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はやくも目標の9倍の受注! スズキ新型「フロンクス」は254.1万円からでもホンダ「WR-V」と戦える理由とは…充実の標準装備が魅力です

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はやくも目標の9倍の受注! スズキ新型「フロンクス」は254.1万円からでもホンダ「WR-V」と戦える理由とは…充実の標準装備が魅力です

人気の快適&安全装備てんこ盛りで死角なし!?

2024年10月16日、スズキはコンパクトSUV「フロンクス」を発表しました。全長4m以下、最小回転半径4.8mという取り扱いやすさに加えて、都市部に多い立体駐車場に対応した全高1550mmという優れたパッケージが特徴です。インドで生産され、輸入されるフロンクスは黒船来襲となるのでしょうか。

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月間販売台数の9倍をすでに受注

2024年10月16日、スズキはコンパクトSUV「フロンクス」を発売し、5年ぶりに会場での発表会を行った。フロンクスは、「扱いやすいクーペスタイルSUV」をコンセプトに、力強さ・上質さ・洗練さを合わせ持つデザインに、取り回しの良さと快適な空間を兼ね備えた新ジャンルのコンパクトSUV。生産はインドのグジャラート工場で行われ、日本に輸入される。車両本体価格は2WD車が254万1000円(消費税込)。4WD車が273万9000円(消費税込)。

フロンクスのボディサイズは、全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mmで、都市部に多い立体駐車場に対応した優れたパッケージが魅力だ。また2520mmというロングホイールベースにより、前後乗員距離は885mmというコンパクトSUVではトップレベルの後席のニースペースを確保。そしてラゲッジルームは5人乗車時290Lの容量を実現している。

取り扱いやすさの目安となる最小回転半径は、フロントタイヤの切れ角をできるだけ大きくとること、そしてベストバランスのタイヤサイズをチョイスすることで、4.8mという「スイフト」と同じレベルを実現している。

フロンクスに搭載されているパワートレインは、最高出力101ps(4WD車は99ps)、最大トルク135Nm(4WD車は134Nm)を発生する1.5L直列4気筒エンジンに、最高出力3.1ps、最大トルク60Nmを発生するモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステム。

組み合わされるトランスミッションは6速ATで、駆動方式は2WD(FF)と日本仕様のみに設定された4WDの2種類。4WD車には、急な坂道でも安心なヒルディセントコントロールや滑りやすい路面でスリップを防止するグリップコントロールを採用する。そして燃費性能はWLTCモードで2WD車が19.0km/L、4WD車は17.8km/Lを実現する。

運転支援機能や快適装備も充実

先進の運転支援機能は、街中での運転をサポートするデュアルセンサーブレーキサポートIIを核に、高速道路での運転をサポートするアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援機能、後側方の車両を検知するブラインドスポットモニター。そして駐車時の運転サポートを行う誤発進抑制機能、低速時ブレーキサポート(前進・後退)など16の機能を標準装備している。

また、24時間365日つながるオペレーターサービスやスマートフォンでクルマの操作や状態が確認できる「快適・便利」なアプリサービス、さらに家族や知人もアプリサービスが使える「みまもるユーザー」といったコネクテッドサービス、「スズキコネクト」が3年間無料で提供される。

さらにフロンクスは全車、スマートフォン連携9インチメモリーナビゲーションをはじめ、ワイヤレス充電器、リアにUSBソケット(Type-A、Type-C)、運転&助手席そしてリアシートにもヒーター機能を標準装備するなど快適装備が充実している。

日本仕様のために走行&安全性能は専用開発

そして発表会では、フロンクスの日本専用装備も発表された。日本専用装備は以下のとおり:レザー調&ファブリックシート表皮、ステンレス製ペダルプレート、電動パーキングブレーキ、シートヒーター、リアヒーターダクト、ミラーヒーター、スマートフォン連携メモリーナビゲーション、ラゲッジボード、エコクール、IRカット機能付フロントガラス。

走行&安全性能面では、パワートレイン、足まわり(アルミホイール、タイヤなど)、4WD車、ドライブモード切り替え。そしてデュアルセンサーブレーキサポートII、ブラインドスポットモニターなどの先進安全装備となっている。

ライバルはヤリスクロスとWR-V

フロンクスが投入される国産コンパクトSUVクラスで、ライバルと言えるのは、トヨタ「ヤリスクロス」、そして同じインドで生産され輸入されているホンダ「WR-V」だ。

ヤリスクロス1.5Lガソリン車の新車価格は190万7000円~278万2000円(消費税込)。一方、ホンダWR-Vは209万8800円~248万9300円(消費税込)となっており、ヤリスクロスとは最上級グレードのZとほぼ同じ。2WD車しかないWR-Vと比べると最上級グレードより高くなっている。

しかしWR-Vはナビゲーションがオプション。そしてヤリスクロス1.5Zはカラーヘッドアップディスプレイがオプション。シートヒーターはフロントシートのみ、そして「置くだけ充電」の設定がない。こうしてみると、フロンクスの装備内容は絶妙な価格設定となっているのだ。

月間販売台数の目標1000台のところ、現在9000台の受注が入っていて、ティザー広告の影響でこれまでスズキ車を選んでもらえなかった若者からオーダーが多いとスズキの社長は語った。舌の肥えた日本ユーザーを満足させるために徹底的に磨きを掛けたスズキ フロンクス。国産コンパクトSUVの台風の目となるかもしれない。

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みんなのコメント

46件
  • かねやん
    車がどんどんデカくなってるから、このサイズは需要あるよ。
  • 防災減災備蓄
    いやいや、まだまだスズキ関係者が乗り換えてるだけでしょ
    1年後にまだ伸びてたら成功
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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