現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダ「プレリュード」復活へ! 世界初の「足回りシステム」&日本初の「ブレーキ」や「電動ユニット」採用! 歴代“スペシャルティカー”を支えてきた革新的技術とは?

ここから本文です

ホンダ「プレリュード」復活へ! 世界初の「足回りシステム」&日本初の「ブレーキ」や「電動ユニット」採用! 歴代“スペシャルティカー”を支えてきた革新的技術とは?

掲載 7
ホンダ「プレリュード」復活へ! 世界初の「足回りシステム」&日本初の「ブレーキ」や「電動ユニット」採用! 歴代“スペシャルティカー”を支えてきた革新的技術とは?

■歴代プレリュードの大きな魅力となった革新的技術とは?

 ホンダ「プレリュード」が2025年に復活するというニュースがクルマ業界に衝撃を与えており、クルマ好きを中心に多くの注目を集めています。
 
 これまで1970年代から2000年代にかけて歴代モデルが展開されており、斬新なデザインに、走行性能のみならず快適性や居住性を重視した“スペシャルティカー”として、数々の世界初及び日本初の技術が取り入れられました。
 
 今回は、プレリュードの歴代モデルに搭載されてきた革新的な技術を取り上げ、どのような仕組みでどのような働きをしたのかを詳しく見ていきます。

【画像】超カッコイイ! これが新型「プレリュード」です!(44枚)

●【日本初】電動式サンルーフ(初代)

 初代プレリュード(1978年登場)は、ホンダが誇る“スペシャルティカー”として多くの革新技術を取り入れたモデルでした。

 その中でも注目すべきは、オープン感覚を楽しめる日本初の「電動式サンルーフ」の採用です。

 サンルーフは車内に自然光を取り入れ開放感をもたらす機能であり、従来は手動で開閉するのが一般的でしたが、初代プレリュードではこれを日本初の「電動式」にすることで、スイッチを押すだけで簡単に開閉できるようにしました。(グレード:XR、XT、XE)

 このように運転中に手を使わずにサンルーフの開閉が可能になったことは、当時としては革新的でした。
 
 なお今では日本車でも高級なモデルを中心に、様々な車種で用いられています。

●【日本初】4輪アンチロックブレーキ・システム(2代目)

 2代目プレリュード(1982年登場)は、スポーティでありながらも安全性能を大きく向上させたモデルでした。

 その中で特に注目されるのが、日本初の「4輪アンチロックブレーキ・システム」の搭載です。

 現在ではABSと呼ばれている機能で、バスやトラックなどの大型車には装着が義務付けられており、多くの乗用車にも搭載されています。

 ABSは、雪道や凍結路、ウェット路面など、すべりやすい路面状態での安定したブレーキ性能の確保などを狙い開発された技術で、特に雨天や雪道での走行時にその効果を発揮します。(グレード:XZ、XX)

 各車輪に装着されたセンサーからコンピューターは信号を受けブレーキ圧を制御し、タイヤがロックすることを防ぎます。

 ブレーキペダルを強く踏んだ際にタイヤがロックするのを防ぐこの技術は、より安全なブレーキングを提供し、ドライバーのコントロールを保つのに大きく寄与しました。

●【世界初】ホンダ4輪操舵システム(3代目)

 3代目プレリュード(1987年登場)は、プレリュードシリーズの中でも最も技術革新が進んだモデルです。

 その中で特に目を引くのが、「4WS(四輪操舵)システム」の搭載です。

 このシステムは、車両の操縦性を大きく向上させるもので、世界初の「舵角応動式4WS」を採用しました。(グレード:2.0Si、2.0XX)

 4WSシステムは、ハンドル操舵角すなわちハンドルを操作する量に応じて、後輪を前輪と同方向及び前輪と逆方向に操舵するホンダ独自の舵角応動タイプです。

 低速時には後輪が前輪と逆方向に動き、駐車や狭い道での取り回しを容易にします。

 高速時には、後輪が前輪と同じ方向に動き、車両の安定性と操縦性を向上させます。

 ハンドルと前後輪をメカニカルに直結した、機械式の連結作動メカニズムを採用しているため、ハンドル操作に忠実な運転感覚と素直なクルマの動きを生み出しています。

※ ※ ※

 電動式サンルーフ、4輪アンチロックブレーキ、そして4WSシステムなど、歴代プレリュードに搭載された技術の数々は、単に当時の最先端技術を反映していただけでなく、クルマの進化に大きく貢献し重要な役割を果たしたことでしょう。

