■東京モーターショーを彩ったコンセプトカーたち
2019年10月23日のプレスデーをもって、第46回東京モーターショー2019の全貌が明らかになります。
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東京モーターショーにはこれまで、数々のコンセプトカーが出展されてきました。コンセプトカーのなかには、日産「GT-R」やマツダ「RX-8」のように後に市販化されたモデルがありますが、大いに話題となっていたにも関わらず、市販化されないコンセプトカーのほうが圧倒的に多いのが実情です。
そこで、過去の東京モーターショーで公開されたコンセプトカーのなかから、市販が期待され反響が多かったモデル5車種をピックアップして紹介します。
●日産「IDx NISMO」
東京モーターショー2013で日産ブースに展示され、注目を浴びたのが「IDx」です。
IDxのスタイルは2ドアクーペで、公式にはアナウンスされていませんがデザインは3代目「ブルーバード(510型)」をモチーフにしたといわれています。
エンジンは直列4気筒でフロントに搭載しリアを駆動するFRを採用。このあたりも510型を彷彿とさせます。
バリエーションはスタンダードモデルと、スポーティな「IDx NISMO」が用意され、とくにIDx NISMOはクラシカルなオーバーフェンダーが装着され、カラーリングもアメリカのレースで活躍した「ダットサン510」をモチーフにしています。
内装はハイテクな装備とクラシカルなデザインが融合された斬新なもので、いわゆる「ネオクラシック」な印象です。
公開当時の反響も大きく、日産のラインナップから消えてしまった小型FRクーペ復活を期待させるものでした。
ちなみに、アラビア数字の510をローマ数字で表すと「DX」となります。
●トヨタ「GR HVスポーツコンセプト」
2012年に発売されたトヨタ「86」はFRスポーツとしてヒット作となりましたが、東京モーターショー2017に展示された「GR HVスポーツコンセプト」は、86の未来を予感させるモデルでした。
GR HVスポーツコンセプトは車名のとおりハイブリッド車で、駆動方式がFRの2シータークーペです。
世界耐久選手権を戦っていたレーシングカーの「TS050 HYBRID」で鍛えたハイブリッド技術「THS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)」を搭載し、ボタンひとつでマニュアルモードへの切り替えが可能で、オートマチック車でありながら6速MT車のような操作が楽しめるHパターンシフトを採用していました。
なお、公表されているボディサイズは全長4395mm×全幅1805mm×全高1280mmと、86よりもひとまわり大きいサイズです。
また、ルーフ部分が脱着できる「タルガトップ(トヨタの呼称ではエアロトップ)」が採用され、気軽にオープンエアドライブが楽しめるとされていました。
コンセプトカーながらGR HVスポーツコンセプトの内外装の作り込みは市販車並のクオリティで、本当に市販されるのではと注目されました。
●ホンダ「スポーツEVコンセプト」
東京モーターショー2019では、ホンダの小型EV「ホンダe」の国内販売モデルが展示されますが、そのホンダeは東京モーターショー2017で「アーバンEVコンセプト」として、日本初公開されています。
その時に、同時に展示されたもう1台のEVが「スポーツEVコンセプト」で、その名のとおり2ドアクーペスタイルのスポーツEVです。
スペックなどの詳細は明らかになっていませんでしたが、次世代のスポーツカーデザインを目指したスタディモデルとなっていました。
外観の印象はアーバンEVコンセプトと同様なコンセプトながら、こちらはロングノーズ・ショートデッキのクラシカルなスポーツカーをイメージしています。
アーバンEVコンセプトがホンダeとして市販されたわけですから、スポーツEVコンセプトの市販の可能性もゼロではないでしょう。
■ダイハツは往年の名車をインスパイア
●ダイハツ「DN コンパーノ」
現在、軽自動車を中心に製造・販売しているダイハツですが、かつては小型乗用車を数多く輩出してきました。なかでも「コンパーノ」は1963年に発売したダイハツを代表する小型乗用車です。
コンパーノは2ドア/4ドアセダン、ワゴン、バン、ピックアップトラック、そして2ドアオープンと、同じシャシでさまざまなボディタイプをラインナップする画期的なクルマでした。
当時、1車種で多くのボディタイプを持つのは珍しくありませんでしたが、コンパーノのボディバリエーションはとくに多かったのです。
このコンパーノをイメージさせるコンセプトカーが、東京モーターショー2017で展示された「DN コンパーノ」です。
ユニークな外観デザインで、横から見るとキャビンは流麗なクーペで、サイドラインから下は、ボクシーな4ドアセダンとなっています。
パワートレインは1リッタークラスを想定していたようで、かなり作り込んだ仕上がりでしたが、未だに市販化への計画は発表されていません。
●スバル「VIZIV パフォーマンスコンセプト」
東京モーターショー2019のスバルブースに展示される「WRX STI EJ20ファイナルエディション」の販売をもって、WRX STIは販売を終了すると発表されています。
このWRX STIの次期型モデルといわれていたのが、東京モーターショー2017で公開された「VIZIV パフォーマンスコンセプト」です。
ボディはクーペタイプの4ドアセダンで、一見してスバルのクルマだとわかるデザインコンセプトながら、大きく張り出した迫力ある前後フェンダーが特徴です。
中身については不明な点が多いですが、スバルが提唱する水平対向エンジン+4WDの「シンメトリカルAWD」を搭載しているのは間違いないようです。
さらに、大径の4本出しマフラーが、ハイパワーなエンジンを予見させています。
WRX STIはスバルらしい高性能なセダンとして人気があるモデルでしたが、次期型への期待も高まっています。
※ ※ ※
コンセプトカーというと大きく分けて3種類あります。ひとつは公道走行や市販をまったく考えていない、技術優先のもの。もうひとつは、市販車に近い存在ながらデザインスタディの要素が強いモデル。そして、市販間近といえるモデルです。
どのコンセプトカーも夢があり、見ていて楽しいですが、なかでも市販車に近いモデルが登場するとワクワクしてしまいます。
2019年10月25日から一般公開される東京モーターショー2019では、どんなコンセプトカーが話題になるのでしょうか。楽しみにしたいと思います。
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