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あえての「5マイルバンパー」でレトロでオシャレに! トヨタ「タウンエース」をベンツ「トランスポーター」風にするフェイスリフトキットに大注目です

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あえての「5マイルバンパー」でレトロでオシャレに! トヨタ「タウンエース」をベンツ「トランスポーター」風にするフェイスリフトキットに大注目です

「タウンエース」がひと味違ったレトロテイストなトランスポーターに

トヨタ「ハイエース」では大きすぎるし、軽キャンパーでは小さすぎるというオーナーたちに人気急上昇中なのがトヨタ「タウンエース」です。近年は、キャンピングカーや車中泊仕様ベース車としての需要も高く、街中を含めたさまざまなフィールドに映えるカスタムカーとして注目を集めています。そんなタウンエースの魅力を高めるべく、「プロボックス」のカスタムリメイクでお馴染みのESBが専用フェイスリフトキット「CLS FOX」を誕生させ、そのお洒落なルックスが話題になっています。

たった12万1000円でトヨタ「タウンエース」を気軽にアメリカンに! フルフラット機能に絞った車内はシンプルな車中泊仕様です

レトロな雰囲気を醸し出す5マイルバンパーがポイント

このトヨタ「タウンエース」用に開発したフェイスリフトキット「CLS FOX」の製作に当たっては、今から30年以上前に商用デリバリーバンとして活躍したメルセデス・ベンツの「トランスポーター」をモチーフにデザインしたという。このトランスポーターは分割式のフロントグリルとロアグリルの組み合わせが特徴となる。タウンエースベースの「CLS FOX」では、スリットを強調するフロントグリル一体式のヘッドカバーを装着させ、バンパーを交換し、そこにラジエター冷却用のダクトパネルを設定。

また、フロントバンパーはレトロな雰囲気を醸し出す直線的な形状の樹脂製5マイルバンパーにしているのがポイントだ。この5マイルバンパーとは、読んで字のごとく時速5マイル(約8km/h)以下で単独衝突した際に、バンパーが衝撃を吸収するだけでなく、復元する性能を求められたバンパーのこと。

一説には1960年代から1970年代初頭にかけて、ボディと調和したデザインのバンパーが普及したことによって、壁、ポール、電柱、クルマへの軽い衝突でバンパーを傷つけるクルマが増加。その修理に保険が使われ、保険会社の支払い額が増加したことをきっかけに5マイルバンパーが導入されたと言われている。その後は廃止されて現在ではすっかり見なくなったが、この無骨なスタイルは今となっては珍しく、むしろレトロでお洒落に魅せる要素になっているといえる。

足もとは遊び心を加えてワイルドに

CLS FOXのフェイスリフトキットは、あくまでもフロントフェイスを軸にデザインしたパーツで構成される。それだけでは商業車の雰囲気から抜け出せないため、リアテールランプは専用カバーを製作してボディとの一体感を演出。また、そもそものイメージがトランスポーターなので、リアウインドウにボディ同色のパネルをはめ込み、車高を4cmほどリフトアップさせることで、モチーフにした車両へと可能な限り近づける演出を施している。

また、このCLS FOXにはオフロードテイストなタイヤとホイールを装着させているが、これはリフトアップスタイルに合わせてESBがトレンドカスタムとしてセレクト。トランスポーターであればスチールホイールにラジアルタイヤの組み合わせになるが、あえて同社のTC01ホイール(14×6J+48)と195R14サイズのオフロードタイヤを装着することでワイルドトランスポーター的な遊び心を加えた。

近年、巷で話題の「バンライフ」は単なる移動や運搬の手段としての「バン」ではなく、よりお洒落にカッコよく、快適な居住空間を持つ1台としてカスタムすることにある。そのような観点からCLS FOXもまたバンライフを楽しむ1台として、アクティブに外遊びを楽しむユーザーからビジュアル重視のタウンユースのオーナーまで、ひと味違ったクルマ選びで差をつけたい人たちにピッタリの1台といえるのではないだろうか。

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