■カスタム・バイクが存在する意義とは何か?
メーカーの工場から出荷されたノーマルのバイクに対して、一人、一人のオーナーやバイクショップが手を加えた“カスタム・バイク”というものが、この世には存在します。ここでは、その“カスタムとは何か?”という基本を、ごく簡単に説明したいと思います。
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そもそも“カスタム・バイク”とは何の為に生まれたのでしょうか? またノーマルのバイクにカスタム(改造)の手を施す意味は何でしょうか? その答えは千差万別、様々な理由があります。何故なら“カスタム”とは、それぞれのライダーたち、それぞれの“個”に向けて造られるべきものだからです。
カスタム・バイクの語源は、 “Custom(顧客)”に合わせてオートバイを個々に製作することです。
ちなみに英語の“Custom”という言葉の意味を調べると “(確立されている社会の)慣習、風習、慣例、(個人の)習慣、習慣的行為、(商店などの)愛顧、引き立て、お得意、顧客、関税”などの意味が記されています。
それを更に、英語的に分かりやすく説明すると“Customize”という言葉の方がストレートなものかもしれません。この“カスタマイズ”という言葉は“自分仕様に特別注文する”という意味を持ちます。
■カスタムの歴史、その根源はレーサーにあり
何故、カスタムという行為が誕生したのでしょうか? 歴史の記録として残っているもので言えば1920年代にアメリカのカリフォルニアで“ロングビーチ・カットダウン”と呼ばれたバイク(ストリート・レーサー)があったと伝えられています。
当時のハーレーダビッドソンをベースに、雨天時などリアタイヤからの泥を除ける役割を果たすフェンダーをカット(切断)、ガソリンタンクを小型でコンパクトなものに交換することで軽量化を果たし、操作性を向上させる為、ハンドルの形状を扱いやすいものに変え……といったマシンがカスタム黎明期に製作されたと云われています。
ちなみにこれらのマシンは、リアフェンダーをカットした姿が“競走馬の切り尾”を連想させることから“Bobber(ボバー)”とも呼ばれています。いわゆる女性の“ボブカット”と同じ意味の言葉が語源です。
現在では“外装を変え、スタイルを自分の好みにする”や“車体の色を変えて世界に一台のマシンを造る”など様々な理由でカスタム・バイクが製作されているのですが、そもそもは一人、一人の乗り手に合わせた“操作性の向上”や、重量がかさむノーマル・バイクを軽量化し、性能をUPすることが、カスタム製作のはじまりだったと考えられます。
■カスタムの基本についてハーレー・カスタムの第一人者に訊く
実際、“カスタムの基本について”ハーレーダビッドソンのカスタム業界に於ける第一人者であるサンダンス・エンタープライズの柴崎武彦氏に尋ねてみたところ、やはり“顧客一人、一人に合わせて乗りやすさを追求すること”が根本であるという言葉を伺うことが出来ました。
ちなみにサンダンスというショップは、1984年に東京・港区で創業し、日本のハーレー・カスタム・シーンを牽引してきたショップといっても過言ではないのですが、アメリカで開催されるレース“バトルオブツイン”に1992年からエントリーし、94年に全米チャンピオンシリーズのスーパーツインクラスで優勝しています。
1997年には国際的な耐久レース “鈴鹿8時間耐久”にH-Dで初エントリーし、見事完走したショップとしてハーレー・ファンの間で知られています。また、所ジョージ氏をはじめ、多くの芸能人やマニアが信頼を寄せるショップとしてもH-D業界では知られた存在です。
その代表である柴崎氏曰く「カスタムといえばスタイルを変えること、と一般的には思われがちなのですが、当社ではあくまでも一人、一人のお客様に合わせて“乗りやすさ”を追求することが基本中の基本」とのこと。
「カスタムをする第一歩が“ハンドル”や“シート”などを交換することでしょう。工場から出荷された状態のオートバイは、あくまでも“万人向け”のものですが、言うまでもなく、お客様一人、一人は身長も、手の長さも、足の長さも異なります。それを個々の人に向けて“仕様変更”することがカスタムの第一歩であるべきだと私自身は考えます。
もちろん、スタイルを格好良くするという部分やオリジナリティの追求という部分を否定する気はありません。しかし、やはりカスタムとは“乗りやすさ”や“安全性”、すなわち“楽しさの追求”が根本であると私自身は考えています」と柴崎氏が語るように、何も“改造=違法・改悪”というものがカスタムのすべてではありません。
「ハンドルがちょっと遠いなぁ」や「足つき性が悪いからシートを変えたい」「重量が重い車体を軽くしたい」というのもカスタムの第一歩として大切な理由です。またハーレーのカスタムに関して言えば広大なアメリカ大陸を走ることを想定し、設計されたノーマルと日本の交通事情では大きく異なります。それを“日本向け”に改善し、“より乗りやすく”することもバイクとしての愉しみを大きく広げます。
カスタム・バイクといえばマニアのものというイメージを抱く方も多いと思いますが、まずは「乗りやすい自分仕様にする」ということも最初の一歩の考えとしては重要でしょう。
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