走り込むほどに優れた総合性能を実感。走りに惚れるSUVの代表
日産エクストレイルG・e-4ORCE 価格:474万8700円
総合評価/81点
CDテストモード燃費/24.5km/リッター
【クルマの通知表】新世代e-POWERを採用した第4世代の「タフギア」。X-TRAILの走りと完成度は電動SUVのトップ級である
4代目となる新型エクストレイルは、2022-2023 COTY「テクノロジー・カー・オブ・ザイヤー」を受賞するなど、多方面で高く評価されている。
メカニズムは最新仕様。高出力モーターとVC(可変圧縮比)ターボによる第2世代e-POWERとe-4ORCEという組み合わせで実現した走りは、その高い完成度に驚かされた。
サンルーフ付きのテスト車の車重は1900kg。車検証によると前軸重1070kg、後軸重830kgと前軸だけで1トンを超える。だがドライブフィールはいたって軽やかだ。アクセル操作に対する反応は極めてリニア。そのうえ、瞬発力は十分なのに唐突感がない。
車速を高めると、60km/hあたりを境に力強さは徐々にマイルドに変化する。タウンスピードでのアクセルレスポンスは快感レベル。しかもアクセルを踏み込んでも静かな状況をキープする。発電のためエンジンが始動しても、遠くにあるかのような感覚。その存在を意識させない。走りは見事だ。燃費もよかった。従来のe-POWERは、高速走行すると燃費がガタ落ちしたものだが、エクストレイルはだいぶ様子が違う。
ハンドリングは素直で回頭性もよく、意のままに走れる。アウトランダーPHEVほど凝ったシステムではないが、e-4ORCEの巧みな内輪ブレーキと4輪の駆動力の制御により小さな舵角でコーナーを立ち上がっていけるのは気持ちいい。
半面、良好なハンドリング実現のため、足回りはそれなりに固められている。前席ではそうでもないが、後席では乗り心地が硬いと感じるシチュエーションが多い。「現状は走りを優先したセッティング」だと、開発陣から聞いた。
Brief Comment
総合評価は実力どおり高得点だった。新世代e-POWERは、絶対的な性能に加えて、味付けも巧み。滑らかで静かな走りには磨きがかかり、革新的な技術を用いた3気筒エンジンはいい仕事をしている。日常域はBEVのようにウルトラスムーズ。踏み込むとエンジン駆動しているかのように車速とエンジン音が自然な感覚で高まっていく。実走燃費は高レベル。乗り心地とブレーキが気になったが、大きな問題ではない。
日産X-TRAIL主要諸元
グレード=G e-4ORCE
価格=474万8700円
全長×全幅×全高=4660×1840×1720mm
ホイールベース=2705mm
車重=1880kg
エンジン=1.5リッター直3DOHC12Vターボ
エンジン最高出力/トルク=106kW(144ps)/250Nm(25.5kgm)
モーター最高出力/トルク=フロント:204ps/リア:136ps/フロント:330Nm/リア:195Nm
WLTCモード燃費=18.4km/リッター
駆動方式=4WD
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下のグレードだと機能品は軽に負けてませんか。