「トランスポーター」の最新世代
フォルクスワーゲンは、71年の歴史を持つミニバンの最新モデルとして、新型マルチバンを欧州で発表。その価格と仕様の詳細を明らかにした。
<span>【画像】新型マルチバン、先代との違いは?【写真でじっくり見る】 全88枚</span>
英国価格は4万3160ポンド(約650万円)からで、グレードは「ライフ」、「スタイル」、「エナジェティック」の3種類が用意されている。
ボディはショートとロングから選択でき、パワートレインは1.5Lまたは2.0Lのターボチャージャー付きガソリンエンジンを搭載。プラグイン・ハイブリッドも導入された。
エントリーモデルのライフは7人乗りで、16インチアルミホイール、10.0インチのインフォテイメント・ディスプレイを装備。フォルクスワーゲンのデジタルコックピットやフロントアシスト、レーンアシストが搭載されている。
スタイルは5万8130ポンド(約875万円)からで、17インチホイール、LEDマトリクスヘッドライト、電動スライドドア&テールゲート、駐車アシストを備えている。
発売記念の限定車エナジェティックは、1.4Lターボのハイブリッド・パワートレインを搭載。ハーマン・カードン製サウンドシステム、18インチホイール、パノラマサンルーフ、プライバシーガラスなどの上級装備が標準となっている。
欧州での受注開始は2022年1月で、納車は3月末頃となる予定。
合計出力218psのPHEVも設定
フォルクスワーゲンは、ミニバンの包括的な改革と、商用バンのトランスポーターと基本構造を共有しないことを反映し、先代の「カラベル」の名称を捨てた。トランスポーターは、間もなくフォード・トランジットの兄弟車となる後継モデルに置き換わる予定だ。
7人乗りの乗用ミニバンは名称とともに、プラットフォームもSUVのティグアンが採用しているMQBへと変更された。この転換により、初のプラグイン・ハイブリッド・パワートレインの採用が可能となった。
マルチバンeハイブリッドは、150psのターボチャージャー付き1.4Lガソリンエンジンと115psの電気モーターを前車軸に組み合わせ、合計218psの出力を実現。床下の13kWhバッテリーにより、短距離(約50km)であれば電気のみでの走行が可能だ。
また、1.5Lと2.0Lのターボチャージャー付きガソリンエンジンも用意されている。来年末には、204psのディーゼルもラインナップに加わる予定だ。
トランスミッションは、PHEVに6速DSG、従来のガソリン車にはおなじみの8速ATが採用されている。
フレキシブルな室内空間 最新技術搭載
また、1985年のT3世代を彷彿とさせるスタイリングも特徴的だ。カラーリングは上下分割のツートンだが、フルワイドグリルやシャープなLEDライトなど、従来のカラベルとは一線を画すデザインとなっている。
マルチバンのサイズは、ショートボディで全長4973mm、全幅1941mm、全高1903mmで、T6世代より全体的に若干大きくなっている(ロングボディは全長5173mm)。また、エアロダイナミクスによる燃費向上も謳われている。
フォルクスワーゲンによると、室内は「これまで以上にフレキシブルで広々とした」空間になっており、新しいモジュラー式シートとマルチファンクション・テーブルが特徴だという。後席5席は完全に取り外すことができ、2列目は回転させて社交的な座席配置にすることができる。
従来のハンドブレーキとギアセレクターは廃止され、センターコンソールもなくったことで、キャビン全体のフロアがフラットとなり、通常の状態で469L、最後部座席を取り外すと1844Lのトランクスペースが確保される。
ドライバーズエリアも抜本的に見直し、フォルクスワーゲンの最新車種と同等の仕様となった。新型マルチファンクション・ステアリングホイール、10.25インチのデジタルメーターディスプレイ、10.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーンを標準装備し、オプションでヘッドアップ・ディスプレイやスマートフォンのワイヤレス充電器を追加できる。
また、道路標識認識機能、レーン・キーピング・アシスト、自動緊急ブレーキなどの先進安全装備も搭載されている。
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