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世界のミニバンはもうSFの世界! CGばりの超先進的スタイルをもつ5台を紹介する!!

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世界のミニバンはもうSFの世界! CGばりの超先進的スタイルをもつ5台を紹介する!!

 この記事をまとめると

■世界のEVミニバンは未来からタイムリープしてきたようなスタイリングが実現している

中国製BEVへの警戒感を強めるEUとアメリカ! 中国メーカーが日本を本格的に狙う可能性はあるのか?

■なかには人気モデルをミックスさせたようなディテールも見かけられる

■エスティマっぽいデザインもありいかにエスティマが優れていたかがわかる

 どこかで見たことあるテクスチャーをミックスしつつ未来感を演出

 最近のSF映画で、いやネトフリあたりで観る映画では、CG映像を使っていないものはないんじゃないかってくらいです。たとえば、バック・トゥ・ザ・フューチャーならばCG映像はもちろん使われていたものの、デロリアンの実車を使ったと思われるシーンだって少なくはなかったかと。なにがいいたいかというと、未来のクルマ、空想上のクルマを作るのはCGのおかげでとても進歩したということ。

 これ、映画の話でなく実際のミニバンでも似たような「未来」が実現しているのです。とりわけ、中国のSFっぷりといったらスピルバーグもビックリ(笑)。そんな未来やSFをイメージさせてくれるモデルをピックアップしてみましょう。

 XPENG X9

 CEOの名前(He Xiaopeng)をブランド名にアレンジしたXPENGは、EVミニバンの本場、レッドーオーシャンともいえる市場でグイグイと頭角を現しています。その先進的なテクノロジーや、流行を上手にアレンジしたデザインなどから若年層の支持が厚く、ニューモデルのX9は、まさに若いニューファミリーをターゲットに据えています。

 シルエットこそミニバンのセオリーを踏襲しながら、前後左右のキャラクターラインや、そこかしこにエッジーなディテールを含み、オモチャのように見えないクルマとしての存在感を確立したのは流石といえるでしょう。重箱の隅をつつけば、アルファードやサイバートラック、あるいはDSやレクサスのテクスチャーも見え隠れするのですが、こうしたミックスこそXPENGブランドのDNAかもしれません。

 なお、独自OSを基盤とした自動運転技術や、SEPA2.0に基づくプラットフォーム開発など、テクノロジーはかなり先を走っている様子。

 また、35万9800元から41万9800元(約736万~860万円)という価格も中国ではなかなかの強気な設定とされています。

 BYD DENZA D9

 ジャパンモビリティショーで登場したBYDの高級EVミニバン、デンツァD9は、当時「EV業界の黒船」とまでいわれ、その性能や装備の充実さに日本メーカーもうっすらと脅威を感じたとのこと。アルファードのソックリさん扱いもいいんですが、こうした大型ミニバンの骨格をなすプロポーションや、ゴージャスさの演出などを考えたら、似通ってしまうというのも致し方ないかもしれません。

 それでも、全長5250mm×全幅1960mm×全高1920mm、ホイールベース3110mmという堂々の車格に、PHEVモデルは1.5リッター直列4気筒ターボエンジンと出力170kWのモーター(4WDグレードは後ろに45kWモーターを追加)を組み合わせ、航続距離はNEDC方式で945km(2WD上位グレードは1040km)を実現。スタイルとパフォーマンスで見れば、やっぱり一歩先をゆく未来といっても過言ではないでしょう。

 中国では38万9800元から45万9800元(約800万円から約940万円)と高価格帯まっしぐらだそうですが、キャンセル待ちが出るほどの激売れっぷり! アルファード/ヴェルファイヤも同じように売れてるそうですが、どちらがいいのか、正直なところ迷いますね。

 中国メーカーでもEVでなくてもミニバンのSF化が止まらない

 LEVC L380

 LEVC(London Electric Vehicle Company)は有名なロンドンEVタクシーを作っている会社ですが、じつは2013年にはボルボカーズの親会社の中国ジーリー・ホールディンググループ(浙江吉利控股集団)に併合されています。2018年には、レンジエクステンダーEVタクシー、「TX」をジーリーと共同開発したことは大きなニュースにもなりましたね。

