2024年12月12日(現地時間)、メルセデスAMGは開発中の完全電動高性能SUVのプロトタイプ寒冷地テストを開始したと発表した。このモデルは完全電動AMG.EAアーキテクチャーで製造される2台目の車両で、冬季テストはスウェーデン北部で行われる。
北極圏近くの厳寒地を最初のテストコースに設定
11月7日、メルセデスAMGは57年の歴史の中で初めて、完全に自社で SUVを開発していることを明らかにした。25年ほど前にML 55 AMG を発売してハイパフォーマンスSUVの先駆者となって以来、高性能SUVはメルセデスAMGの重要なポートフォリオとなっており、完全自社開発の SUVはメルセデスAMGは悲願ともなっている。
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この画期的なオフロード車「Born in Affalterbach SUV」は、メルセデスAMG社独自の「AMG. EA 電動高性能プラットフォーム」を採用。このプラットフォームを使った最初のモデル「4ドアクーペ」とともに、開発が急ピッチで進められている。
今回スタートした寒冷地テストは、開発計画が発表された際にすでに「この冬に最初のテストを行う予定」とアナウンスされていたもので、開発プロセスにおける重要なマイルストーンとして北極圏近くにある専用のプルービンググラウンドと公道の両方でのテストが予定されている。
ここでは、氷点下を大きく下回る気温で、革新的な全電動アーキテクチャーにおける軸流モーターや新しい高性能バッテリーがどのように機能するか確認されるとともに、すべてのコンポーネントの作動具合が仔細にテストされ、状況に応じて徹底的に強化・改良されていく。
メルセデスAMG社のミハエル・シーベ取締役会会長は「SUVは長年にわたり、当社の最も人気のあるモデルのひとつです。『Born in Affalterbach SUV』で、私たちはAMG.EAプラットフォームをベースにした真に魅力的な高性能オフロード車をお客様に提供することで、このトレンドに応えていきます。私たちの新しい高性能アーキテクチャは『AMGファースト、EVセカンド』という明確な哲学に従っています。つまり、これらの車両は電気自動車として優れているだけでなく、AMGのコア品質である感情とパフォーマンスを体現しています」とコメントしている。
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