 これらの技術は、今なお多くのクルマに用いられ受け継がれています。

 2025年に復活する新型プレリュードがどのような技術を搭載し、どんな新たな革新をもたらすのか、今後の展開が非常に楽しみです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ホンダ新型「フリード」なぜ“普通のシフトレバー”採用された? ハイブリッド車に備わる最新「ボタン式シフト」非搭載となった理由とは?
ホンダ新型「フリード」なぜ“普通のシフトレバー”採用された? ハイブリッド車に備わる最新「ボタン式シフト」非搭載となった理由とは?
くるまのニュース
【海外】スバル「“新型”フォレスター」日本でいつ発表!? 米国では2023年11月に発表済み! まだ見ぬ日本仕様は「“すごい”ハイブリッド」搭載で2025年デビューか
【海外】スバル「“新型”フォレスター」日本でいつ発表!? 米国では2023年11月に発表済み! まだ見ぬ日本仕様は「“すごい”ハイブリッド」搭載で2025年デビューか
くるまのニュース
450馬力&MTの日産「スカイライン400R」実車公開! フェアレディZのMTとR35ウイングを搭載!? CREWCHがオートサロンで展示
450馬力&MTの日産「スカイライン400R」実車公開! フェアレディZのMTとR35ウイングを搭載!? CREWCHがオートサロンで展示
くるまのニュース
「アルファードは嫌…」 日産「高級ミニバン」どんな人が買う? 15年目の「エルグランド」 次世代プレミアムミニバン示唆も…まだ売れている理由とは
「アルファードは嫌…」 日産「高級ミニバン」どんな人が買う? 15年目の「エルグランド」 次世代プレミアムミニバン示唆も…まだ売れている理由とは
くるまのニュース
1360馬力! 日産のスーパースポーツ「GT-R」次期モデル“R36型”を予言するコンセプトモデルが存在してた!? 覚えてる? 「ハイパーフォース」とは?
1360馬力! 日産のスーパースポーツ「GT-R」次期モデル“R36型”を予言するコンセプトモデルが存在してた!? 覚えてる? 「ハイパーフォース」とは?
くるまのニュース
ホンダ「モンキー125」に注目! 小さくても本格派な5速MT「レジャーバイク」! 半世紀以上のロングセラーモデルの魅力とは!?
ホンダ「モンキー125」に注目! 小さくても本格派な5速MT「レジャーバイク」! 半世紀以上のロングセラーモデルの魅力とは!?
くるまのニュース
トヨタの「S-FRレーシングコンセプト」がスゴかった! MT&全長4.1m級の「コンパクトスポーツ」! FRでめちゃ楽しそうな「本格モデル」とは
トヨタの「S-FRレーシングコンセプト」がスゴかった! MT&全長4.1m級の「コンパクトスポーツ」! FRでめちゃ楽しそうな「本格モデル」とは
くるまのニュース
日産の「新セレナ 4WDモデル」がスゴい! 「高性能四駆」&地上高アップした「イーフォース」追加設定! 走破性向上した待望の「ハイスペックモデル」 どんな特徴がある?
日産の「新セレナ 4WDモデル」がスゴい! 「高性能四駆」&地上高アップした「イーフォース」追加設定! 走破性向上した待望の「ハイスペックモデル」 どんな特徴がある?
くるまのニュース
スバルのS210登場へ! スバリスト待望の高性能セダンがスゴい!
スバルのS210登場へ! スバリスト待望の高性能セダンがスゴい!
GQ JAPAN
【欧州】トヨタ最新型「C-HR」がスゴイ! 「赤いTOYOTAエンブレム」採用! 斬新デザイン×エコ性能が人気!? PHEVもある「コンパクトSUV」が爆売れ
【欧州】トヨタ最新型「C-HR」がスゴイ! 「赤いTOYOTAエンブレム」採用! 斬新デザイン×エコ性能が人気!? PHEVもある「コンパクトSUV」が爆売れ
くるまのニュース
6000万円超え! いすゞ新型「“精悍” エルガEV」がスゴかった! 70人乗りで画期的な「段差ゼロ」&340馬力の“静音ユニット”搭載! どんな特徴がある?
