にデビューしたコンパクトSUVがルノー キャプチャー。ルーテシアをベースとしたモデルで、全長4125mm、全幅1780mm、全高1565mmと、ルーテシアよりひとまわり大きい。とはいえ、低い全高は一般的なコンパクトハッチバックのような乗り味で、使い勝手は良好だ。パワートレインもルーテシアと共通の1.2L 直4ターボを搭載し、デュアルクラッチ式6速AT(6EDC)を組み合わせる。SUVとはいえ4WDの設定はなく、オンロード主体のモデル。160mmのスライド機構を備えたリアシートなど、使い勝手に優れているのも特徴となっている。
2021年2月にフルモデルチェンジを受けたが、今回紹介するのは初代。同クラスのライバル車と比べて物件は控えめだが、探せば十分ねらえる数が流通する。中古車平均価格は125万円と新車時の半額以下で、かなり値下がりしている。走行距離5万km以下でも100万円以下の物件が目立ち、リーズナブルに買えるようになった。グレードはベーシックな「ゼン」と装備充実の「インテンス」があるが、後者の方が物件は多い。
MINI クロスオーバー(先代)
MINIクロスオーバーは、豊富なMINIファミリーのひとつで、人気のコンパクトSUV。初代クロスオーバーが登場したのは、2011年1月のこと。3ドアのMINIと比べてボディはひとまわり大きく、全長4105mm、全幅1790mm、全高1550mm(2011年モデルのクーパー)の手頃なサイズを持つ。1550mmの全高は立体駐車場にも収まる高さとなっており、都市部での使い勝手も良好だ。また、ALL4と呼ばれる4WDモデルが追加されたこともトピック。パワートレインは当初ガソリンのみだったが、後にディーゼルも追加され、豊富なバリエーションを誇っている。
デビューから12年が経過し、価格がこなれてきた先代MINIクロスオーバー。50万円前後の物件も目立つが、低価格帯のものは走行距離がかなり伸びたものが多いので注意。100万円前後の物件ならば、コンディションとのバランスがよいだろう。グレードは「クーパー」が最も多く、「クーパーS」がそれに続く。一方ディーゼルの「クーパーD」、「クーパーSD」はやや控えめ。最もねらい目な「クーパーS」の中古車平均価格は98万円。
アウディ Q2
2017年4月に登場したアウディのコンパクトSUVがQ2。エッジを切り落としたような箱型ボディは、SUVのなかでも特に個性的なデザイン。立体的な造形のボンネット、高めに配置される8角形のシングルフレームグリルも見どころだ。全長4200mm、全幅1795mm、全高1500mmのボディは、SUVのなかでも車高の低さが際立っている。デビュー当初のパワートレインは、1.0L 直3ターボ(1.0TFSI/30TFSI)と1.4L 直4ターボ(1.4TFSI/35TFSI)が設定され、いずれも7速Sトロニックが組み合わされる。駆動方式はFFのみ。なお、後に2.0L ディーゼルターボも追加された。
登場からおよそ5年が経過し、物件数は徐々に増えている。デビュー当時の新車価格は約300万円~500万円だったが、現在の中古車平均価格は280万円にまで下がった。3年~4年落ちならば100万円台後半の物件も目立ち、低予算でプレミアムブランドのSUVが入手できるのは嬉しい。グレードは「1.0TFSI スポーツ」が最も多く探しやすい。なお、2018年にグレード名が「30TFSI」に変わっているので、車選びの際は注意しよう。
※中古車平均価格は2023年2月時点のデータ。
まとめ
輸入車と聞くと高額なイメージがあるが、モデルや年式によっては100万円台の予算で探せるものが多い。今回はコンパクトSUVから4車種ピックアップしたが、さらに大型のモデルでも年式次第ではグッと安く手に入ることもある。最近のSUVの多くはオンロード向けが大半を占めており、4WD車の設定がないケースも多い。特にコンパクトSUVはFFが主流となっているので、積雪地方のユーザーは注意しよう。
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みんなのコメント
このリストの殆どが日本仕様は中国製。
それでも欧州車とか言って、国内SUVよりもかなりの割高で喜んで買ってる人。
幸せだな。
特にフォルクスワーゲン、アウディは全て中国製。
あえて言うならミニだけかな。
このリストの殆どが日本仕様は中国製。
それでも欧州車とか言って、国内SUVよりもかなりの割高で喜んで買ってる人。
幸せだな。
特にフォルクスワーゲン、アウディは全て中国製。
あえて言うならミニだけかな。