オーストリアのレッドブルリンクを舞台にFIA F3第6戦シュピールベルグが開催された。6月30日(日)のフィーチャーレースでは、ルーク・ブラウニング(ハイテック)が勝利を飾った。
上位12名がリバースグリッドとなるスプリントレースとは異なり、予選順位通りのポジションから各車がスタートを迎えるフィーチャーレース。ポールポジションのブラウニングを先頭に30台がグリッドに並んだ。
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10分のディレイの後、現地8時40分にフォーメーションラップがスタート。26周のレースが幕を開けると、ブラウニングの蹴り出しが良く、トップのままターン1を回った。2番手以下はアービッド・リンブラッド、ディノ・ベガノビッチ、ガブリエレ・ミニのプレマ3台による激しいポジション争いが繰り広げられ、ベガノビッチが序盤の争いを制して2番手に浮上した。
プレマ勢の後ろでも随所で接近戦が展開され、セバスチャン・モントーヤ(カンポス)を含む2台がリタイアとなった他、パンクにより緊急ピットインを強いられるドライバーも現れた。
上位集団を走ったリンドブラッドは、直後を走ったアレキサンダー・ダン(MPモータースポーツ)からの追突を受けて後退。代わりにプレマ勢の後ろ4番手にはノエル・レオン(VAR)がつけた。
レース11周目には、接触のダメージによりターン3でストップした車両が出たためバーチャル・セーフティカー(VSC)がコース上に提示された。
VSCは13周目に入るところで解除。各車がレーシングスピードへ戻っていった。しかしその直後、レオンの右リヤタイヤがオリバー・ゲーテ(カンポス)の接触によってパンク。ピットインを余儀なくされ、優勝争いから脱落することになった。
レース後半も上位陣はひと塊の集団となり、接近戦が展開された。タイヤにブリスターのような症状が目立つ首位ブラウニングに対して、2番手ベガノビッチもタイヤが厳しいか、接近しては離れるという周回が続いた。
24周目にはそのベガノビッチに対して3番手ミニが仕掛けるも、逆にミニはクリスチャン・マンセル(ARTグランプリ)に交わされてしまう。ただミニはその周のうちに再びマンセルを抜き返して表彰台のポジションを守った。
勢いそのままミニは翌周にベガノビッチを料理して2番手に浮上したが、ファイナルラップまでこの2位争いは続き、ミニ、ベガノビッチ、マンセルが入れ替わり立ち替わりでポジションを争った。
そんな2番手以下を尻目に、ウイリアムズF1育成のブラウニングはポール・トゥ・ウィン。今季2勝目を挙げてドライバーズランキングでも首位に立ち、表彰式にはウイリアムズF1のジェームス・ボウルズ代表も駆けつけた。
熾烈な2位争いは最終的にミニに軍配が上がった。そして表彰台の最後の一角はベガノビッチが掴んだ。ミニはアルピーヌ育成、ベガノビッチはフェラーリ育成と、トップ3をF1チームが育てる有望株3名が占めるという形になった。
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