6000万円超え! いすゞ新型「“精悍” エルガEV」がスゴかった! 70人乗りで画期的な「段差ゼロ」&340馬力の“静音ユニット”搭載! どんな特徴がある?
くるまのニュース
【ドイツ】燃料1Lで「100km」走れる! VWの「超・低燃費」ミッドシップクーペ「XL1」に反響あり!  800kg未満の「超軽量ボディ」採用した“爆エコ市販車”が凄かった!
【ドイツ】燃料1Lで「100km」走れる! VWの「超・低燃費」ミッドシップクーペ「XL1」に反響あり! 800kg未満の「超軽量ボディ」採用した“爆エコ市販車”が凄かった!
くるまのニュース
【ブラジル】トヨタ“新型スポーティセダン”「カローラ GR-Sport」発表! 大口顔の「ガチガチ」モデル! 10速マニュアルモード付きCVT搭載の「新モデル」登場
【ブラジル】トヨタ“新型スポーティセダン”「カローラ GR-Sport」発表! 大口顔の「ガチガチ」モデル! 10速マニュアルモード付きCVT搭載の「新モデル」登場
くるまのニュース
【海外】“全長5m”のスズキ最大「3列シートSUV」あった! パワフルな「V型6気筒エンジン」搭載した「XL7」今どうなった!? 数奇な運命をたどる「海外専売モデル」とは!
【海外】“全長5m”のスズキ最大「3列シートSUV」あった! パワフルな「V型6気筒エンジン」搭載した「XL7」今どうなった!? 数奇な運命をたどる「海外専売モデル」とは!
くるまのニュース
BMW、日本市場初となる『M5ツーリング』を導入。システムトータルで727PS/1000Nmを発揮
BMW、日本市場初となる『M5ツーリング』を導入。システムトータルで727PS/1000Nmを発揮
AUTOSPORT web
新車はいいけど高い! 「パサートヴァリアント」は100万円台で買えるいっこ前のモデルが買いなんじゃないか説!!!
新車はいいけど高い! 「パサートヴァリアント」は100万円台で買えるいっこ前のモデルが買いなんじゃないか説!!!
ベストカーWeb
最高出力333ps、最大トルク420Nmを発生! VW新型「ゴルフR」「ゴルフR ヴァリアント」を発表【東京オートサロン2025】
最高出力333ps、最大トルク420Nmを発生! VW新型「ゴルフR」「ゴルフR ヴァリアント」を発表【東京オートサロン2025】
LE VOLANT CARSMEET WEB
【アメリカ】1400万円超えのソ二ホン新型セダン「アフィーラ1」初公開! さらにホンダはスーパーカー顔サルーンや中型SUVも登場! 2社はCESで何を披露?
【アメリカ】1400万円超えのソ二ホン新型セダン「アフィーラ1」初公開! さらにホンダはスーパーカー顔サルーンや中型SUVも登場! 2社はCESで何を披露?
くるまのニュース

みんなのコメント

7件
  • motorider
    まだプロト車。市販されるまでは信じられませんね。私の若い頃は2ドアのクーペは人気がありました。今の若い世代は考え方が現実的な方が多いらしく実用的なバンを買われています。バンは中古車市場て安定した需要がありリセールが良い。ホンダがどの年齢層を想定しているが? 数が出ないので若者が買える価格では無さそうですね。
  • hid・・・・
    秋の販売が待ち遠しいです、懇意のDマンに
    予約します。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

168.3249.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

58.0399.0万円

中古車を検索
プレリュードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

168.3249.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

58.0399.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村