F1第10戦イギリスGPのフリー走行2回目が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムをマークした。
FP1と同様、曇りがちなシルバーストンには強い風が吹き、気温21度、路面温度37度というコンディションでFP2がスタートした。
【動画】2019年F1第10戦イギリスGPフリー走行2回目ハイライト
セッション開始直後にコースインするマシンはなかったが、2分が経過したところで、キミ・ライコネン(アルファロメオ)がピットを離れた。FP1ではマシンを止め、赤旗の原因となってしまったライコネンだが、そのままタイム計測に入るとミディアムタイヤで1分31秒868を記録した。
その後、マクラーレン勢やトロロッソのダニール・クビアトなどがコースイン。セッション開始から10分が経った時点でクビアトが1分29秒413でトップに立ったが、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分28秒331までタイムを更新し、クビアトを上回った。
トップ3チームの中では、FP1でトップタイムをマークしたピエール・ガスリー(レッドブル)が先にコースイン。まずは1分29秒296で4番手となった。
セッション開始から15分を迎えようかという頃には、メルセデスやフェラーリ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)もミディアムタイヤでコースへ。バルテリ・ボッタスが1分27秒191をマークし、トップに立った。フェルスタッペンが2番手、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が3番手に続いた。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はセクター2でコースオフを喫してしまい、一度ピットに戻った。
ボッタスが1分27秒031までタイムを更新する中、ガスリーは7周目のタイヤで1分27秒667を記録し、2番手に浮上。その後には、フェルスタッペンが1分27秒603でチームメイトを上回り、2番手に上がった。
しかし、ボッタスはさらにタイムアップ。コースオフするなど、タイムが上がらないルイス・ハミルトン(メルセデス)を尻目に、1分26秒781を記録しピットに戻った。
セッション残り1時間を切り、各車がピットに戻る中、ベッテルがコースを独り占めし、5番手タイムを記録した。
ベッテルと入れ替わるように、ノリスがコースイン。ウイリアムズ以外で初めてソフトタイヤを投入し、予選シミュレーションに入った。ボッタスもこれに続き、ソフトタイヤでアタックに向かった。
ノリスは計測1周目にコースから飛び出してしまい、アタックを中断。続いてボッタスがアタックするが、セクター3で全体ベストを更新したものの、セクター2でミスがあり、自己ベスト更新はならなかった。
FP1ではピット出口でスピンを喫するなど、トラブル続きのロマン・グロージャン(ハース)は、FP2ではハイドロリックのリークが発生。1周も走れないまま、ピットでセッションを見守る時間が続いていたが、セッション残り50分を切ってようやくコースインを果たした。
ハミルトン、ルクレールもソフトタイヤでアタックするが、ボッタスがミディアムで記録したトップタイムを更新することが出来ず。ボッタスはその後のアタックでなんとかタイムを更新するが、そのタイムは1分26秒732と、小幅なタイム更新だった。
ガスリーには、挙動を乱すシーンが見られたが、2度目のアタックで1分27秒249を記録し5番手。少しタイミングを遅らせてコースインしたフェルスタッペンは、トラフィックの影響もありアタックをまとめられず、タイムが伸び悩んだ。その結果、タイムを更新したノリスがフェルスタッペンを上回り、6番手に食い込んだ。
セッション残り30分を切ってくると、各チームがロングランを開始。しかし、メルセデスはボッタスのマシンに問題が発生したとして、ハミルトンのみが走行を重ねた。そのハミルトンは、ソフトタイヤでわずかに走行した後、ミディアムタイヤに履き替えてデータ収集を続けた。
各車が決勝に向けて走行を続ける中、セッション残り15分というところで、ルノーのダニエル・リカルドがハンガーストレート手前のコースサイドでマシンを止めてしまった。これでバーチャルセーフティカーが出された。ボッタスは、この間にコースインを果たした。
その後は大きなトラブルなく、セッションは終了。トップタイムはボッタスとなった。終盤にはマシントラブルが起きたようだが、コース復帰しいくらか周回を重ねることができた。
2番手のハミルトンはいつになくコースオフが多いセッションとなった。どうやら風向きがコロコロと変わってしまっていたようで、その影響か他にもコースオフするマシンが続出した。
3,4番手にはルクレール、ベッテルのフェラーリ勢。ロングランではルクレールがタイヤの摩耗を訴える場面があった。
レッドブルは、ガスリーがボッタスと0.517秒差の5番手。フェルスタッペンはミディアムタイヤでのベストタイムで7番手と、6番手につけたノリスの後塵を拝した。
中団勢はノリスが頭ひとつ抜け出した一方、8番手のカルロス・サインツJr.以下は大接戦。予選ではQ1敗退となる位置の16番手、ランス・ストロール(レーシングポイント)とサインツJr.のタイム差はわずか0.253秒だった。
トロロッソ・ホンダはアレクサンダー・アルボンが9番手、クビアトが11番手と、予選では熾烈なQ3進出争いに加わることになりそうだ。
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