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キャデラックのフルサイズSUV「エスカレード」がフルモデルチェンジ

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キャデラックのフルサイズSUV「エスカレード」がフルモデルチェンジ

米国のゼネラルモーターズ(GM)は、キャデラックのフルサイズ ラグジュアリーSUV「エスカレード」をフルモデルチェンジして発表した。日本への導入予定や時期などは今のところ未定だ。

自動車業界初の湾曲型OLEDディスプレイやオーディオシステムなどを搭載
エスカレードは、キャデラックのフルサイズ ラグジュアリーSUVだ。初代は1999年にデビューし、今回のモデルは5代目にあたる。日本では2002年に発表された2代目から輸入販売されている。

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サイズ的には、従来型より全長は20cm近く、ホイールベースも10cm以上長くなり、全幅はほぼ変わらないが全高は4cm近く高められている。ディテールでは、最新キャデラックのアイコンとなっている縦型のデイタイムランニングライトに加え、細身のホリゾンタルヘッドランプを追加して、ワイド感と力強さを強調している。リアコンビランプには垂直配置のバーチカルタイプを踏襲しているが、深みのある3Dデザインとした。

インテリアは、2016年のペブルビーチ コンクール デレガンスで初公開されたコンセプトカー「エスカーラ」の影響を強く受けている。メーターパネルには自動車業界初の湾曲型OLED(有機EL)ディスプレイを採用。従来のダッシュボードに長方形のディスプレイを取り付けるのではなく、デザイナーが車内環境の全体を統合してカスタマイズすることを可能にした。その結果、テクノロジーと手作りのディテールがシームレスに融合した、見た目にも新鮮かつ一体感のあるキャビンとなっている。

センターディスプレイの湾曲型OLEDにはタッチスクリーンコントロールが組み込まれており、室内のすべての機能を操作するためのロータリーダイヤル式コントローラーやステアリングホイールの操作部も備えている。オーディオは、オーストリアのAKG製で36スピーカー システムを搭載し、迫力あるサウンドを楽しむことができる。

サイズアップと新開発のリアサスペンションにより、居住空間は大幅に広がった。従来型と比べて、3列目シートのレッグルーム(約88.6cm)は40%、ラゲッジスペース(約722L)は68%拡大している。また新開発リアサスペンションの採用で室内のフロアが低くなったので、2/3列目シートへのアクセスも容易になっている。

新型エスカレードは、フルサイズSUVとして初めて運転支援機能の「スーパークルーズ」を装備した。ライダー、地図データ、高精度GPS、最新のドライバーアテンションシステム、さらにカメラおよびレーダーセンサーのネットワークを使用して、米国およびカナダにおける20万マイル(32.2万km)以上の互換性のあるハイウエイで、ハンズフリーでの走行を可能にしている。

パワーユニットは、6.2LのV8ガソリンエンジンと、3.0Lの直6ターボディーゼルエンジンを設定。前者は可変バルブタイミングやオートスタート/ストップ機能などを備え、最高出力420馬力と最大トルク623Nmを発生しながら効率性を高めている。後者の最高出力は277馬力だが、最大トルクはV8と同等の623Nmを1500rpmから発生する。ミッションは、どちらも電子制御の10速ATが組み合わされる。

サスペンションは、センサーで路面変化を連続して読み取り、ショックアブソーバーの減衰率を瞬時に変更するキャデラック独自のマグネティックライドコントロールを従来型に引き続き装備する。前述のようにリアには新開発の独立式マルチリンクを採用して、運動性能を改善している。またオプションでエアライド アダプティブサスペンションや、e-LSD(電子制御リミテッドスリップデフ)も設定されている。

新型エスカレードはテキサス州アーリントンの工場で製造され、2020年後半から北米で販売を開始する。その他のエリアでは、その後に順次販売が開始されるが、日本導入の時期などは追って発表されるという。

キャデラック エスカレード 主要諸元(北米仕様・編集部換算値)
●全長×全幅×全高:5382×2059×1948mm
●ホイールベース:3071mm
●重量:未発表
●エンジン種類:V8 OHV
●排気量:6159cc
●最高出力:313kW<420hp>/5600rpm
●最大トルク:623Nm<63.5kgm>/4100rpm
●トランスミッション:10速AT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●タイヤサイズ:P275/50R22(オールシーズン)

[ アルバム : キャデラック 新型エスカレード はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

1件
  • アメリカ政府の圧力によりバイクの限定解除が教習所でできるようにしてハーレーの売り上げが増えたように、車に関する異常に高い税金を軽減したり不要な車検制度をアメリカのように簡易化すればアメ車ももっとたくさん売れます。
    日本政府はアメリカには逆らえないので、鶴の一声があればすぐに実現するでしょう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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