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ヤマハ新型「TMAX/Tech MAX」がデザイン一新で登場! 電子制御も大幅進化

掲載 更新 3
ヤマハ新型「TMAX/Tech MAX」がデザイン一新で登場! 電子制御も大幅進化

コンパクトボディの第8世代

ヤマハ新旧TMAX560vs530 スポーツ走行対決〈前編:メカニズム比較〉

ヤマハは欧州で、スポーツスクーター「TMAX」および「TMAX Tech MAX(テックマックス)」をモデルチェンジし、2022年モデルとして発表した。初代が登場した2001年から20年、オートマチックのスポーツバイクという世界を切り開いてきたTMAXは第8世代となって新たな体験をもたらす。日本での発売は2022年夏以降だ。

初代をリスペクト! スピンフォージドホイールも採用

ヤマハは欧州で「TMAX」および「TMAX Tech MAX(テックマックス)」をモデルチェンジ。基本骨格と360度クランク562ccの並列2気筒エンジンは従来型を継承しながらデザインは大幅に進化した。また、MT-09で話題になったスピンフォージドホイールを装着し、これにともないサスペンションセッティングも変更している。

ボディまわりはかなり大掛かりな変更を受けている。2001年に初代TMAXが登場した頃は、まだ大型スクーターとスポーツバイクはかけ離れた存在だったが、これを一変させたのがTMAXだった。それから20年が経過した2021年末に、初代をリスペクトしたダイナミックな“エクストリームイエロー”を採用した新型TMAXが登場したわけだ。

全てが新設計された外装は、コンパクトさとアグレッシブなスタイリングを追求。ウイングレットにも見えるエアインテークとデュアルLEDヘッドライトは新たな表情をもたらした。テールセクションの“T”の字に見えるテールランプも健在&さらに進化している。

ライディングポジションはよりスポーティになり、鍛造アルミ製ハンドルバーはスポーツスクータークラスで最高品質を誇る。長くなったメインシートのライダー側には調整可能なバックレストを採用し、前後に30mm動かすことができる。左右は絞り込まれて足着き性を向上しているが、フットレストは5mm下がり、ヒップポイントは15mm上がった。ウインドスクリーンは新設計の調整機構付きで、風切り音を低減することで、TMAXとリンクしたBluetoothヘッドセットの音を聞きやすくしている。

そしてTMAX伝統のスポーティで正確なハンドリングは、軽量な10本スポークのスピンフォージドホイールによってさらに応答性を向上。慣性モーメントはフロント約10%、リヤ約6%減少し、より軽快なフィーリングをもたらす。これに合わせてφ41mm倒立フロントフォークとシングルショックのリヤサスペンションはセッティングを変更し、より締まったフィーリングを実現した。装備重量はクラス最軽量の218kgだ。

電子制御スロットルには新しいアクセルポジションセンサーグリップを組み合わせ、意のままのコントロールを可能に。エンジンは従来同様にユーロ5適合で、360度に往復ピストンバランサーを備えた機構も継承。クリーンで深みのあるサウンドを追求している。

エレクトロニクスまわりは大きく進化した。新しい7インチTFTフルカラースクリーンはBluetoothでスマートフォンへの接続が可能で、(少なくとも欧州では)ガーミンのフルマップナビゲーションも有料で使用可能。このナビゲーションにはライダーアラート機能が備わっており、急カーブなどルートに沿って発生する危険に関する情報を提供するほか、制限速度や近くの学校の存在なども通知するという。また、燃料補給が必要になる前に距離を推定し、停止する場所も提案してくれる。

スマートキーによるキーレス操作は、そのプロセス全体を簡素化する新設計のスイッチによって利便性を向上。新しいセンタースイッチは多くの機能を統合しているので、ライダーはメインスイッチのON/OFF切り替えやステアリングロック、シートオープンなどを少ない手順で操作することができる。

また、メインスイッチをOFFにしてから2分以内にヒンジを挙げれば自動的に開くスマートエアロスタイルの燃料キャップをヤマハで初めて装備。ユーザーがスマートキーを所持していれば、ステアリングロックまたはメインスタンドロックがアクティブになっている限り、いつでもアクセス可能だという。メインスイッチをONにしたとき、燃料キャップが適切に閉じられていない場合に鳴るアラームも採用した。

―― YAMAHA TMAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX[2022 model]

最高の仕様を提供するテックマックス!

TMAX Tech MAXは、TMAXをベースにシートヒーター(温度制御が改善された)&グリップヒーター、クルーズコントロールを標準装備した上級仕様。リヤサスペンションは調整可能とし、バックライト付きスイッチやプレミアム素材のインテリアで彩られている。

TMAX、TMAX Tech MAXともに価格は未発表だが、欧州では2022年からデリバリーが開始される。ちなみに英国では標準モデルを販売しないそうだ。

「TMAX」、「TMAX Tech MAX」ともEICMAに出展される。そして日本では2022年夏以降に発売予定と正式にアナウンスされた。

YAMAHA TMAX / Tech MAX[2022 model]

主要諸元■全長2195 全幅780 全高1415-1470[1415-1525] 軸距1575 シート高800(各mm) 車重218[220]kg■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 562cc 47.6ps/7500rpm 5.68kg-m/5250rpm 無段変速 燃料タンク容量15L■タイヤサイズF=120/70R15 160/60R15 ※[ ]内はTech MAX ●価格:未発表 ●発売時期:2022年3月(欧州)

―― YAMAHA TMAX[2022 model]Extreme Yellow


―― YAMAHA TMAX[2022 model]Extreme Yellow

―― YAMAHA TMAX[2022 model]Extreme Yellow

―― YAMAHA TMAX[2022 model]Icon Blue

―― YAMAHA TMAX[2022 model]Icon Blue

―― YAMAHA TMAX[2022 model]Icon Blue

―― YAMAHA TMAX[2022 model]Sword Grey

―― YAMAHA TMAX[2022 model]Sword Grey

―― YAMAHA TMAX[2022 model]Sword Grey

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]Dark Petrol

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]Dark Petrol

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]Dark Petrol

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]Power Grey

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]Power Grey

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]Power Grey

YAMAHA TMAX / Tech MAX[2022 model]ディテール

―― YAMAHA TMAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]

―― YAMAHA TMAX Tech MAX[2022 model]

【動画】YAMAHA TMAX / Tech MAX[2022 model]

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みんなのコメント

3件
  • 初代モデルに比べてデザインバランス悪いな、単純にカッコ悪いよ。
    ヤマハどーした⁉
  • イエロー復活した!
    ありがとう〜YAMAHA
    やはりTMAXはイエローです。
    ただ、フロントはスズメバチに見えます😅
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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