フェラーリF1のチーム代表であるフレデリック・バスールは、よき友人でありライバルでもあるトト・ウォルフに、7度の世界チャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンがシーズン終了後のアブダビテストでフェラーリのテストに参加することを許可するよう要請したが、却下されたという。
ハミルトンの早期離脱要請をメルセデスが拒否したため、フェラーリと初めて直接コンタクトを取るには2025年の初めまで待たなければならないだろう。
シーズン後の新『F1ルーキーレース』、2024年の開催はなし。2025年の実現を視野に議論を継続へ/F1コミッション
メルセデスとハミルトンの契約上の義務は12月31日まで続き、それにはブラックリーのファクトリーで行われるシーズン終了後の恒例のクリスマスパーティーへの参加、そしてシーズン終了後にいつも行われているクアラルンプールのペトロナス本社訪問などいくつかのスポンサー行事への出席が含まれている。
バスールは、メルセデスが彼の要請を拒否した理由について詳しく述べようとはしなかったが、「ルイス(・ハミルトン)がアブダビで我々のテストに参加しないとしても、それは私が頼まなかったからというわけではない。分かってもらえると思うがね」と笑顔で語っていた。
言い換えれば、バスールはこのために厚意を求めたが、ウォルフに拒否されたということだ。ウォルフは、ライバルチームにスタードライバーを奪われたことにまだ腹を立てており、ハミルトンが将来のチームに早く溶け込むのを助長する気はなかったのだろう。
ハミルトンがテストに参加できないため、フェラーリはアブダビGP後の火曜日に、シャルル・ルクレールをヤス・マリーナ・サーキットで1日中走らせることになるだろう。またバスールは、カルロス・サインツも同じサーキットでテストに参加するが、彼は2025年のチームのためにも走ると明かした。
バスールは、「我々の観点から言えば、ウイリアムズとカルロス(・サインツ)の要請を拒否する理由はない」と語る。
「我々はカルロスと良好な関係で別れることになった。彼は我々との最後のシーズンだと分かっていても、これまで通り完璧なプロフェッショナルであり続けている。なので、ウイリアムズとの1日のテストのために解放してほしいという彼の要望を受け入れている」
「カルロスは間違いなくマラネロのクリスマスパーティーに来るだろうし、チーム全員が彼の将来の幸運を祈っている。だが我々は、ウイリアムズがアブダビで彼のためにどんな走行を用意したとしても、彼にやらせるつもりだ」
ドライバーがチームを移籍する場合、これはかなり普通のことだ。フェルナンド・アロンソは2022年、アルピーヌでの最後のレースの2日後にアストンマーティンでテストを行い、バルテリ・ボッタスはメルセデスを離れ、アルファロメオ・ザウバーでテストを行った。
異例なのは、長年にわたり会社に貢献して多大な結果を出してきたドライバーに、新チームでの最初のテストの機会を与えることをチームが拒否したことだ。メルセデスがハミルトンの新天地への移籍の決断と、12年間の大成功だった関係に終止符を打つことをまだ受け入れていないのは、誰の目にも明らかであるようだ。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
トヨタ『ランドクルーザー』リコール…ドライブシャフト不良、走行不可能になる恐れ
カワサキ新型「レトロスポーツモデル」に反響多数!「古き佳き」スタイリングが“現代”に刺さる!? 玄人も注目する“バイクらしさ”を味わえる「W230」とは?
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
わざわざ自分から出ていくやつがライバルチームで有利になるように取り計らえと言われても、さすがにやりたくないと思うのが普通かなと思うけどなぁ。
なんかバスールがそれをうちは温情でやってます、向こうさんはケチですね、と言わんばかりの態度なのはなんか違う気もするし、今回ばかりはウォルフの気持ちのほうがわかるかな。
過去、多くの場合は許可されてきた。許可されない場合、ドライバーが契約を解除してテストに参加したケースもある。
これらの場合、前所属チーム、スポンサーに配慮しスポンサーロゴの無いレーシングスーツやマシンで走る事が多い。