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トヨタの本気「GRヤリス」の選び方! 通なグレード選びや必須の装備、納期や中古車情報もチェックした

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トヨタの本気「GRヤリス」の選び方! 通なグレード選びや必須の装備、納期や中古車情報もチェックした

グレードごとの特徴をチェック
トヨタが自社で“本気”で作ったホットハッチ、「GRヤリス」。姿形こそコンパクトカー「ヤリス」のそれを踏襲するが、標準ヤリスが5ドアハッチなのに対し、GRヤリスは専用の3ドアハッチとされ、エンジンもハイパワーな1.6L直3ターボエンジン(272PS/370Nm)を搭載。さらに駆動系にも、前後の駆動力配分を前輪重視、後輪重視、均等配分と3つのモードから選べる「アクティブトルクスプリット4WDシステム」を採用するなど、中身は完全にベースモデルとは別物。さすが「モリゾウ」こと、豊田章男社長肝煎りのプロジェクトだけのことはある。今回はこのGRヤリスを掘り下げてみたい。

まず、グレード設定について。トヨタの公式サイト上では、GRヤリスにはエントリーレベルから「RS」(265万円)、「RZ」(396万円)、「RZ“ハイパフォーマンス”」(456万円)という3つのグレードが紹介されている。このうち、RSは安価ではあるものの、このモデルのみエンジンがノンターボの1.5Lユニット(120PS/145Nm)で駆動方式もFFになるなど、クルマの基本的な成り立ちが大きく異なる。2022年4月にはRSに「RS“ライトパッケージ”」が追加され、こちらは超軽量を実現したBBS製の18インチ鍛造アルミホイールやフォージドカーボンを採用したカーボンルーフを採用、価格は312万4000円とRSの約47万円高となる。

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次は、RZとRZ“ハイパフォーマンス”の違いについて。両者はパワーユニットのスペックこそ同一だが、RZ“ハイパフォーマンス”は、サスペンションのセッティングが一層スポーティに設定され、コーナリング性能の向上に効くトルセンLSDや、高い質感とホールド性能を両立したプレミアムスポーツシート、さらにはインタークーラー冷却スプレーまで装備するなど、60万円の価格差も納得できるもの。また、GRヤリスのような尖ったスポーツモデルではトップグレードに人気が集まる傾向があり、リセール面でも差がつくことが予想される。

そして、日常使いを考えると、プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロール等の運転支援システムがセットになった「トヨタ・セーフティ・センス」(24万9700円/RZ系の場合)もオプションで選択すべきだろう。

競技向けグレード「RC」という選択肢も
そして実はGRヤリスにはもうひとつ隠れたグレードが存在する。それが、GAZOO Racingのホームページに掲載されている競技向けの「RC」(330万円)だ。パワートレーンや駆動方式はRZ系と同一ながら、エアコンレス(13.2万円税込のオプションで装着可)、オーディオレス、運転支援システムは未設定となるなど、かなりスパルタンな仕様となっている。ただ、エアコンを付ければデイリーユースにも対応できるし、何よりRZ比で60万円以上安い価格は魅力的。それゆえ、少しずつ自分好みのクルマに仕上げたいというユーザーはRCも検討してみる価値があるだろう。

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ここで、ライバル車との比較もしたいところだが、4WDのBセグメントホットハッチは国産車には他に存在せず、日本に正規導入される輸入車を見渡しても、現状GRヤリスに直接のライバルと言えるようなモデルは存在しない。クラス上のCセグメントにまで目を向ければ、「メルセデスAMG A45」や「アウディ RS3」が存在するものの、これらはパワーも価格も別格なので、購入時に比較する人は少ないだろう。

>>メルセデスAMG Aクラスのカタログ情報をチェックする
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メーカー直系のアフターパーツも充実
さてGRヤリスはアフターパーツも充実している。さすが、レース由来のモデルだけあって、メーカー純正アクセサリーのラインアップも充実しており、例えば、「GR PERFORMANCE PARTS」からは、前後スポイラーやサイドスカート、スポーツマフラーがセットになったGRエアロパーツセット(35.2万円)がリリースされており、機能性とドレスアップ効果向上の両面から装着を検討したくなる。また、本気でサーキットを攻めたいという向きには、GRロールバー(24万6400円~)、GRアンダーブレース(11万8910円)なども用意されており、愛車をどのような方向に仕上げるかにより様々な選択肢が用意されていて楽しい。

なお、GRヤリスの納期は現状「要問い合わせ」となっており、一部ディーラーのホームページでは2023年8月以降とされている。つまり、納車まで1年以上かかることを覚悟しなくてはならない模様。一方で、中古車はRZ“ハイパフォーマンス”に絞ると約40台登録されているものの、「修復歴なし」は軒並み新車価格超えという状況だ。

>>GRヤリスの中古車相場をグラフで見てみる

購入を検討している人は、新車を注文し納車までワクワクしながら気長に待つのが正解となりそうだ。

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