 そんな彼らの最新モデルが「L380」と名付けられたEVミニバン。ご覧のとおり、我々日本人からすると強烈なデジャブ(既視感)、ずばり「トヨタ・エスティマの二番煎じかよ」と突っ込みたくなるようなそっくりさん(笑)。エスティマがモデルチェンジして、EVになったらこんな感じかな~と思えば、さほど腹も立ちません。実際、LEVCのプラットフォームはTX同様に独創的で、「EV新世代」を見据えた画期的なものとされています。

 なお、LEVCによる開発ながら、L380は最初に中国市場へと導入される模様で、ロンドンでタクシーとして活躍する(かもしれない)のは少し先になりそう。とはいえ、ロンドンで「未来チックなエスティマ」っぽいクルマが走っているシーン、早く見てみたいものです。

 ボルボEM90

 ジーリーグループの未来を担うのはLEVCだけではありません。むしろ、未来のEVミニバンはこちらボルボが先駆者だったかと。EM90が発表されたときは「ついに未来が来た」くらいのインパクトを覚えたものです。

 3列シートを備えながら、あえて6人乗りに仕立ててお得意の北欧風おもてなしインテリアをこれでもかと装備するあたり、ジーリーの目ざとい戦略が垣間見えるポイント。また、ミニバンではわりとお約束装備のパノラミックサンルーフといえども、EM90はカーテンとアンビエントライトによってオーロラだって再現。これを未来といわずして、という雰囲気ビンビンですね。

 むろん、中国のCLTCテストサイクルによる航続距離は最大738kmに達し、0-100km/h加速は8.3秒、バッテリー残量10%を80%まで充電するのに30分(急速充電時)と、EVのツボだって押さえまくり。ボルボ初のEVミニバンといえども、ジーリーグループのアドバンテージでそつなく仕上がっているに違いありません。

 ヒョンデ・スターリア

 最後は中国でなく、こちらも未来感がハンパないヒョンデのスターリア。EVではありませんが、2021年にスタイリングが発表された時点で、やっぱり「エスティマのソックリさん」呼ばわりされていましたが、これはエスティマの先進性、先取のスタイルをほめるべきで、ヒョンデのデザインワークはさほど悪くないどころか、かなりスタイリッシュ!

 ステルスヘッドライトや、シックスライトのサイドビューもきれいに整っています。未来というより、さらにその先の宇宙船をイメージさせるようなフロントラインなど、日本国内でも「ほしいなぁ」の声がたくさん上がっているようです。といっても、アルファードより大きい全長5255mm×全幅1995mm×全高1990-2000mm(韓国仕様)というサイズはシーンを選びそう。

 ただし、スターリアは韓国国内だけでなくアセアン諸国や欧州でのニーズを狙っており、当初の3列7人乗りから、10人乗り(マレーシア)仕様が発売されるなど、しっかりと独自路線を進んでいる模様。

 なお、どうしてもほしいという方に向けてマレーシアの10人乗り仕様の価格をご紹介すると17万9888リンギットから20万9888リンギット(約560万~650万円)となり、3グレードが用意されているとのこと。未来チックな10人乗りのわりに、手が届きそうなお値段ではないでしょうか。

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みんなのコメント

3件
  • luv********
    最近このテの新しい車のカタチって日本メーカーばかりが開拓してるな
    FFモノコックベースのSUVはトヨタRAV4、その上級クラスはハリアー、SUVよりさらに一般道向けクロスオーバーは日産キャシュカイ(ローグ)、その更にコンパクト版はジューク。
    FFモノコックミニバンは日産プレーリーやマツダMPV、その上級版はトヨタアルファード

    アメリカにあったものは鈍重なラダーフレームで燃費が悪く高速走行が苦手
    欧州は日本の後追いばかり
  • kim changmin
    ヒョンデと、BYD、近未来感半端ないッスねえ。。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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