■“史上最強”の新型「インテグラ タイプS」先行発売
2023年9月20日、ホンダのメキシコ法人は、同社の高級ブランド「アキュラ」より、新型「インテグラ タイプS」の先行販売を開始したと発表しました。
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インテグラは1985年に初代がデビューし、北米においても翌1986年のアキュラブランドの立ち上げとともに導入されたモデルです。
ボディタイプは歴代の各モデルで異なり、セダン・クーペ・ハッチバックなどがあったほか、本格スポーツモデルである「インテグラ タイプR」も用意されました。
2001年登場の4代目(DC5型)が2007年に販売を終了すると、その後しばらく同名を冠するモデルはラインナップから消滅するも、北米をはじめ中国などの海外市場では2022年に復活を果たしました。
15年ぶりの復活を果たした現行モデルは5代目に当たるモデルで、セダン形状に近い5ドアのハッチバックへと変化。
今回メキシコで予約受付が開始された新型インテグラ タイプSは、この5代目インテグラの内外装やパワートレインに手を加えたスポーティモデルです。
米国では2023年6月19日にすでに発売となったモデルで、メキシコ仕様については一部明示されていない情報もありますが、これと同様と思われます。
エクステリアは、タイプS専用の大型ダイヤモンドペンタゴングリルの採用や大型ロアグリル、エアインテーク付きアルミボンネットを装備し、そのパフォーマンスをアピールする顔つきに。リアには、初の大型センター出し3本マフラーや、グロスブラックのディフューザーとトランクリッドスポイラーを採用し、スポーティな印象を高めています。
また、サイドにはワイドフェンダーが装備され、標準のインテグラよりもワイドボディ化(2.8インチ)とワイドトレッド化が行われ、路面追従性と高速安定性の向上とともに迫力を増しています。
足元には、スーパースポーツカー「NSX」にインスパイアされたという専用デザインの10本スポーク19インチホイールを装備するほか、エクステリアの各部には3代目(DC2/DB8)を彷彿とさせる車名ロゴの刻印があしらわれヘリテージを意識したデザインとなっています。
インテリアには、「ウルトラスエード」を用いた専用フロントスポーツシートを装備するほか、ステアリングと専用シフトノブには、カラーステッチや「タイプS」ロゴがあしらわれるなど、スポーティな印象のみならず高級感も高めています。
パワートレインは、インテグラ史上最もパワフルという最高出力320馬力・最大トルク422Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒「K20C」型ターボエンジンを搭載。これに組み合わされるトランスミッションは、ショートストロークの6速MTで、駆動方式はFFです。
さらに、リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)や、パフォーマンスチューンされた「アダプティブダンパーシステム」、13.8インチの大型2ピースフロントローターとブレンボ製4ピストンアルミニウムキャリパーを標準装備し、走行性能を高めました。
ホンダのメキシコ法人の公式ウェブサイトで先行注文が可能です。
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