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「ジャパニーズゴジラに魅了された男の愛機」アメリカ西海岸で話題をさらった魔改造GT-R

掲載 更新 44
「ジャパニーズゴジラに魅了された男の愛機」アメリカ西海岸で話題をさらった魔改造GT-R

アワード総ナメのワイドボディ・ショーカー仕様

日米のハイブランドとワンオフのカーボンパーツを大量投入!

「ジャパニーズゴジラに魅了された男の愛機」アメリカ西海岸で話題をさらった魔改造GT-R

アメリカ西海岸のオーナーを中心に、ハイチューンドJDMの愛好家が集まる『オートコンセプトエリート』。そのプレジデントとしてクラブを運営し、自らも数々のチューンドを手がけてきたのが、ジェシー・サバターだ。

彼のプライベートカーであるGT-Rは、これまで地元の西海岸で開催された数々のショーでアワードを獲得。最近ではスタンスネーションSOCAL、ニセイ・ショーオフなどでベスト・オブ・ショーに輝いている。

最も目を引くのは、何と言ってもカーボンファイバーでカスタムメイドされたワイドボディキットだ。破壊光線を発射するゴジラよろしく、大きく口を開いたフロントバンパー、そしてサイドスカートやルーフ、トランクフード、カナードなどなど、数々のエクステリアパーツがカーボンで作られている。

スワンネックのリヤウイングはボルテックス、ボンネットとディフューザー付きのリヤバンパーはバリスと、日本のハイブランドパーツが投入されている。BASFのペイントを使用したミッドナイトパープルは、R34以前のスカイラインGT-Rが輸入されていなかったアメリカではレア度がさらにアップ。ショーでの注目度はハンパではない。

そして、ホイールもカーボン製の特注リムにリバレルされた20インチのSSRエグゼクターCV01を装着。前後サスペンションには、各種の調整式アームとKWの油圧リフトシステム付きV3コイルオーバーを投入して、ワイド&ローのスタンスもきっちりとキメている。

ブレーキは前後にエンドレスのレーシング6ピストンモノブロックキャリパーキット(F400mmローター R387mmローター)をセット。最強の足回りを構築している。

心臓部のVR38DETTは、腰下をCPの鍛造ピストンとキャリロのコンロッドで強化し、ヘッドにはケルフォードのハイカムをセット。そこにHKSのGT1000フルタービンキットをセットアップ、最高出力1027hp&最大トルク117kgmというとてつもないアウトプットを誇る。

パイピングはチタンで作り直し、ジョイント部には抜け防止のブーストロックを組む。こうした細かなパーツも魅せる事に拘ってメイキングされている。

また、自らを「カーボン中毒者」と語るほどカーボンへの偏愛を捧げ、ラジエター上部を覆うカバーやストラットタワーバーもカーボンでカスタムメイド。ボンネット裏側で雨水を受けるキャッチもカーボンでワンオフし、パワーチェックシートを誇らしげにプリントしてあるのも特徴的だ。

内装もありとあらゆる場所にカーボン製のパネルを使用。スパルタンというより、むしろ華やかさすら感じさせる豪勢な空間を生み出している。

ブリッドのバケットシートはリクライニングが可能な海外限定エディション。チタン製のワンオフサイドバーはロックピンを外すとドアと同じように開閉が可能と、日常の使用に合わせた利便性も追求されている。

トランクルームには、フランスのオーディオメーカーFOCALのシステムをインストール。ここにもカーボンを大量に投入した上で、センターにGT-Rエンブレムをあしらってドレスアップ度を高める。

単に高単価なパーツを無作為に寄せ集めているわけではなく、エンジンチューンやボディワークなど、各パートで腕の立つスペシャリストが本領を発揮することにより、見事な調和を見せているジェシーのGT-R。

何よりも「コンペティションで一番になることが好き」という彼の言葉がどれだけ真に迫ったものであるかは、クルマを見るだけでよく分かるというものだ。

Photo:Akio HIRANO TEXT:Hideo KOBAYASHI

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みんなのコメント

44件
  • こりゃ金掛かってんなボディーカラーもカーボンもカッコいい。
  • なんでこのサイトって本来見なくていいやつばっかコメント残すんだろう
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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