幻のスーパースポーツ、レクサスLFAが復活するとの情報を入手! その衝撃的な計画のすべてを公開する!
※本稿は2021年11月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2021年12月10日号
ロッキー&ライズハイブリッドモデル登場! ほか新型車・限定車など最新情報大放出
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■V8、4Lツインターボのハイブリッドで登場!?
2010年12月からの2年間で限定500台を生産。日本で登録されたのは165台とされており、街中で見る機会がほとんどない幻のスーパースポーツカー、それがレクサスLFAだ。
2012年12月に生産を終えてからもう9年になるが、ここにきて「復活させるプランが浮上している」という情報が入ってきた。
もちろん、復刻版ではなくオールニューの新型モデル。果たしてどんなクルマで、実現可能性はどのくらいなのか。本誌スクープ班に入ってきた衝撃の情報を整理して紹介しよう。
便宜上、このクルマを「LFAII」と名付けて原稿を進める。
スクープ班に入った情報では2025年のラインオフを目指しているとのことで、コンセプトは初代LFAと同じ2シーターのスーパースポーツ。ただし、限定生産ではなくカタログモデルとして計画されているというから驚きだ。
エンジンはV8、4Lツインターボで、今後の発売が予定されているLS FやLC F、あるいはレクサスブランドの頂点に位置する新型高級SUV、LFに搭載されると言われてきたエンジンだ。
フロントミドシップのFRで計画されているLFAII。700~720psを目標に開発を続けているV8、4Lツインターボの搭載が確実で、令和のLFAにふさわしいスペシャルなモデルとなる(画像はベストカー編集部による予想CG)
約1年前までそのエンジンの存在は明確だったのだが、CO2削減が喫緊の課題となってきて、開発が中止されたとの噂が流れてきていた。
そのV8ターボが再び情報として上がってきたというわけだ。
開発は継続していたのか、一時中断されていたものが復活したのかは定かでないが、何年も前からレクサスのトップモデル用に開発されてきたエンジンだけに熟成は進んでいる。
最高出力は700~720psを目標にしているというから、世界のどのスーパーカーとも真っ向から勝負できるポテンシャルを持つことになる。レース専用のGT3車両の開発も同時に進めるという情報もある。
初代LFAはフロントミドシップ、リアトランスアクスルのFRレイアウトで、シャシー全体の65%がカーボンで作られていたのが特徴。
それに対し、LFAIIではアルミシャシー+カーボンボディを採用するとの情報で、それは前述したように限定生産ではなくカタログモデルとするからで、少数とはいえ量産が可能な構成にするということなのだ。
■カーボンボディで軽量化。V8ターボは700ps超?
FRレイアウトを踏襲し、リアのトランスアクスル、ドライサンプ方式も継承することになるというから、確かにLFAIIと呼ぶにふさわしいクルマ。
唯一異なるのは時代に合わせて電動化が図られることで、ここに関しての具体的な情報はまだないが、フェラーリ296GTBやマクラーレンアルトゥーラなど欧州の最新スーパーカーを見てもわかるとおり、プラグインハイブリッド(PHEV)になると考えるのが自然だろう。
もう海外では、外部充電ができないハイブリッドは電動車と認められなくなっているからだ。
もちろん、トヨタにとってPHEVはお手のもの。
700psオーバーのモンスターエンジンに組み合わせるPHEVは初めての開発となるが、2025年と言われる生産開始まではまだ時間がある。
過去にないスーパーPHEVを見せてくれることだろう。
2シーターFRでトランスアクスルとドライサンプは初代から継承するという情報。レース専用のGT3車両も同時に開発が進められる(画像はベストカー編集部による予想CG)
■システム出力は900~950ps
11月1日、アストンマーティンヴァルハラのプロトタイプが日本で初公開された。750psのV8、4Lツインターボエンジンを搭載するPHEVで、システム出力は950ps。このクルマこそ、まだ見ぬLFAIIがどんな内容になるかを暗示していると考えられる。
ヴァルハラは2023年に本国で発売を開始し、2024年に日本に導入する予定で、生産台数は最大で999台、日本での価格は1億200万円と発表されている。
ミドシップとFRの違いはあるものの、同じV8、4Lツインターボを搭載するということでLFAIIとヴァルハラはかなり近いクルマになりそうだ。つまり、LFAIIのシステム出力は900~950ps。そのうえでヴァルハラのEVでの走行可能距離15km、EV走行での最高速130km/hというスペックは必ず超えてくるだろう。
11月1日に日本初公開されたアストンマーティンヴァルハラのプロトタイプはV8、4LツインターボのPHEVでLFAIIも同じとなりそう。ヴァルハラのシステム出力は950psと発表されている
価格も1億円オーバーはあり得ないはずだが、初代LFAが3750万円だったことから考えても、4000万~5000万円にはなる可能性がある。
庶民には関係のないクルマと言えばそのとおりだが、クルマ好きとして、日本が世界の頂点に立てるスーパースポーツを完成させるというのはぜひとも実現してほしい話。
現実的に考えて、それを可能にするのはトヨタ以外にはなく、豊田章男社長の狙いや願いもそこにあるのかもしれない。
さて、信頼できる筋から突如入ってきたLFAIIの情報は以上のとおりだ。
まだ確定的とは言えないものの、V8ツインターボエンジンでFRを踏襲すること、アルミシャシーでカーボンボディになることなど具体的な話も数多くあり、実現に向けて練られている計画であることがわかる。
ステアリングやサスペンション、エンジンとモーターなどの制御で、まだ見ぬ新しいテクノロジーが採用されることも間違いない。デビューは2025年となりそうだ。
■レクサスLFAII予想スペック
・全長×全幅×全高:4600×1950×1200mm
・ホイールベース:2700mm
・車両重量:1550kg
・パワーユニット:V8、4Lツインターボ+モーター
・エンジン最高出力/最大トルク:720ps/70.0kgm
・システム出力:950ps
・駆動方式:FR
・予想価格:4000万~5000万円
・予想デビュー時期:2025年
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