GRカローラのエクステリア(外装)やデザインを紹介【プロ徹底解説】

GRカローラはカローラスポーツをベースとしていますが、パワフルな1.6LターボエンジンそしてGR-FOURと呼ばれる4WDシステムを搭載しています。その機能性を外観デザインでも主張できるように様々なアイテムが追加されています。ここではGRカローラのエクステリアデザインについて解説します。

「Functional MATRIX」性能のためのデザインを具現化

GRカローラは「Functional MATRIX」性能のためのデザインを具現化し、速さが求めた必然のカタチとなっています。
そのため、GRカローラにはドレスアップのための意匠やパーツは存在しません。
野生味あふれるGRカローラのワイドなスタンスは、GR-FOURの卓越した運動性能を活かすワイドトレッドから生まれました。
基本骨格としたカローラスポーツと比較し、フロントフェンダー・リアフェンダーをともに片側約30mm拡幅。
これにより、高速旋回性能を向上させ、スポーツ走行時でも高度な安定性とコントロール性を実現しています。

ボディのエアロダイナミクスパーツは、サーキットやダート、雪道などあらゆる道で冷却性能、空力性能を徹底的に鍛え上げられています。
その結果、フロントバンパーにインテーク、フロントフェンダーとフードバルジにアウトレットを設けています。

そして、インパクトあるリアの3本出しマフラーは、1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジンを更に高出力化するため生まれました。
しかし、GRカローラならではの力強くスポーティなリアビューを強調しています。

フロントマスクの特徴や機能、デザイン

GRの顔ともいえるラジエーター形状に合わせたスクエアな大開口のアンダーグリル。
その下端コーナー部にはフォグランプとサブダクトをビルトインしています。アップライズしたセンター部を持つ大型アンダースポイラーは、ボディ下面の空気の流れを整えて操縦安定性に貢献。
また、コーナー部に構えたサイドポンツーン形状とロアグリル下部の造形が空力性能を向上させるとともに、ワイド&ローのフォルムを強調。
スポーティな表情を生み出します。

GRカローラの切れ長なデザインで精悍さを強調するヘッドランプを採用。
1灯の光源でロービームとハイビームの切り替えが可能なバイビームLEDを採用しています。
また、ターンランプ、クリアランスランプ、デイライト機能を備えたライン発光が昼夜を問わず優れた被認識性を確保するとともに先進的な印象を放っています。

懐の深さを感じるサイドビュー

GRカローラはカローラスポーツのボディを基本骨格としています。2,640mmというロングホイールベースによる高速安定性を活かしながら、フロント＋60mmの1,590mm、リア＋85mmの1,620mというワイドトレッド化を実現し、高い旋回性能を獲得しました。
これにより、スポーツ走行での限界走行時の優れた安定性とコントロール性を確保しています。
このロングホイールベース×ワイドトレッドによる、限界領域でのスポーツ走行を意のままに安心して楽しめる「懐の深さ」を感じることができます。

また、日常のタウンユースからサーキット走行まで楽しめるように18インチタイヤを装着。
GR-FOURという4WDシステムにより最適配分された駆動力をしっかりと路面に伝えます。
アルミホイールは日本刀をモチーフにしたデザインとなっています。

リアビューの特徴や機能、デザイン

GRカローラの力強くスポーティなリアビューでひときわ目を引くバルブ付3本出しマフラーは、1.6L直列 3気筒ターボエンジンを高出力化させるために開発したもの。
排気抵抗を抑えてエンジン出力を向上させ、野性味あふれる加速を生み出すキーパーツとなっています。

また、リヤフェンダー後端をカットした造形や、リア下端のディフューザー形状なども空力性能の向上に貢献しています。

デザインは速さを求めた必然の形に

ブリスターフェンダーによって全幅をベース車から＋60mmとワイド化したGRカローラのボディ。これはより高い次元の走りを実現させるため、トレッド幅を拡大させるための機能的なデザインです。
GRカローラの外観デザインはすべて機能を追求した仕様となっており、無駄なデコレーションは一切ありません。