■スバル「レヴォーグ」STIモデルの燃費から中古車価格までを紹介
スバルの「レヴォーグ」がお披露目されたのは2013年11月となり、国内専用モデルとして日本市場へ投入。2018年12月現在までに度重なるモデルチェンジを行なっています。
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ボディサイズは、全長4690mm×全幅1780mm×全高1490から1500mm。パワートレインは、1.6リッターガソリンターボエンジン(最高出力:170ps/最大トルク:25.5kgf・m)と2リッターガソリンターボエンジン(最高出力:300ps/最大トルク:40.8kgf・m)の2種類です。
グレードは、1.6リッター車で4種、2リッター車で2種の全6種となり、標準モデルからスバルのモータスポーツ活動やパーツ開発をおこなうSTIモデルまでをラインナップ。
最近では、新型へのフルモデルチェンジの噂も出ていますが、今回は「1.6STI Sport EyeSight」を試乗体感。東京の都心から神奈川県・三浦半島を往復するというルートで試乗。道中の燃費は、ダッシュボード中央に設置された「マルチファンクションディスプレイ」に表示される情報を参考にします。
標準モデルとの違いでは、高性能なショックアブソーバで有名なビルシュタイン製のSTIチューニングを施した足回りや本革を使用したステアリング、シフトノブ、シートなどスポーティさを感じさせる仕様です。
そのため、ガッチリと硬めの足回りは都市部の継ぎ接ぎアスファルト舗装が多い場所などにて、路面の凸凹を正確に捉え、人によっては後部座席乗車時にクルマ酔いを起こす可能性もあります。
また、スバル特有のアクセルレスポンスということもあり、少しペダルを踏むだけで俊敏な加速感を得られ、信号機が多い街中では、乗り難さを感じるかもしれません。
一方、高速道路ではターボエンジン特有の伸びのあるフィーリングで、1.6リッターでも余裕のある高速クルージングを体感できます。また、スバルの運転支援システム「ツーリングアシスト」は、0km/hから約120km/hの幅広い車速域で、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動でアシスト。車線と先行車の両方を認識することで、渋滞から高速巡航まであらゆる場面で運転疲労を軽減させています。
アクセルとブレーキの加減速やステアリングの介入も滑らかに制御するので、高速道路における長く単調な道でもストレスなく操作可能です。
また、ガッチリ硬めの足回りは高速走行時に力を発揮。道路の繋ぎ目やコーナリング時でも挙動や旋回性を保持し、ムダなくクルマを安定させています。
気になる燃費数値(ディスプレイ表示)は、都市部での8.1km/L、ツーリングアシスト時に11.4km/L、通常の高速クルージングで13.2km/Lという結果です。
スポーティな走りを楽しむ以外にも、スバルの四輪制御技術「シンメトリカルAWD」により、砂や土などの悪路や塗れた路面、冬に用心したい雪道などさまざまな道で安定した走りを実現します。
試乗車「1.6STI Sport EyeSight」の価格(消費税込み)は、356万4000円。「レヴォーグ」全グレードでは、286万2000円から405万円です。
また、中古車市場では約160万円からとなり、過走行車が多くを占めていますが、それでも4年落ちの過走行車としては、相場価格は高いことから人気モデルということがわかります。
スバル「レヴォーグ」は、ステーションワゴン特有の広い荷室空間により、流行りのアウトドアや車中泊、「シンメトリカルAWD」を活かしたスノーレジャーといった幅広いアクティビティに対応するなど、ファミリー層から趣味人にまで多様化するニーズに応えられるクルマです。 【了】
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