■中国高級ブランド「紅旗」ついに日本初ショールームオープン!
2021年2月に日本上陸を果たした中国の最高級車ブランド、紅旗。
同年12月19日、日本初となるショールーム「紅旗エクスペリエンスセンター」が大阪・なんばに誕生しました。
これは紅旗初のみならず、中国ブランドとしても初ということもあり、注目を集めることになるでしょう。
【画像】中国版センチュリー!? 紅旗「H9」がとにかくスゴい! 超豪華な内外装を見る!(45枚)
紅旗は1953年に設立された中国初の自動車メーカー「中国第一汽車」が展開する高級車ブランドで、長年にわたり、中国の要人たちに愛されてきました。
中国ブランドの乗用車として初めて日本での販売が始まった紅旗「H9」という車種は2020年に発表されたモデルで、紅旗のなかでは最新のセダンとなっています。
紅旗は現在、大きく分けて「Lシリーズ」と「Hシリーズ」が存在。
「Lシリーズ」は1958年に登場した初代モデルである「CA72」のデザインを汲むレトロルックなモデル、「Hシリーズ」は紅旗が持つ最上級の気品と快適さを、よりモダンなデザインと組みあわせたモデル群となっています。
H9をはじめ、H7やH5などのセダン、E-HS9やHS7、HS5、E-HS3なども、この「Hシリーズ」に属します。
さらには近年、EVやPHV、FCVなども「Hシリーズ」から投入されており、上質さのみならず、その高い環境意識にも注目が集まっています。
2021年1月に紅旗が日本に上陸することがティーザー画像で予告され、実際に2月に上陸。
登録のための各種保安基準や排出ガス試験、加速走行騒音試験なども無事クリアし、晴れて5月に第1号車が日本の自家用ナンバープレートを取得しました。
それから約7ヶ月、その間にも顧客への納車は順調におこなわれており、現在までに数十台のデリバリーが進められています。
そしてついに、日本初のショールーム「紅旗エクスペリエンスセンター」が誕生しました。
開業初日におこなわれた記念式典では、中華人民共和国駐大阪総領事館から薛剣(せつ・けん)駐大阪総領事が祝辞を述べました。
そのほかにも、中国東方航空大阪支店、中国国際航空大阪支店、吉祥航空日本支社、天津航空日本支社、中国郵政航空日本支社、中国工商銀行大阪支店など、中国企業からの来賓が参列しました。
また、中国第一汽車集団進出口有限公司(進出口=輸出入) 紅旗海外営業部 王羚宇(おう・りょうう)執行役員からの祝賀ビデオメッセージ。
第一汽車の本拠地がある長春市の長春市人民政府からの祝電も披露され、紅旗の新天地での挑戦に期待を寄せました。
「紅旗が日本に上陸し、初めてのショールームをオープンさせたと聞き、大変嬉しく思います。
紅旗は中国第一汽車の代表的ブランドであり、長春市の人民にとっての誇りの象徴でもあります。
紅旗が日本で販売されることの意義は大きいです。
私たちは長春市人民政府を代表し、紅旗が日本上陸を果たすための『道』や『架け橋』を作り上げた全ての人に感謝の意を表します。
そして、日本にいる同胞たちにも是非とも紅旗をリードしてもらい、中国文化、そして中国製品を積極的に推進し、私たちの民族を代表するブランドを輝かせてもらいたく存じます」(長春市人民政府祝辞)
式典では全日本紅旗オーナーズクラブ(全日本紅旗車友会)の設立も宣言され、オーナー同士の今後の交流がより一層活発になることが期待されます。
■「紅旗」が日本で展開するモデルは? 今後は東京進出も?
2021年12月現在、日本ではH9に加え、セダンのH7、ミドルサイズSUVのHS7、そして紅旗の最上級フラッグシップモデルであるL5が販売されています。
そのなかでも一番人気はH9で、パワートレインは、2リッター直列4気筒ターボチャージャー+48Vマイルドハイブリッドと3リッターV型6気筒スーパーチャージャーの2種類が用意されています。
2リッターモデルは装備が異なる4グレードで構成されており、3リッターモデルは5座と最上級の4座の2グレード。
エントリーグレードである「2.0 Y」は610万5000円、それに続く「2.0 X」は657万8000円、「2.0 R」は720万5000円、そして2リッターモデルの最上級「2.0 SP」は811万8000円です。
3リッターモデルに関しては、5座の「3.0 SP」は966万9000円、4座の「3.0 G4」は1097万8000円からとなっています。
今後はH9の全長とホイールベースを200ミリメートル延長した「H9+」、純電動SUV「E-HS9」、フルサイズSUV「LS7」、ミドルサイズSUV「HS5」、そしてミドルサイズセダン「H5」の日本販売も2022年に予定されています。
※ ※ ※
また、紅旗のショールーム「紅旗エクスペリエンスセンター」も反響次第では大阪のみならず、東京や名古屋など日本各地に増やしていく計画です。
今後、日本の街中で紅旗のモデルたちを目にする機会がさらに増えることでしょう。
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みんなのコメント
当分は中国人か中国と関りがある人しか買わないだろうなぁ。
愛用しているふりをしているだけの者も少なからずいただろう。