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FIA F2サクヒール予選:角田裕毅、まさかのスピンで最後尾スタートに。アイロットが今季5度目の予選PP

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FIA F2サクヒール予選:角田裕毅、まさかのスピンで最後尾スタートに。アイロットが今季5度目の予選PP

 FIA F2選手権第11戦サクヒールの予選が、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれた。ポールポジションを獲得したのはカラム・アイロット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)で、タイムは1分41秒479。カーリンの角田裕毅は22番手だった。

 2020年のFIA F2も残すところ2ラウンド4レース。現在147ポイントを獲得してランキング3番手につけている角田だが、同4番手のクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)は145ポイント、同5番手、6番手のロバート・シュバルツマン(プレマ)とニキータ・マゼピン(ハイテック)はそれぞれ140ポイントと非常に僅差。角田はF1昇格に必要なスーパーライセンスをゲットするために最低でもランキング5位でシーズンを終えたいため、1レースも落とせない展開が続くこととなる。

■スーパーライセンス獲得に失敗すれば来季は日本? 角田裕毅、F1に向け勝負のF2終盤戦へ

 サーキット周辺が薄暗くなってきた中、気温26℃、路面温度26℃というコンディションで30分間の予選セッションがスタート。各車一斉にコースへとなだれ込んでいった。角田は隊列の最後方からタイム計測に入っていった。

 各車軒並み計測2周目からアタックへと入り、フェリペ・ドルゴビッチ(MPモータースポーツ)がターゲットタイムとなる1分42秒107を記録すると、マーカス・アームストロング(ARTグランプリ)がすぐさまそれを塗り替えた。

 その後、予選で今季最多4度のポールポジションを獲得しているアイロットが1分41秒479でトップに立った。角田もアタックラップに入っていたが、ターン13手前で縁石に乗ってしまいスピン。その後一旦コースには戻ったが、ストレート上でスロー走行となり、最終的にストップしてしまった。

 これによりセッションは赤旗中断に。角田はマシンを降り、一度もアタックができないまま予選を終える形となってしまった。

 残り21分でセッションが再開。ここでは残り時間を考え、最後のアタックに向け静観する者、コースインしてタイム更新を狙う者に分かれた。DAMSのダニエル・ティクトゥムはこのタイミングでアイロット、ドルゴビッチに次ぐ3番手に浮上している。

 セッション時間は残り10分となり、本格的にナイトセッションの様相となっていく中、各車が再びコースに出ていった。まず最初のアタックでは上位陣のオーダーに変更はなかったが、MPモータースポーツに移籍して2戦目のジュリアーノ・アレジが6番手タイムを記録。フリー走行でトップタイムを記録していたマゼピンが7番手に浮上してきた。

 そんな中、アレジのマシンがストップ。マシンに駆け寄ったマーシャルがアレジのマシンに消火器を使うシーンも見られた。これによりセッションは1分14秒を残して再度赤旗が振られ、そのまま終了となった。

 アイロットはこれで今季5度目の予選ポールポジション。ボーナス4点を獲得し、ポイントリーダーであるミック・シューマッハー(プレマ)との点差を18に縮めた。なお、シューマッハーは予選10番手に終わっている。

 角田は結局アタックができず最後尾22番手からのスタートとなってしまった。ただ、僅差でランキングを争うルンガー、シュバルツマン、マゼピンが共に振るわず、それぞれ9番手、14番手、7番手にとどまったのは角田にとって不幸中の幸いかもしれない。

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