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イタリアの至宝「COLNAGO(コルナゴ)」新型バイクは200万円級!

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イタリアの至宝「COLNAGO(コルナゴ)」新型バイクは200万円級!

 世界のロードレースシーンに欠かすことができないイタリアのレーシングブランド「COLNAGO(コルナゴ)」は、エルネスト・コルナゴ氏が一代で築いた世界屈指の自転車メーカーです。

 最新作となる「C68」は、33年前に登場し、話題をさらった「C35」から続くラグドカーボン製法のフレーム、革新的な技術を取り入れながら進化してきたコルナゴの最高峰フレームシリーズなのです。

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 この「C」シリーズは、1989年に誕生した初の量産型カーボンロード「C35」から最新モデルの「C68」まで、7台のフラッグシップモデルと4台の派生モデルが存在します。中でも「C40」というモデルがカーボンフレームの草分けと言っても過言ではないモデルで、当時は多くのビッグレースで勝利に貢献してきました。

 モデル名に冠している「C」は、「Carbon(カーボン)」、「Colnago(コルナゴ)」、「Cambiago(カンビアーゴ:本社所在地)、「Class(格式)」に由来しています。

 また「ラグドフレーム」というのは、「ラグ(継手)」にチューブを挿入する製法で、伝統的なスチールフレームで培われた技術です。

 Cシリーズは当時から、素材をスチールからカーボンに置き換えています。ずっと同じ製法にこだわっている理由は、各チューブが別パーツとなっているため、細かい調整が可能でライダーの身体にフィットしたフレーム製造が可能だからです。トッププロが勝つための要求を実現するために、この製法を守り続けているわけです。

 前代の「C64」から4年ぶりとなる「C68」は、ラグド製法を引き継ぎながら、全く新しいコンセプトのもとにデザインされました。

 Cシリーズ最大の特徴であるラグとチューブのパーツ構成を見直し、より自由度の高い設計を可能とし、チューブとラグを一体化させるモジュールストラクチャー製法により、フルモノコックでは難しい緻密なジオメトリー調整が可能となり、理想的なプラットフォーム設計を行なえるようになりました。

 また、新たな構造はフレームデザインの一新にもつながっています。トラディショナルな工法は引き継ぎつつも従来とは異なるラグ構造により、空力特性を備えたシェイプとなっています。接合部分は特殊技術により滑らかに整えられ、その美しさが際立ちます。

 イタリア、カンビアーゴにあるエルネスト・コルナゴ氏の自宅階下の工房で職人の手作業により、1本1本丁寧に作られるこだわりの製法は「C68」にも踏襲されています。理想のフレームを作り上げるために大胆なブラッシュアップを行ないながらも、最高品質の製品作りのために情熱を注ぐ、コルナゴのフレームに対する理念が窺えます。

 フルカーボンのレギュラーモデルに加えて、ヘッドラグとシートラグの一部にチタニウムを使用したモデルもラインナップしました。

 医療分野でも使用されている高精度3Dプリントテクノロジーを用いて、粉末状のチタニウム材に高出力レーザーを照射して焼結させ、材料を積み上げ立体的に成形しています。イタリア医療業界のリーディングカンパニーとコラボレーションすることで最高クラスの精巧な技術を導入。ミリ単位、0.1度単位での精密なサイジングがが可能となりました。

 機械工学に基づいたチタニウムとカーボンの親和性は高く、ジオメトリーの自由度だけでなく、ハイクラスなライドフィールをもたらします。

 カラーはグロスとマットを使い分けたブラックフレーム。ゴールドがアクセントカラーとして使用されています。また、チタン素材の上質な風合いはフルカーボンモデルとは異なり、オリジナリティが高いチタン限定モデル専用デザインになっています。

 コルナゴの最新作「C68」の価格(消費税10%込み)は、それぞれ次の通りです。

・フレームセット Disc Titanium仕様/110万円

・完成車 Disc仕様 DURA ACE Di2(ホイール SHIMANO WHR9270)/190万3000円

・完成車 Disc仕様 ULTEGRA Di2(ホイール FULCRUM RACING WIND 400 DB)/148万5000円

・完成車 Disc Titanium仕様 DURA ACE Di2(ホイール SHIMANO WHR9270)/209万円

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みんなのコメント

4件
  • フル装備の軽自動車の値段してるのがすごい。 カーボン技術もっと進めば半値ぐらいに落ちるとおもしろくなる。
  • 日本には、自転車はママチャリしかなくなり、自動車は軽自動車しか残らないだろう。

    負けて、負けて、負けて、すべて負けるのは、日本人というのは元々は怠惰な国民性だからだと思う。

    事なかれというのは、怠惰の最たるものだから。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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