厳選値引き実例 X氏の値引き特報

新車値引き情報 [2022.02.25 UP]


厳選値引き実例　X氏の値引き特報

その1　アクアから7.9万円引き！
TOYOTA　アクア
Z
トータル値引き　7.9万円
値引き率　3.2％
From三重県

強気な売り方に意気消沈
むちゃ振り戦法で起死回生

　12年間乗ったフィットの買い替えを検討していたら「アクアがフルチェンする」との情報を入手。そこで、ひとまず買い替えを延期し、新型アクアの登場を待つことにした。
　半年近く経ったある日、ついに「新型アクア、発売！」のニュースが飛び込んできた。
　早速、トヨタA店へ。展示車を見た感想は「待ってて良かった！」。その場で商談開始。
セ「発売直後なので値引きは1～2万円が限界です。付属品の値引きもできません」
　厳しいとは思っていたけれど、これほどとは……。
　次の日、気を取り直して顔なじみのセールスさんがいるトヨタB店に出向いた。
Ｘ「早期に決めたいと思っています。トヨタA店とも商談しているので単刀直入にいきます。値引きはいくらですか？」
セ「車両本体の値引きは頑張って3万円です。下取りのフィットは13年落ちですが、3万4000円の値を付けました」
Ｘ「その程度ではここに来た甲斐がありません」
セ「わかりました、4万円引きで、お願いします」
　上乗せはたったの1万円。とうてい納得できない。
　作戦を変更。ドラレコなど付属品約8万8000円分を追加し、ここからの値引きを迫ると、3万円の値引きを出してきた。さらに下取り額のアップを要求すると「店長の決裁を取ってきます」と言って奥に引っ込む。しばらくして戻ってきて、
セ「下取りは3万4000円が目一杯です。かわりにドラレコを無料サービスにします」
Ｘ「わかりました。いちど持ち帰って出直します」
セ「Ｘさん、待ってください！ 今日決めていただけるなら、さらにボディコーティングもサービスさせていただきます」
　よし、こちらのペースになってきた。一気に攻めよう。
Ｘ「ETCの移設をサービスでお願いしたいんですが？」
セ「う～ん……参りました。頑張ってサービスにします」
　これにて商談成立。最終的な条件は車両本体から4万9018円引き、付属品（3万4100円）から3万円引き、これにドラレコとボディコーティング、ETC移設が無料サービス。値引き／サービスの総額は18万円を超えていた。

値引き採点　4
顔なじみのセールスマンを上手に攻略しています。とくに「いちど帰って出直します」のセリフ後の“怒涛の攻め”は見事でした。発売直後の新型アクアから合計18万円引きなら特上クラスですが、これから購入する人は20万円オーバーを狙ってください。





その2　ライズから28.0万円引き！
TOYOTA　ライズ
ハイブリッドZ
トータル値引き　28.0万円
値引き率　10.4％
From兵庫県

“明るく楽しく、したたかに！”
貴誌のモットーを実践しました！

　皆さん、お久しぶりです。
　5年前にマツダCX-5を購入した際に「私もX氏」に採用していただいたので、2回目の応募となります。
　そろそろ買い替え時と考えて「安全装備の充実」と「ダウンサイジング」を目的にクルマ選びをしていたところ、昨年末、ロッキー／ライズにハイブリッドが追加となり、これに狙いをつけることにしました。
　まずはダイハツへ。提示してきたロッキーの値引き額は5万5000円。しかしライズとの競合を伝えると10万円引きにアップしてきました。
セ「ハイブリッドは発売されたばかりなので値引きはあまりできません。これが限界です」
　なお、CX-5の下取り額は98万円でした。
　一方、トヨタは経営の違う2社と商談しましたが、どちらもダイハツとは違って新型を強調した売り方はしてきません。単に「グレードが追加された」くらいの雰囲気でした。
　トヨタA店は最初から値引き10万円、下取り100万円を提示。セールスさんの口ぶりからすると、さらに「プラス15万円程度」はいけそうです。
　トヨタB店もやる気満々の好青年です。ダイハツとの競合をにおわせると、いきなり値引き20万円を提示。さらに下取りは破格の120万円！
　そこでB店に絞って最終交渉。この時点で値引きと下取り額を差し引いた支払い総額は135万円となっていたので、
Ｘ「130万円なら即決しましょう！」
セ「そこまでは無理です。133万円で決めてください！」
　セールスさんの心意気に納得して契約。最終的な条件は車両本体とメーカーオプション（18万400円）から17万7423円引き、付属品（19万740円）から10万2340円引き（ドラレコ・プレゼント＝5万8080円を含む）となっていました。なお、CX-5は買い取り専門店にも査定してもらい、比較するつもりでしたが、120万円という高値が飛び出したので納車までの利便性を考えて下取りに出すことにしました。

値引き採点　5
ノリのいいセールスマンとみるや、一気に勝負に出たのが功を奏しています。ベテランならではの手慣れた交渉ぶりでした。新追加のHVから約28万円引き／値引き率10％超なら文句なしの特上クラスです。高取り分を含めて採点は5としました。

Comments

こういうのが巡り巡って下請け部品メーカーの給料を圧迫してるんですね。

同じ内容で同じ値段を提示した時、もっと値引きしろ！って客とありがとうって言ってくれるお客さん、結局は同じくらいの金額で落ち着くんだよね。
無論、その後のお世話にはそれなりの差が出てくるので、トータルで見たら後者のお客さんの方が得する様になるという不思議。