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軽カーだけの熱きバトル「東北660選手権 第2戦」は52台もエントリー! 若者もモータースポーツを楽しむレースの結果を報告します

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軽カーだけの熱きバトル「東北660選手権 第2戦」は52台もエントリー! 若者もモータースポーツを楽しむレースの結果を報告します

第2戦も白熱したバトルが展開された!

2024年6月30日に、エビスサーキット東コースで軽自動車だけのレース「東北660選手権」の第2戦が開催されました。梅雨の時期だけに雨が心配されたものの天候は曇り、気温も上がらずいい意味で予想を裏切られることに。エントリーは1~5クラスの合計で52台、遠方からの参加者が多いのも相変わらず。決勝レースの模様を中心にレポートします。

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1クラス:新たな可能性を感じさせるマシンで466号車鈴木が優勝

最高峰となる1クラスは開幕戦を制した21号車(ミラ)大塚 猛が練習走行で痛恨のエンジンブロー。代わって見事ポール・トゥ・ウィンを決めたのは1クラスに上がった466号車 鈴木律幸だ。

驚くことに鈴木が駆るL275型ダイハツ「ミラ」はECUがノーマルで、ギア比の変更と機械式LSD装着しか手を入れていないとか。車両を製作したガレージ・カリノの狩野さんによると、長いストレートを持つスポーツランドSUGOでの不利は否めないものの、エビスなら東でも西でもさほど影響がなさそうとのこと。チューニングの費用も抑えることができ、ECUノーマルで1クラス(※本来1クラスはフルコンまでのECUチューンが認められている)というのはアリかもしれない。

準優勝は開幕戦と同じくベテランの11号車(アルト)アベが入り、3位はギア比の変更を行なった154号車(ミラ)小松日高だった。

2クラス:実力派揃いで予選結果から順位変わらず200号車石川が優勝

2クラスは開幕戦で予選2位から逆転した200号車(アルト)石川颯人が、その勢いに乗って予選のポールポジションをゲットする。いっぽう苦杯を嘗めさせられた919号車(プレオ)茂木勇輝は0.9秒差ながら2番手、そして3番手は今年から2クラスにステップアップした43号車(ミラ)大平崇文だ。

レース巧者が揃っているだけに決勝もミスなく、順位が入れ替わることなくチェッカーを受けた。石川は2連勝でシリーズ争いを有利に進めることができそう。

3クラス:今シーズン有望株の上位3名による激戦を制し86号車竹中が勝利

そして今年も新しいヒーローが誕生した3クラス。予選のポールポジションは第1戦で優勝した86号車(エッセ)竹中康平、2位は601号車(アルト)大堀隼夢で3位は2号車(エッセ)中田一平という結果に。順位こそ違えど開幕戦とまったく同じ顔ぶれで、決勝もポジションを変えずにフィニッシュした。

この3名が今シーズンの3クラスをリードするのは間違いないと思われるが、タイム的に抜きん出ているのは今年で3クラスは卒業と話す竹中。もちろん大堀や中田が勝ち逃げを許すはずはなく、その後ろに控えている79号車(アルト)石山祐也や124号車(エッセ)岩崎悠人、ベテランの1号車(アルト)山口忠伸らがどう絡んでくるかも楽しみだ。とくに岩崎は開幕戦を5クラスでエントリーしたものの、わずか1戦で激戦の3クラスに上がった有望株でもある。

4クラス:2023年ダブル王者の6号車猪又が圧巻の走りで優勝

そして2023年はHA36型スズキ「アルト」のAGSが席巻した4クラス。今年はHA36のみタイヤがセカンドラジアル限定となったが、それでも速さは変わらず第2戦ではトップ3をHA36が独占する。

優勝は2023年シーズンのHA36カップと併せて、ダブルチャンピオンを獲得した6号車(アルト)猪又真輝だった。準優勝の168号車(アルト)高杉俊太郎と3位の358号車(アルト)菅原武は宮城県にあるテクニカルなショートコース「サザンサーキット」からのエントリーで、2023年からの試行錯誤が着実に結果として表れてきたようだ。

5クラス:2クラスでも通用しそうな速さの27号車齋藤が制覇

そして4回までしか参加できないビギナー用の5クラス。優勝は予選タイムが1分21秒711で2クラスでも戦えそうな27号車(エッセ)齋藤 俊、準優勝は23号車(ミラ)冨田真澄で3位には初参戦の女性ドライバー309号車(エッセ)佐藤奈美だった。レースの駆け引きやセッティング技術を身に付けた彼らが、いずれ上のクラスでどのような戦いを繰り広げるかも楽しみだ。

新規格NAの軽自動車による東北660選手権は、次のラウンドから早くも後半戦に突入する。第3戦は8月25日に再びスポーツランドSUGOへ場所を移して開催される。真剣ながらもアットホームな空気のレース、ギャラリーだけでも楽しめるのでぜひサーキットへ!

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