【2023年、アレイシ・エスパルガロがオージーケーカブトと3年契約!】Kabuto『F-17』を着用しアプリリア・レーシングからMotoGPへ参戦!
国内ヘルメットメーカーの生産が追い付いていない状態が続いています。特に人気の製品は品薄になっており、KabutoのフラッグシップF-17も例外ではありません。
ユーザーの需要に対して供給が追い付いていない状態が続いているようです。
普段はお貸出しをお願いすると色が選べたりするのですが、生産が追い付いていない事情もあってかホワイトのみでした。
KabutoのヘルメットはSHUMA、AEROBLADE6、RYUKIと使ってみましたが、フラッグシップモデルの性能はいかに?
今回はディテールを紹介しつつ、YZF-R3に試乗して性能をチェックしてみました。
F-17の付属品
箱は黒を基調にしたシックなデザインです。RYUKIやエアロブレード6とは違ったデザインが採用されており、フラッグシップモデルならではといえるでしょう。
ヘルメット用の袋もエアロブレード6やRYUKIとは異なるデザインです。SHOEIもX-15やOPTICSONなどのフラッグシップモデルは別デザインでしたが、レーシングヘルメットはエアロパーツが大きいので寸法が違うのかもしれません。
他のモデルではオプション扱いのピンロックシートが付属されます。筆者愛用のヘルメットでも使っていますが、真冬の雨天時でも曇りにくい効果があります。
説明書は内装やシールドの取り外し方、メンテナンスの方法などが図入りで書かれているので初心者ライダーでも困らないはず。内装パーツの互換性なども表記されていて親切です。
KabutoやF17のステッカーも付属されています。工具箱に張ったりするのに良さそう。
チンカーテンは帽体に装着されておらず付属されていました。静粛性をアップし、巻き上げ風の侵入を軽減するので必ず装着しておきたいところです
更にシールドと帽体の間にあるゴムのメンテナンス用にオイルとウエスが付属されています。使い方などは説明書に書かれています。
F-17はレース用ヘルメットではありますが、日常的な使い勝手にも配慮されていて、口元にインカムのマイクを設置しやすくするジョイントベースが付属されています。
差しこみで装着することが可能で、マイクを帽体に両面テープで固定する必要がなくなります。
なお口元のスペースには「フォーハイドレーションシステム」という表記を確認することができました。今後オプションなどで登場するのかもしれません。
価格に関しては単色が5万7200円、グラフィックモデルが6万3800円です。
単色はブラック、艶消しブラック、ホワイトの3色、グラフィックモデルは3種類用意されています。個人的な推しはグランツかトリックというグラフィックモデルなのですが、発売時期は未定となっていました。
規格に関してはSG、PSCの他にJISやレース用のMFJが取得されています。FIM公認レースに出場予定のライダーはF-17 RACINGというモデルも購入できるそうです。
F-17のデザイン
レース用ヘルメットなのでエアロパーツが目立ちます。後頭部の左右にはKabutoが特許を取得していて、他のモデルでも採用されるウェイクスタビライザー。
他のモデルだと帽体と一体になっていることが多いですが、こちらは透明スモークの素材に切り替えられていて形も大型です。揚力や空気抵抗を軽減する機構です。
後頭部上部にはクレストスポイラーを装備。比較的コンパクトに見えますが、風洞実験などで最も顕著に効果が確認できたサイズとの事です。
スポイラーから下にかけてはエッジが効いたデザインとなっていますが、下部分に掛けて鋭角に絞り込まれていて、こちらもスポイラーに見えます。
頬の部分も絞り込まれており、横から見るとスポイラーの影響もあり帽体が大きく見えますが、前から見るとコンパクトに見えます。
帽体はXS・S・M用とL用、XL、XXL用の3サイズ用意されています。帽体を増やせば金型がかかるので原価があがりますが、フラッグシップモデルらしく細かく用意されています。
Kabutoのロゴは額と後頭部下側、それとシールドの内側ライナー部分にも見つけることができました。こちらは金属のような立体エンブレムとなっていて高級感があります。
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みんなのコメント
自転車用では有名。
カッコいいデザイン、割れにくい素材、使いやすい形状、かなり良心的なメーカー。
けど、優位性のあった価格面が上記2社と差が小さくなって残念。
いま注目はコミネ。ジェットヘルメット含めて次はというか次も2万円前後のもので機能とデザインが悪くなければ。