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電動車時代のアウディは後輪駆動もあり! アウディEV第3弾のコンパクトSUV「Q4 e-tron」デビュー!!

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電動車時代のアウディは後輪駆動もあり! アウディEV第3弾のコンパクトSUV「Q4 e-tron」デビュー!!

 昨年より導入が予告されていたアウディEVの第3弾となるコンパクトSUV「Q4 e-tron」シリーズが上陸。これまでの1000万円クラスのアウディEVと比べると、価格を抑えている点でも注目されるが、大きな見どころといえるのが、FFと4WDのみを揃えてきたアウディとしては稀有な後輪駆動車であるところだ。

 日本でのアウディEVの主役と目される「Q4 e-tron」の仕様や価格、納車開始のタイミングなどの最新情報をまとめてお届けしよう。

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文/大音 安弘、写真/アウディジャパン

[gallink]

■日本事情にもマッチしたアウディEV第3弾

 アウディジャパンは2022年1月17日、アウディEVシリーズ「e-tron(イートロン)」の第3弾となる「Q4 e-tron」シリーズを発表した。

アウディEV第3弾となる「Q4 e-tron」は、サイズと価格も抑えた点も武器のひとつ

 昨年、日本でも導入が予告され、イベントでモックアップが展示された「Q4 e-tron」は、アウディのSUVラインの「Q3」と「Q5」に収まる日本でも大きすぎないサイズが強み。

 ボディタイプは、フォーマルSUV「Q4 e-tron」とクーペSUV「Q4 sportback e-tron」で、カタログモデルの価格は、599万~716万円となる。

スタイリッシュなクーペ「Q4 e-tron sportback」も用意。かなりアグレッシブなスタイルだ

■未来的かつ若々しいデザインも強み

 スポーティなエクステリアは、上級SUV「e-tron」と「e-tron sportback」の魅力を凝縮したもの。全体的には、スポーティさが強調され、ライトデザインも前後ともに力強いものとなる。

 LEDヘッドライトの新機能として、量産車初となる4つの点灯デザインが切り替えられるデイタイムランニングライトが与えられているのも大きな特徴。フロントマスクは、Qシリーズのアイコン「オクタゴングリル」を採用するが、その表面に開口部がないことでEVであることを主張する。

 ボディサイドは、リアフェンダーを強調した筋肉質なもので、切り詰められた前後オーバーハングによるロングホイールベースが、スタイルの伸びやかさを演出。これは車室長の拡大にも効果的だ。

なんとデイライトの点灯デザインをMMIで変更できる量産車初の機能も……

■ドライバーを中心としたコックピット

 そのスポーティなキャラクターは、コックピットデザインにも反映。運転席を中心としたドライバーズオリエンテッドな空間に仕上げられている。個性的なエアコンダクトも、運転席を中心にデザインされているのもスポーティな演出だ。

 シフトレバーは、e-tron同様、バイワイヤーだが、アームデザインではなく、フローティングデザインのコンソールにコンパクトな水平シフトが備わるのはQ4専用のポイント。またフロントガラスに上下2段に情報を表示可能なARヘッドアップディスプレイをコンパクトセグメントとして初導入するなど、先進機能も強化されている。

運転席を中心としたレイアウト。特徴的なエアコンダクトも、スポーティな雰囲気を盛り上げる

■EV専用プラットフォームMEBで開発

 EV専用モデルとなるQ4 e-tronは、プラットフォームをVWグループの最新EV用プラットフォームである「MEB」をベースに開発されている。ボディサイズ(欧州値)は、全長4588×全幅1865×全高1632mm(※SBは1614mm)と、日本の道路事情でも困らないサイズ。

 EVに特化したレイアウトのため、同クラス車よりもキャビンスペースが広々としており、車室長はQ5を凌ぐという。またラゲッジスペースは、標準時で520L(※SBは535L)を確保している。

Q4 e-tronは、EV専用プラットフォーム「MEB」を採用している

■なんと後輪駆動のアウディに

 発表された日本仕様は、すべて「40」と呼ばれる仕様のみ。フロア下には、82kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載し、駆動用モーターは、リアアクスルに1基を備える。つまり後輪駆動のアウディなのだ。

 本国では、2モーターのクワトロも設定されるため、将来的には導入される可能性は高いが、電気モーターによる後輪駆動の走りも興味深い。また、回生ブレーキは、パドルシフトの3段階調整となり、さらにアウディ初のシフトに「B」モードを備えることで、ワンペダルによる加減速も実現している。

 モーター性能は、最高出力150kW、最大トルク310Nmを発揮。0-100km/h加速は、8.5秒という。注目の航続距離は、欧州値で516kmと発表されており、ロングドライブも余裕の性能を備えるようだ。

 充電機能は、200Vの普通充電が最大8kWまで対応可能。急速充電は、CHAdeMO規格の125kWに対応できる。125kWの急速充電器を利用すると、バッテリー残量5%から80%までの回復が38分で行えるという。

ゆとりの航続距離と高出力の急速充電器に対応するのもQ4e-tronの強みだ

■スポーツバックのみに1st Editionを設定

 グレード構成は、「Q4 e-tron」が「ベース」、装備をアップグレードた「アドバンスド」、スポーティな内外装の「Sライン」の3タイプ。クーペSUV「Q4 Sportback e-tron」が、「アドバンスド」と「Sライン」の2タイプ。同グレードでの価格差はアドバンスドが26万円、Sラインが27万円となる。

 正式発売は今秋以降となり、デリバリー開始も同時期を予定している。導入記念限定車となる「1st Edition」をオンラインで先着50台限定で販売中だが、すでに50台の申し込みが完了しており、現時点ではキャンセル待ちとなっている。

 限定車の仕様は、Q4 Sportbackのみで、Sラインがベース。オプションの「Sラインインテリアプラスパッケージ」と「パノラマサンルーフ」を追加。さらに特別装備として、10スポークスターエアロデザインの20インチアルミホイール、ファインナッパレザー(ダイヤモンドステッチング)のシート、ブラックAudi rings&ブラックスタイリングパッケージが備わる。ボディカラーは、タイフーングレーメタリックのみとなる。

Q4 Sportback e-tronのみとなる1st Editionは、ほぼ完売状態の様子……

 日本でもEVを本気で売っていく事を宣言したアウディだけに、プレミアムカーとしては現実的な600万円台を中心とした価格、日本の交通事情にもマッチしやすいサイズ、人気のSUVデザインなど武器も多いQ4に、大きな期待をかけている。

 アウディ自体も販売強化の対策のひとつとして、店舗での充電インフラの強化を進めていく。先進的なアイテムにも関心が高い現代のアウディユーザーの心をさらに掴むことが出来るか、Q4の動向が注目される!

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  • 2021年9月1日付けで就任
    アウディ ジャパンは8月3日、ドイツ市場担当として帰任したフィリップ・ノアック氏の後任として、現在Audi Volkswagen Taiwanの代表取締役社長兼アウディ事業の責任者であるマティアス・シェーパース氏が、9月1日付けで代表取締役社長に就任すると発表した。



    フォルクス ワーゲン グループ ジャパンとアウディ ジャパンは12月20日、2022年1月1日(予定)を効力発生日として、フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社を存続会社とした吸収合併を行なうと発表した。

     現在、フォルクス ワーゲン グループ ジャパンの下で輸入販売されているフォルクスワーゲン及びベントレー、そして、アウディ ジャパンの下で輸入販売されているアウディとランボルギーニの4ブランドを、1つの法人の下に再編する動きは、フォルクスワーゲン グループが世界各国で展開している戦略の一環。
  • 頻素って中国語?
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