新車試乗レポート [2022.04.06 UP]
現行スバル車インプレ大全【2】レヴォーグ
OEM車を除き、全車が水平対向4気筒を搭載するスバルラインナップ。
それぞれどこが同じで何が違うのか。
その乗り味をぜんぶまとめて紹介しよう。
本企画では写真のジャスティのようなOEM車は含まず、スバルが開発したモデルを取り扱う。
●文:川島茂夫
スバル車共通解説
全天候ツアラーを基本に
車種ごとに異なる味付け
スバル車に乗るといつも頭に浮かぶのはアルシオーネSVX(1991)が唱えた「全天候500マイルツアラー」。一方、ハードコア志向のスポーツ4WDの系統もあり、そこに共通点もあれば対照的な部分もある。現在のラインナップで見るとオンロード系は軽快感を旨としたファントゥドライブ、SUV系はラフ&オフロードまでカバーするツーリング系として大別できる。もっとも、STIスポーツ系は軽快感より限界性能を重視した特性であり、スーパーツアラーとも呼べるタイプである。
一見、ダブルスタンダードのように捉えられそうだが、ハンドリングや乗り味の傾向は主要な顧客の嗜好による部分が多い。軽快感重視はレガシィ以降のスバルスポーツの特徴であり、やや誇張気味の回頭反応が操る手応えの妙味となる。一方、SUV系は穏やかな印象。鼻先の重さを意識させない特性だが、回頭反応の立ち上げは控え目。STIスポーツ系は精度感の高い回頭反応と収束性を旨とした特性で、加減速を用いたラインコントロール性に優れる。
いずれもクルマのキャラに似合いの特性と言え、スバル車の中からそのモデルを選んだ理由が反映された味の違いとなっている。
レヴォーグ【ワゴン】
【DATA】データ
●価格:310万2000~477万4000円
●発表年月(最新改良):'20年10月('21年11月)
●パワートレーン:【1.8ℓターボ・4WD】【2.4ℓターボ・4WD】
【PROFILE】プロフィール
'16年のインプレッサに始まったSGPによるクルマ造りをさらに推し進め、現代的なシャシー性能、エンジン性能、装備内容を得た。軽量コンパクトで熱効率が向上した新開発1.8ℓ直噴ターボ(CB18)を搭載してデビュー、のちに2.4ℓターボを追加した。
コの字型のシグネチャーランプが目を引く新世代のスバルデザインをまとう。同時に、レヴォーグらしいフォルムは継承し、ファンを落胆させることなく新鮮さを獲得している。
アイサイトXを初搭載。新開発1.8ℓターボ(写真)は177PS、2.4ℓターボは275PS。
【IMPRESSION】インプレッション
レガシィ ツーリングワゴンのスポーツ性を引き継いだ実質的な後継モデルとして企画。比較的コンパクトな車体サイズとターボ+4WDの走りが訴求点。2代目となる現行車はエンジンを新世代型に一新。同車でデビューした1.8ℓターボは大人しく走らせればNA2ℓ並みの燃費、踏み込めばターボの快速を楽しめる。燃費がウイークポイントのスバル車だが、動力性能基準なら納得できる省燃費性能がスバルスポーツの新世代を実感。標準系のハンドリングは鼻先の据わりが少々甘いが軽く大きめの回頭感覚で軽快なタイプ。電子制御サスのSTIスポーツ系は鼻先の抑えがよく弱アンダーでラインを捉える本格派の特性。スポーツ性の好みで選び分けられる設定だ。
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