オートポリス戦からタービンをG35-1050に変更!
乗りやすさ重視のマシンメイクが安定した走りの原動力に
「負けるな前期型!」初期型ロードスターRFの魅力を引き出す老舗のマシンメイク
10月31日(土)・11月1日(日)に大分県のオートポリスで開催された、D1グランプリシリーズの第4戦と第5戦。第4戦では小橋正典選手がまたもや頂点に立って今期3勝目をマークし、第5戦では植尾勝浩選手が15年ぶりの優勝を果たした。
一方の単走では、藤野秀之選手が2戦とも圧倒的な強さでトップを勝ち取り、単走シリーズランキングで首位を独走。今回は、そんな藤野選手の愛機である180SXに迫っていく。
藤野秀之(フジノ ヒデユキ)選手といえば、一時期はD1ストリートリーガルに参戦していたが、D1グランプリの発足当初からスポット参戦していたことのある大ベテラン。本格的にD1グランプリに復帰した2016年からは、毎年のようにチャンピオン争いに絡んでいるトップドライバーだ。
エンジンはHKSのキットを使って排気量を3.4Lにした2JZ-GTE。同じくHKSのハイカム(IN264度/EX264度)を組み、F-CON Vプロで制御。セッティングはドゥーラックの伊藤さんが手がけている。
タービンはシーズン前にGCGのG42-1200を試したが「思っていたよりも下が無くて…」と、昨年と同じGTX4088Rを開幕戦の奥伊吹から第3戦エビスまで継続使用していた。
そしてオートポリス戦からは「下からのトルク感が凄いし、上はGTX4088と変わらないくらい。フィーリングはこっちの方が好きだし、今シーズンはこれでいくと思う」と、G35-1050にタービンを変更。ブースト1.7キロ時に推定850psを発揮しているという。
ラジエターはハッチ内にマウントし、クォーターとハッチ部分に導風口を設けて冷却。また、燃料タンクはリヤの車軸上に設置されており、トラクションが効果的にかけられるようになっている。
クラッチはORCでミッションはサムソナスの6速シーケンシャル。デフは純正リヤサスメンバーを加工してクイックチェンジを搭載し、内部にOS技研のスーパーロックLSDを組み込んでいる。なお、開幕戦から第3戦までは写真の通りワイズファブのアームキットを装着していた。
第4戦のオートポリスからはワイズファブのデータが揃っておらず、熟成に時間がかかりそうとの判断で、昨年までと同じGT-RナックルとD-MAXのアーム類の組み合わせに戻した。ちなみに、クイックチェンジデフに加えてロールケージを追加したことで、昨シーズンより30kgほど車重は増えているそうだ。
車高調は川畑選手と共同開発したというキックブルーのサスペンションキット(F12kg/mm R5kg/mm)でセットアップ。ナックルは同じくキックブルーのRR(ダブルアール)。ロアアームはテンションロッドが一体型となっているD-MAXで、タイロッドはイケヤフォーミュラだ。
一方のブレーキキャリパーは、藤野選手のショップ“ウィステリア”のオリジナルパーツとなっているフロント6ポット、リヤ4ポットをインストール。
タイヤはトーヨータイヤのプロクセスR888RDで、フロントが265/35-18、リヤは275/35-18。エビス戦までは265幅だったがタービンが変更されトルクが上がったことから幅を広げたそうだ。ホイールはグラムライツの57トランセンドを愛用する。
ダッシュボードはアンダー鈴木オリジナルのドライカーボン製。回転数などはレースパックのIQ3で集中表示しており、ディスプレイ脇には画面設定とアンチラグのスイッチを配置。アンチラグはコースによって使い分けている。
シートはブリッドのジータIII。ハンドルは握りの太い方が好みということで、第3戦まではナルディラリーを使っていたが、第4戦オートポリスからはより握りやすかったというレナウンの330φに変更された。
D1マシンではピロボールで吊り下げて支持することの多いステアリングシャフトは「ガタ付きがどうしても気になってしまう」と、アルミ削り出しでハウジングを特注、内部にベアリングが組み込まれた。
AUTOPOLIS DRIFTの初日に実施された第4戦では、160km/hを超える車速から鋭く大きな角度を付けて振り出し、セクター1では基準点超えとなる30.16点をマーク。その後のセクターでもスムーズな旋回で98.97点を獲得。それまで暫定トップに立っていた川畑選手を抜いて単走優勝を果たした。
翌日に実施された第5戦では、164.01km/hという車速から、前日を上回る走りを決めて100.08点をマークし、2戦連続で単走優勝を達成! 単走シリーズランキングは首位に、ドライバーズランキングでも川畑選手と同ポイントとなる3位に浮上した。
次戦は11月14日(土)・15日(日)に、初開催となるエビス西コースでの第6戦。「Rのきついコーナーだと左手を使ってハンドルを回さないといけないからエビスはつらいと思う」と言っていたが、実際にはどうなのか…。藤野選手の走りに注目したいところだ。
TEXT&PHOTO:Daisuke YAMAMOTO
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