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充電中の「当て逃げ」で車両交換に レクサスRZ 長期テスト(5) 選ぶなら「1番イイやつ」

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充電中の「当て逃げ」で車両交換に レクサスRZ 長期テスト(5) 選ぶなら「1番イイやつ」

積算9646km 風洞実験で生まれる似たカタチ

まったく異なるメーカーのモデルだが、レクサスRZは日産アリアと大きさや見た目が似ている。バッテリーEVは、空力特性も従来以上に重視される。多くの人が指摘するように、風洞実験で生まれるスタイリングは近似することを、物語っているようだ。

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積算1万185km 充電ステーションで当て逃げ

この写真のレクサスRZが、これまでの長期テスト車とは違うことにお気付きだろうか。そう、筆者が先日まで乗っていたのは、ソニック・シルバーのボディだった。しかしこれは、ソニック・グレーだ。

なぜクルマが変わったのかというと、充電ステーションでの充電中に、当て逃げされてしまったから。筆者はその場に不在で、連絡先のメモはなし。被害は比較的大きく、フロントバンパーとヘッドライトだけでなく、ボンネットにも歪みが出ていた。

この事実を伝えると、レクサスの広報チームは、ありがたいことに別の車両を貸し出してくれた。喜ばしくない結果ではあるものの、幸いにもこれまでのRZとグレードが異なる。よりお手頃なRZの印象を、確かめられる機会ではある。

ソニック・シルバーのRZはトップグレードのタクミで、英国価格は7万4000ポンド(約1376万円)に設定されていた。対して、ソニック・グレーのRZは中間グレードのプレミアムプラス。英国価格は6万5000ポンド(約1209万円)と、比較的大きな差がある。

印象の違いが小さくないインテリア

プレミアムプラスでは、やや硬めの乗り心地ながら、優秀なパフォーマンス・ダンパーが装備されなくなる。そのかわり、750kgの牽引能力を得られる。

見た目では、ホイールアーチ・モールがボディカラーと同色には塗装されなくなる。しかし、カッコいい20インチのアルミホイールは同じ。この程度なら大きな変化とはいえないかもしれないが、インテリアの差は予想以上だった。

まず、調光できるパノラミック・グラスルーフと、高音質なマークレビンソン社製のサウンドシステムが省かれる。シートの表面は、ウルトラスエードからタハラと呼ばれる合成皮革へ置き換えられる。

いざ乗ってみると、これらが生む印象の違いは小さくない。特に合成皮革は、気温の低い冬場がゆえに、冷たさが際立ってしまう。パワーシートにはヒーターが装備されているから、すぐに快適になるとはいえ。膝まわりも温めてくれる、エアコンがうれしい。

もし自らRZを選ぶなら、少し予算を増やしてタクミ・グレードを選びたいと考えるだろう。ブランドが重視する移動体験も、グレードによって変わるといえる。レクサスのディーラーを訪れたら、「1番イイやつ」を指定するべきなようだ。

積算1万657km 英国最大級の充電ステーション

今回は、グレートブリテン島で最大級の充電ステーションがある、バーミンガムの展示貿易センターを訪れてみた。ここには、180台ぶんの充電器がずらりと並んでいる。その内の40台は超高速で充電可能な、ハイスペックなものが置かれている。

空き枠がなく困ることはないものの、1kWh当たり0.85ポンド(約158円)と、電気料金はお高め。レクサスRZに載っている71kWhの駆動用バッテリーを半分満たすのに、36ポンド(約6700円)も支払った。

最近の電費効率は、寒さもあって4.6km/kWhと振るわない。高速道路を160km走ると、36ポンド(約6700円)必要なことがわかった。ちょっと厳しい。

積算1万1593km あまり役に立たない解氷機能

先日、かなり冷え込んだ時があった。そこで、レクサスRZのフロントガラス・ヒーターと、デアイサー(解氷)機能を試してみた。ところが、あまり役に立たない様子。

オンにして15分ほど待ってみたが、凍ったフロントガラスに目立った変化はなし。役所の窓口の方が、もう少し対応は早いだろう。

テストデータ

気に入っているトコロ

ニーヒーター:冬場はシートヒーターが大活躍する。しかも、ステアリングホイールの下から温風が吹き出る、ニーヒーターも備わっている。これはかなり使える機能だ。

気に入らないトコロ

不可解なアラーム音:ドアをロックすると、稀にアラーム音が10回連続して鳴ることがある。しかし、理由がわからない。インターネットで情報を検索しても、手がかりはなし。少し調査する必要がありそうだ。

価格

モデル名:レクサスRZ 450E タクミ(英国仕様)
新車価格:7万4000ポンド(約1376万円)
テスト車の価格:7万4000ポンド(約1376万円)

テストの記録

電費:4.6km/kWh
航続距離:341km
故障:なし
出費:なし

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みんなのコメント

11件
  • 992
    図らずも充電中にこういう当て逃げに遭う可能性が有る事を示してくれた
    自分で買った車だったなら話はそう簡単では無いだろうな
  • miz********
    後席に荷物忘れていませんか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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