フランクフルトからミュンヘンへ場所を移し、開催された「IAAモビリティショー(ドイツ国際モーターショー)」。ヨーロッパの将来がみられる会場で、近い未来のモデルをチェックしていく。
フォルクスワーゲンはID.GTIコンセプトに加えて、パサート・バリアントを発表
ミュンヘンで「ID.4」の2024年モデルに遭遇! [ID.4をチャージせよ!:その18]
2023年9月にミュンヘンで開催された「IAAモビリティ」ショーの特徴を簡単にいうと、会場が2つあったこと。
ミュンヘンのメッセ会場と、市内(オデオンスプラッツなど)に、展示が設けられた。
フォルクスワーゲンは、メッセ会場に、「ID.GTIコンセプト」を置いた。
前日のフォルクスワーゲングループ・メディアナイトの報道の影響もあるのか、そこで初お披露目されたID.GTIコンセプトは、まわりから、一般の来場者が離れることがないほどの人気ぶり。
同様に、ミュンヘン中心部のオデオンスプラッツ(オデオン広場)には、オープンスペースと呼ばれる一般客が無料で入場できる会場を特設(そちらのほうがうんと広い)。そこでも展示を行った。
オープンスペースでは、新型「パサート・バリアント」も展示された。全長が5m近くまで拡大した新型は、ワゴンボディのみ。
セダン廃止の理由について「そちらはBEVのID.7がカバーする」とVWブランド技術開発担当取締役のカイ・グリューニッツ氏は説明してくれた。しかもセダン人気は低迷中だ、とつけ加えた。
新型パサートは、LEDライトストリップをフロントマスクに持ち、ID.シリーズとの共通点を強く感じさせた。ただし、プラグインハイブリッドを頂点に、ドライブトレインは内燃機関だ。
見どころは、EVOプラスという新しいプラットフォームを使っていること。
アウディ。新プラットフォームをもつ「Q6 e-tron」のプロトタイプを初公開
アウディは、将来的に発売する「Q6 e-tron」のコクピットのみ公開。フォルクスワーゲングループにあって「PPE(プレミアムプラットフォーム・エレクトリック)」なるプラットフォームを使うQ6 e-tronであろう車体は真っ白のペイントで偽装されていた。
「内側からクルマをデザインする」とはアウディの言で、湾曲した大きなモニターが目を惹くインテリアだ。ただし、メルセデス・ベンツやBMWが超エモーショナルともいうべき内装をデザインするなかで、アウディは理知的。品質感で勝負する正統派という印象だ。
ウィッテルスバヒャーブラッツのオープンスペースでは、23年1月に発表した「アクティブスフィア・コンセプト」が来場客の関心を集めていた。クロスオーバー的にすこし持ち上げられた車高と、弧を描くルーフライン、それに観音開きのドア……アウディ・デザイン部の力作だと改めて感じさせるモデルだ。
電動コンセプトモデル「ミッションX」とオリジナル911が共演するポルシェ
ポルシェは、メッセ会場に「ミッションX」を展示。2023年6月のルマン24時間レースで発表された電動スポーツのコンセプトモデルだ。噂では「918スパイダー」の後継になるとか。
同時に、ウィッテルスバヒャーブラッツのアウディに隣接したポルシェのオープンスペースは、かなり気合いが入っていた。広い敷地を使い、オリジナル911(1971年に発表された180馬力の911L)から、911シリーズの60周年を記念した高性能の限定モデル「911S/T」まで並べていた。
建物もよく見ると、911のアッパーボディを模した形状で、そこもユニーク。ポルシェ電動自転車の試乗も出来て、ポルシェ好きはなかなか飽きない内容だ。
オープンスペースの向かいには、ライカのショールームがあり、ショーウインドウには、911GT3の写真パネル。この2社のイメージはなんとなく近いと感じているひとも多いのでは。
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